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第8話:深淵の魔城――汚染される聖女と女騎士
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そこは、空さえも紫黒に濁った、慈悲なき魔界の最奥。
カトリーヌとクラリスは、禍々しい触手のような魔力の鎖で、冷たい石柱に縛り付けられていた。
「くっ……離しなさい……っ! 私の中には、アルス様の魔力が……っ。貴方たちの汚らわしい力など、受け入れはしないわ!」
カトリーヌが、脂汗を流しながら叫ぶ。
悪魔が放つ「瘴気」は、アルスの甘美な魔力とは正反対の、不快な疼きを身体に強いていた。彼女の腹部にあるアルスの淫紋が、異質な魔力の侵入を拒むように激しく明滅している。
「ほう……。あのアリのような人間の一撃を、これほどまでに後生大事に守るとは。滑稽だな」
上位悪魔が、細長い舌でクラリスの頬をなぞる。
「やめて、触らないで……っ! ああぁ……っ、嫌、嫌ぁぁっ!!」
クラリスの絶叫。
悪魔の指先から、ドロりとした漆黒の魔力が彼女の首筋へと注ぎ込まれる。
それはアルスの「極上魔法」を力付くで塗りつぶそうとする、汚染の波動だった。
「ひぅっ……!? お腹が、アルス様の熱いのが、冷えていく……っ! 嫌、これ、は……ドロドロしてて、気持ち悪い……っ!!」
「ククク。今すぐその紋章を、我ら魔族の隷属紋へと書き換えてやろう。人間の快楽など忘れるほどの、絶望的な『汚濁』を叩き込んでやる」
悪魔の四本の腕が、二人の服を無惨に引き裂いた。
露わになった白銀の肌と、清廉な聖女の肢体。
アルスによって徹底的に開発され、敏感になりすぎた彼女たちの肉体は、悪魔の禍々しい魔力にさえ、本能的に反応してしまう。
「だめ……っ、反応しちゃ、だめなのに……っ! カトリーヌ、私、私……身体が、勝手に、震えて……っ!」
「耐えるのよ、クラリス……っ! 私たちの主君は、アルス様だけ……っ。あのお方が、必ず地獄の底まで……私たちを、抱き締めに、来てくれるわ……っ!」
二人は互いに視線を交わし、必死にアルスの熱い感触を思い出そうとする。
だが、悪魔たちのどす黒い触手が、彼女たちの秘所へと容赦なく迫っていた。
「さあ、まずはどちらから『上書き』してやろうか。人間の王子の種を、魔族の汚水で洗い流してやる……!」
絶体絶命の危機。
汚されようとする寸前、カトリーヌとクラリスの脳裏に、あの傲慢で愛おしい王子の微笑みが浮かんでいた。
(アルス様……早く……早く、私たちを……っ!!)
