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【013】ペンダント
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(やばい、た、体力が……保たない……!)
セレドは内心焦っていた。全力疾走したせいで、体力が随分と減っている。息が荒く、呼吸音が耳鳴りのように響く。
それに比べ、相手の、ビダソアの何と若々しいことよ。魔法で跳躍した直後だというのに、その剣技には力が満ち満ちている。
刀身に込められた闘気同士のぶつかり合いは、わずかにビダソアに軍配が上がった。飛石の様に跳んだ闘気の欠片が、セレドの頬を斬り裂く。
鍔迫り合いから、お互いに相手を弾き飛ばす。二人の間合いが少し開く。ビダソアは瞬時に長刀を構え直すが、セレドは片膝をついた。……押されている!
「くそッ!」
「ははっ! 力が足りねえぞ、おっさんッ」
ビダソアが再び前に出るが、それに待ったをかけたのはシエラだった。
「四対一で勝てると思ってるの?!」
気がつけばビダソアは囲まれていた。クロスボウを構えるシエラ、呪文詠唱を開始するビスケー、そして刀身に闘気を込めるバレンシア。それぞれが三方から攻撃をしかける。
しかし。ビダソアは嗤っていた。二振りの長刀を真横に構え、そしてぐるりと身体を回転させる。
「『闘気斬』ッ!」
ビダソアを中心にして、闘気の刃が四方へ飛んで行った。三人の悲鳴が同時に上がる。闘気の刃はシエラのクロスボウを砕き、ビスケーの腕を斬り裂いて詠唱を中断させ、バレンシアの足を斬って転倒させた。唯一、セレドだけが剣で凌ぐ。
「こちとら勇者様だぜッ!」
「エセ勇者のくせに……強い」
ビダソアが舌を出して、シエラを挑発する。彼女は苦々しく睨み付ける。闘気の刃はクロスボウだけでなく、右手も斬り裂いていた。傷口を押さえるが、血は止まらない。止めを刺そうというのか、ビダソアが一歩、シエラの方へと足を踏み出す。
しかし。すぐに振り返った。がきんと金属音が響く。セレドが斬り掛かってきたのだ。
「お前の相手はオレだよ!」
「お? 少しはやる気になったかい? 娘を斬られて本気になったか?」
「む、娘じゃない」
「じゃあなんだ? まさか嫁さんとかいわねえよな?」
「わ、……悪いか?」
赤面してセレドが答える。ビダソアは一瞬真顔になった後、大声で笑い始めた。
「はっ……あははははっ! おっさんやるなあ! でも歳は考えた方がいいんじゃねえか? ハッスルするには危険過ぎるお年頃だぜ?」
「う、うるさい! いろいろ事情があるんだッ」
セレドは渾身の力を込めて、ビダソアを弾き飛ばす。しかし体勢は崩れない。二振りの長刀に青と赤の光が宿り、猛然と斬り掛かってくる。セレドは剣と円盾に闘気と魔力を込めて迎撃する。お互いの武具が宙空でかち合う度に、足元の氷に傷が入っていく。
(……くそッ、息が……続かない……ッ)
足を止めての手数勝負はセレドに不利だった。体力の限界が近い。斬り合い始めて十秒も経つと、セレドの闘気と魔力が揺らぎ始める。対してビダソアは衰える気配を見せない。鋭く打ち込まれる長刀は、セレドの円盾に食い込み、剣にヒビを入れる。
(もって、あと二十秒ってところか……)
セレドはちらりとシエラの方を見た。彼女は固唾を吞んで、セレドとビダソアの戦いを見ている。その表情は、セレドには落胆している様に見えた。
……まあ、そうだよな。折角こんな片田舎まで探しに来て結婚までしようっていう勇者が、この有様じゃなあ。せめてもう十歳……いや五歳若ければなあ。彼女の期待に応えられたかも知れない。残念だ。
——そして、限界が来た。タイムオーバー。
がくっと、セレドの全身から力が抜ける。ビダソアは長刀を天高く振り上げ、そして一気に振り下ろした。剣と円盾で凌ごうとするセレド。しかしそれらはあっさりと砕かれ、そしてセレドの胸から胴体に掛けて、Vの字に斬り裂いた。
「っ……セレドー!」
その碧い目を見開いたシエラの絶叫が氷の空洞に響き渡る。そして、彼女は見た。斬り裂かれたセレドと、そして……斬り裂かれた衝撃で鎧の外へと出てきた物体を。それは、セレドが首から掛けていたもの。
(あれは……母さまの……)
それは——ペンダントだった。それはコインを二つに割った様な形をしていて、右向きの神馬が刻まれている。それは昔、母親であるセレティアが再会の印にと渡したものだと、シエラは聞いていた。
セレドは母親を捨てた。でも、そのペンダントを後生大事に首からかけていたのである。
——勝負あった。
セレドは意識が薄れていくのを感じた。眼前でビダソアが勝利を確信した笑みを浮かべている。ああ、そうだ。お前の勝ちだ。だが、その先はやらせない。