「ククッ……まずはこの騎士の、誇り高き胎内から『上書き』してやるとしよう」
上位悪魔の禍々しい触手が、カトリーヌの秘所に触れようとした、その時だった。
突如として、魔界の淀んだ空が**「桃色」**の閃光によって両断された。
「――俺の所有物に、その汚い手で触れるなと言ったはずだぞ」
地響きと共に、魔界の堅牢な空間門が内側から爆ぜた。
爆炎の中からのっそりと現れたのは、全身から怒れる魔力を噴き上げるアルスだった。その背後には、彼一人の魔力によって無理やりこじ開けられた、巨大な次元の穴が口を開けている。
「なっ……!? 人間が、独力で魔界の門を……馬鹿な、ありえんッ!!」
悪魔が驚愕に目を見開く。だが、アルスは答える代わりに、ただ静かに指先を突き出した。
【源流魔術:恒星の審判(ステラ・ジャッジメント)】
放たれたのは、熱波。
だがそれは単なる炎ではない。悪魔が放っていた冷酷な瘴気を、一瞬で「甘美な熱情」へと変換し、無力化する絶対的な支配の光だ。
「ぎ、ぎゃあああああぁぁぁぁっ!! なんだ、この熱は……っ! 魔力が、魔力が溶けていく……っ!!」
「アルス様……っ! アルス様ぁぁっ!!」
カトリーヌとクラリスの瞳に、歓喜の涙が溢れる。
アルスが戦場に足を踏み入れるだけで、彼女たちの身体を縛っていた悪魔の鎖が、飴細工のようにドロドロに溶け落ちた。
「待たせたな、二人とも。……汚らわしい魔力に当てられて、少し冷えてしまったか?」
アルスは一歩、また一歩と悪魔へ歩み寄る。その足跡からは、魔界の枯れた大地を強制的に活性化させ、淫らな花を咲かせるほどの濃厚な魔力が溢れ出していた。
「お、おのれ……人間風情がぁぁっ!!」
悪魔が四本の腕を振り上げ、漆黒の魔弾を放つ。だが、アルスはそれを避けることさえしない。桃色のオーラに触れた黒い弾丸は、瞬時に甘い香りの霧へと霧散した。
「……その程度のゴミ、俺の魔法の足元にも及ばない。魔界ごと、俺の色に染め上げてやるよ」
アルスの瞳が、深淵よりも深く輝く。
彼は怯える悪魔の喉元を掴み上げると、至近距離から「源流魔術」の神髄を叩き込んだ。
「――消えろ。お前のような濁った魔力は、俺の庭には不要だ」
魔界の城を揺るがすほどの衝撃波。
上位悪魔は、自身の存在そのものを「極上」の熱に焼かれ、快楽と絶望が混ざり合った絶叫を上げながら塵へと還っていった。
静寂が戻った戦場。
アルスは、力なく座り込むカトリーヌとクラリスの元へ歩み寄る。
「……さあ、仕上げだ。悪魔の残り香なんて、俺が全部、中から綺麗に書き換えてやる」
「はい……っ、はい……っ!! お願いします、アルス様ぁぁっ!!」
二人は競い合うようにアルスの足元へ縋り付き、その温かな、そして圧倒的な「主君の魔力」を求めて顔を輝かせるのだった。
カトリーヌとクラリスは、禍々しい触手のような魔力の鎖で、冷たい石柱に縛り付けられていた。
「くっ……離しなさい……っ! 私の中には、アルス様の魔力が……っ。貴方たちの汚らわしい力など、受け入れはしないわ!」
カトリーヌが、脂汗を流しながら叫ぶ。
悪魔が放つ「瘴気」は、アルスの甘美な魔力とは正反対の、不快な疼きを身体に強いていた。彼女の腹部にあるアルスの淫紋が、異質な魔力の侵入を拒むように激しく明滅している。
「ほう……。あのアリのような人間の一撃を、これほどまでに後生大事に守るとは。滑稽だな」
上位悪魔が、細長い舌でクラリスの頬をなぞる。
「やめて、触らないで……っ! ああぁ……っ、嫌、嫌ぁぁっ!!」
クラリスの絶叫。
悪魔の指先から、ドロりとした漆黒の魔力が彼女の首筋へと注ぎ込まれる。
それはアルスの「極上魔法」を力付くで塗りつぶそうとする、汚染の波動だった。
「ひぅっ……!? お腹が、アルス様の熱いのが、冷えていく……っ! 嫌、これ、は……ドロドロしてて、気持ち悪い……っ!!」
「ククク。今すぐその紋章を、我ら魔族の隷属紋へと書き換えてやろう。人間の快楽など忘れるほどの、絶望的な『汚濁』を叩き込んでやる」
悪魔の四本の腕が、二人の服を無惨に引き裂いた。
露わになった白銀の肌と、清廉な聖女の肢体。
アルスによって徹底的に開発され、敏感になりすぎた彼女たちの肉体は、悪魔の禍々しい魔力にさえ、本能的に反応してしまう。
「だめ……っ、反応しちゃ、だめなのに……っ! カトリーヌ、私、私……身体が、勝手に、震えて……っ!」
「耐えるのよ、クラリス……っ! 私たちの主君は、アルス様だけ……っ。あのお方が、必ず地獄の底まで……私たちを、抱き締めに、来てくれるわ……っ!」
二人は互いに視線を交わし、必死にアルスの熱い感触を思い出そうとする。
だが、悪魔たちのどす黒い触手が、彼女たちの秘所へと容赦なく迫っていた。
「さあ、まずはどちらから『上書き』してやろうか。人間の王子の種を、魔族の汚水で洗い流してやる……!」
絶体絶命の危機。
汚されようとする寸前、カトリーヌとクラリスの脳裏に、あの傲慢で愛おしい王子の微笑みが浮かんでいた。
(アルス様……早く……早く、私たちを……っ!!)