幸い、斬られた痛みがセレドの意識を繋ぎ止めていた。尽きた体力。だがほんのちょっとだけ、この為に残しておいた。それは経験がさせる技である。セレドは歯を食いしばり、その残った力を、闘気を拳に込めて打ち出す。
「『岩崩』」
それは真正面では無く、氷の床に向けて突き出された。拳が地面に食い込み、一時だけ持ち堪えた後、バシリとそこを基点にヒビが入った。
「おま、テメエッ!」
ビダソアは察して後ろに飛び退いた。その直後、床が崩れ落ちた。それはあっという間に空洞全体へと広がっていく。
「セレドッ!」
シエラが駆け寄ろうとするが、ビスケーがそれを止めた。セレドはシエラの方へと向き、ニッコリと微笑むと、崩落を開始した床と共に落下して消えた。
落ちる瞬間、セレドは見た。氷の空洞が大崩落を起こす中、ビスケーがシエラとバレンシアを連れて、魔法で飛んで逃げたところを。
……ああ、良かった。なんとか逃がせたな……。娘を死なせたとあっては、天国でセレティアに合わせる顔がない。いや、オレは地獄行きだろうから、彼女とは会えないか。まあその方が気楽でいい……いやホント、今更どんな顔して会えばいいんだよ……。
ゆっくりとセレドの身体は落ちていく、谷間の奥底へと。その暗闇の中で、セレドの意識はふっと途絶えた。
—— ※ —— ※ ——
崩落は治まった。空洞の半分は谷間に落ちていったが、玉座の周りは残存した。セレドの気配は消え、シエラたちは逃げていった。ビダソアは長刀を納刀する。そこへ仲間たちが集まってくる。
「どうする、追うか?」
「いや、放っておけ。どうせ連中には何も出来ないさ」
ビダソアは余裕の表情を浮かべて見せた。誓約が告示された今、ビダソアたちにとって一番恐れる事態は、他の誰かに魔王の討伐をされることだ。白銀の勇者の一行はバレンシアを残して殺した。バレンシア一人では何も出来まい。——勇者でないのだから。
そして、突如現れた謎の中年……それも死んだ。アレは一体何だったんだろうか。正直に言えば、相当の腕前だった。勇者の才能持ちとはいえ、ビダソアがあれだけ攻撃を凌がれたのは初めての経験だった。あれがもっと若ければ、勝敗はどっちに転んだか分からない。
だが。逆に言えば、そういう存在を事前に排除出来たのは幸運だった。あとはビダソアが魔王を討伐するだけ……後の些事は、その後でどうとでもなる。
「それじゃ一丁、魔王退治としゃれこみますか」
そう言って、ビダソアは仲間たちと一緒に嗤った。
セレドは内心焦っていた。全力疾走したせいで、体力が随分と減っている。息が荒く、呼吸音が耳鳴りのように響く。
それに比べ、相手の、ビダソアの何と若々しいことよ。魔法で跳躍した直後だというのに、その剣技には力が満ち満ちている。
刀身に込められた闘気同士のぶつかり合いは、わずかにビダソアに軍配が上がった。飛石の様に跳んだ闘気の欠片が、セレドの頬を斬り裂く。
鍔迫り合いから、お互いに相手を弾き飛ばす。二人の間合いが少し開く。ビダソアは瞬時に長刀を構え直すが、セレドは片膝をついた。……押されている!
「くそッ!」
「ははっ! 力が足りねえぞ、おっさんッ」
ビダソアが再び前に出るが、それに待ったをかけたのはシエラだった。
「四対一で勝てると思ってるの?!」
気がつけばビダソアは囲まれていた。クロスボウを構えるシエラ、呪文詠唱を開始するビスケー、そして刀身に闘気を込めるバレンシア。それぞれが三方から攻撃をしかける。
しかし。ビダソアは嗤っていた。二振りの長刀を真横に構え、そしてぐるりと身体を回転させる。
「『闘気斬』ッ!」
ビダソアを中心にして、闘気の刃が四方へ飛んで行った。三人の悲鳴が同時に上がる。闘気の刃はシエラのクロスボウを砕き、ビスケーの腕を斬り裂いて詠唱を中断させ、バレンシアの足を斬って転倒させた。唯一、セレドだけが剣で凌ぐ。
「こちとら勇者様だぜッ!」
「エセ勇者のくせに……強い」
ビダソアが舌を出して、シエラを挑発する。彼女は苦々しく睨み付ける。闘気の刃はクロスボウだけでなく、右手も斬り裂いていた。傷口を押さえるが、血は止まらない。止めを刺そうというのか、ビダソアが一歩、シエラの方へと足を踏み出す。
しかし。すぐに振り返った。がきんと金属音が響く。セレドが斬り掛かってきたのだ。
「お前の相手はオレだよ!」
「お? 少しはやる気になったかい? 娘を斬られて本気になったか?」
「む、娘じゃない」
「じゃあなんだ? まさか嫁さんとかいわねえよな?」
「わ、……悪いか?」
赤面してセレドが答える。ビダソアは一瞬真顔になった後、大声で笑い始めた。
「はっ……あははははっ! おっさんやるなあ! でも歳は考えた方がいいんじゃねえか? ハッスルするには危険過ぎるお年頃だぜ?」
「う、うるさい! いろいろ事情があるんだッ」
セレドは渾身の力を込めて、ビダソアを弾き飛ばす。しかし体勢は崩れない。二振りの長刀に青と赤の光が宿り、猛然と斬り掛かってくる。セレドは剣と円盾に闘気と魔力を込めて迎撃する。お互いの武具が宙空でかち合う度に、足元の氷に傷が入っていく。
(……くそッ、息が……続かない……ッ)
足を止めての手数勝負はセレドに不利だった。体力の限界が近い。斬り合い始めて十秒も経つと、セレドの闘気と魔力が揺らぎ始める。対してビダソアは衰える気配を見せない。鋭く打ち込まれる長刀は、セレドの円盾に食い込み、剣にヒビを入れる。
(もって、あと二十秒ってところか……)
セレドはちらりとシエラの方を見た。彼女は固唾を吞んで、セレドとビダソアの戦いを見ている。その表情は、セレドには落胆している様に見えた。
……まあ、そうだよな。折角こんな片田舎まで探しに来て結婚までしようっていう勇者が、この有様じゃなあ。せめてもう十歳……いや五歳若ければなあ。彼女の期待に応えられたかも知れない。残念だ。
——そして、限界が来た。タイムオーバー。
がくっと、セレドの全身から力が抜ける。ビダソアは長刀を天高く振り上げ、そして一気に振り下ろした。剣と円盾で凌ごうとするセレド。しかしそれらはあっさりと砕かれ、そしてセレドの胸から胴体に掛けて、Vの字に斬り裂いた。
「っ……セレドー!」
その碧い目を見開いたシエラの絶叫が氷の空洞に響き渡る。そして、彼女は見た。斬り裂かれたセレドと、そして……斬り裂かれた衝撃で鎧の外へと出てきた物体を。それは、セレドが首から掛けていたもの。
(あれは……母さまの……)
それは——ペンダントだった。それはコインを二つに割った様な形をしていて、右向きの神馬が刻まれている。それは昔、母親であるセレティアが再会の印にと渡したものだと、シエラは聞いていた。
セレドは母親を捨てた。でも、そのペンダントを後生大事に首からかけていたのである。
——勝負あった。
セレドは意識が薄れていくのを感じた。眼前でビダソアが勝利を確信した笑みを浮かべている。ああ、そうだ。お前の勝ちだ。だが、その先はやらせない。
幸い、斬られた痛みがセレドの意識を繋ぎ止めていた。尽きた体力。だがほんのちょっとだけ、この為に残しておいた。それは経験がさせる技である。セレドは歯を食いしばり、その残った力を、闘気を拳に込めて打ち出す。
「『岩崩』」
それは真正面では無く、氷の床に向けて突き出された。拳が地面に食い込み、一時だけ持ち堪えた後、バシリとそこを基点にヒビが入った。
「おま、テメエッ!」
ビダソアは察して後ろに飛び退いた。その直後、床が崩れ落ちた。それはあっという間に空洞全体へと広がっていく。
「セレドッ!」
シエラが駆け寄ろうとするが、ビスケーがそれを止めた。セレドはシエラの方へと向き、ニッコリと微笑むと、崩落を開始した床と共に落下して消えた。
落ちる瞬間、セレドは見た。氷の空洞が大崩落を起こす中、ビスケーがシエラとバレンシアを連れて、魔法で飛んで逃げたところを。
……ああ、良かった。なんとか逃がせたな……。娘を死なせたとあっては、天国でセレティアに合わせる顔がない。いや、オレは地獄行きだろうから、彼女とは会えないか。まあその方が気楽でいい……いやホント、今更どんな顔して会えばいいんだよ……。
ゆっくりとセレドの身体は落ちていく、谷間の奥底へと。その暗闇の中で、セレドの意識はふっと途絶えた。
—— ※ —— ※ ——
崩落は治まった。空洞の半分は谷間に落ちていったが、玉座の周りは残存した。セレドの気配は消え、シエラたちは逃げていった。ビダソアは長刀を納刀する。そこへ仲間たちが集まってくる。
「どうする、追うか?」
「いや、放っておけ。どうせ連中には何も出来ないさ」
ビダソアは余裕の表情を浮かべて見せた。誓約が告示された今、ビダソアたちにとって一番恐れる事態は、他の誰かに魔王の討伐をされることだ。白銀の勇者の一行はバレンシアを残して殺した。バレンシア一人では何も出来まい。——勇者でないのだから。
そして、突如現れた謎の中年……それも死んだ。アレは一体何だったんだろうか。正直に言えば、相当の腕前だった。勇者の才能持ちとはいえ、ビダソアがあれだけ攻撃を凌がれたのは初めての経験だった。あれがもっと若ければ、勝敗はどっちに転んだか分からない。
だが。逆に言えば、そういう存在を事前に排除出来たのは幸運だった。あとはビダソアが魔王を討伐するだけ……後の些事は、その後でどうとでもなる。
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