「ククッ……まずはこの騎士の、誇り高き胎内から『上書き』してやるとしよう」
上位悪魔の禍々しい触手が、カトリーヌの秘所に触れようとした、その時だった。
突如として、魔界の淀んだ空が**「桃色」**の閃光によって両断された。
「――俺の所有物に、その汚い手で触れるなと言ったはずだぞ」
地響きと共に、魔界の堅牢な空間門が内側から爆ぜた。
爆炎の中からのっそりと現れたのは、全身から怒れる魔力を噴き上げるアルスだった。その背後には、彼一人の魔力によって無理やりこじ開けられた、巨大な次元の穴が口を開けている。
「なっ……!? 人間が、独力で魔界の門を……馬鹿な、ありえんッ!!」
悪魔が驚愕に目を見開く。だが、アルスは答える代わりに、ただ静かに指先を突き出した。
【源流魔術:恒星の審判(ステラ・ジャッジメント)】
放たれたのは、熱波。
だがそれは単なる炎ではない。悪魔が放っていた冷酷な瘴気を、一瞬で「甘美な熱情」へと変換し、無力化する絶対的な支配の光だ。
「ぎ、ぎゃあああああぁぁぁぁっ!! なんだ、この熱は……っ! 魔力が、魔力が溶けていく……っ!!」
「アルス様……っ! アルス様ぁぁっ!!」
カトリーヌとクラリスの瞳に、歓喜の涙が溢れる。
アルスが戦場に足を踏み入れるだけで、彼女たちの身体を縛っていた悪魔の鎖が、飴細工のようにドロドロに溶け落ちた。
「待たせたな、二人とも。……汚らわしい魔力に当てられて、少し冷えてしまったか?」
アルスは一歩、また一歩と悪魔へ歩み寄る。その足跡からは、魔界の枯れた大地を強制的に活性化させ、淫らな花を咲かせるほどの濃厚な魔力が溢れ出していた。
「お、おのれ……人間風情がぁぁっ!!」
悪魔が四本の腕を振り上げ、漆黒の魔弾を放つ。だが、アルスはそれを避けることさえしない。桃色のオーラに触れた黒い弾丸は、瞬時に甘い香りの霧へと霧散した。
「……その程度のゴミ、俺の魔法の足元にも及ばない。魔界ごと、俺の色に染め上げてやるよ」
アルスの瞳が、深淵よりも深く輝く。
彼は怯える悪魔の喉元を掴み上げると、至近距離から「源流魔術」の神髄を叩き込んだ。
「――消えろ。お前のような濁った魔力は、俺の庭には不要だ」
魔界の城を揺るがすほどの衝撃波。
上位悪魔は、自身の存在そのものを「極上」の熱に焼かれ、快楽と絶望が混ざり合った絶叫を上げながら塵へと還っていった。
静寂が戻った戦場。
アルスは、力なく座り込むカトリーヌとクラリスの元へ歩み寄る。
「……さあ、仕上げだ。悪魔の残り香なんて、俺が全部、中から綺麗に書き換えてやる」
「はい……っ、はい……っ!! お願いします、アルス様ぁぁっ!!」
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