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season2
最終話:彼方へと続く一矢
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1.
決戦から三年の月日が流れた。
王都ヴェリタスを包み込んでいた死の結晶はすべて溶け、街はかつての活気を取り戻していた。崩れた城壁には若々しい蔦が絡まり、人々は「黄金の静止」という悪夢を、遠い昔の出来事のように語り合っている。
街の中央広場には、世界を救った英雄たちの記念碑が建てられていた。
剛剣士シグルド。魔導師リシテア。そして、奇跡を成し遂げた聖女マリナ。
碑文には彼らの功績が刻まれているが、不思議なことに、そこに「もう一人の英雄」の名はない。
街の人々に尋ねても、皆一様に首を傾げる。
「確かに、誰かすごい弓使いがいた気がするが……名前が思い出せないんだ」
「不思議だよね。あんなに大きな活躍をしたはずなのに、記録のどこにも載っていないなんて」
世界は、リアン・アークライトという男を「忘れた」ままだった。
彼が最後に行った「世界再定義(ワールド・リライト)」の代償。それは、彼という存在を世界のリストから完全に抹消し、誰の記憶にも留まらない「透明な存在」にすることだった。
救われた世界は、彼を忘れることで平穏を享受していた。
2.
一方、辺境の街アストリア。
かつてリアンが叔父から引き継いだ小さな道場は、いまや大陸全土から門下生が集まる「弓術の聖地」となっていた。
「焦るな。弓は腕で引くものじゃない。……風の囁きに、自分の魂を乗せるんだ」
静かに、しかし威厳に満ちた声で指導するのは、十七歳になったアルトだった。
かつての幼さは消え、その佇まいは、いつか見た「師」の背中に酷似していた。彼の背中には、あの日玉座の間に残されていた、古びた一張の弓――ストーム・ウィスパーがある。
アルトの弓術は、世界で唯一無二の極地に達していた。
魔力を持たない「無」の体質を活かし、空気抵抗さえも味方につけるその狙撃は、かつてリアンが到達した「精密」に、自らの「虚無」を融合させたものだ。
「アルト先生、今の教えは誰から教わったんですか?」
幼い門下生が目を輝かせて尋ねる。アルトは一瞬、空を見上げた。
「……名前は、もう誰も覚えていない。けれど、この世界で一番強くて、一番優しかった『名もなき師匠』さ。僕がこの弓を引く限り、その人の意志は死なない」
アルトだけは、忘れていなかった。
世界中がリアンを「バグ」として消去しても、魔力を持たず世界の計算式に含まれないアルトの魂にだけは、師の記憶が鮮明に刻まれていた。
彼は、世界が忘れた英雄の「唯一の証明」として、今日もの弓を引く。
「遅いですよ、先生。……そろそろ、戻ってきてもいい頃でしょう?」
アルトは、誰もいない風の中に向かって、不敵に笑った。
2.
マリナは、一人で旅を続けていた。
王都の聖女という地位を辞し、彼女は治癒師として世界中の傷跡を巡っている。
彼女の腰には、小さな矢筒と、リアンがかつて使っていた練習用の弓が携えられていた。
「今日は、こんなに綺麗な花が咲いていたわよ」
マリナは時折、隣に誰かがいるかのように語りかける。
彼女の記憶からも、リアンの「名前」や「顔の細かな造作」は消えかかっていた。術式の呪いは、彼女にさえ容赦なく牙を剥いていたのだ。
だが、彼女の心には「温もり」だけが残っていた。
風が吹けば、彼の手が髪を撫でたような気がする。
鳥が鳴けば、彼の穏やかな笑い声が聞こえるような気がする。
リアンは消滅したのではない。
「世界再定義」によって世界の法則そのものに溶け込んだ彼は、この世界を流れる「風」や「光」そのものとなって、今も彼女の隣に寄り添っていた。
「……あなたが射抜いた未来は、こんなに温かいわ。……ねえ、リアンさん」
彼女がその名を呼ぶたびに、周囲の大気がわずかに震える。
それは、世界が「ありえない変数」を検知して上げる悲鳴であり、同時に、愛する人の声に応えようとするリアンの魂の鼓動でもあった。
3.
マリナの旅の終着点は、アストリアの裏山にある「はじまりの丘」だった。
そこは、かつてリアンが叔父アルスと修行に明け暮れ、そしてマリナと共に未来を誓った場所。
夕暮れ時。茜色に染まる丘の上で、マリナは一人、リアンから贈られたペンダントを握りしめた。
三年の月日。世界は完全に修復され、綻びは塞がった。
だが、それは同時に、世界の「自己修復機能」が、リアンという存在を「完全に許容した」ことも意味していた。
バグは、あまりに長く存在し続ければ、それは「仕様」となる。
「……もう、いいんでしょう? 世界は、こんなに強くなったわ」
マリナが祈るように目を閉じた。
すると、突如として風が止まった。
小鳥のさえずりも、草木のざわめきも、すべてが息を呑むような静寂に包まれる。
丘の上に、無数の虹色の光の粒子が舞い上がった。
それは、かつてリアンが放った「世界再定義」の残滓。
法則に溶けていた彼の魂が、三年の月日をかけて、世界の理という壁を内側から食い破り、再び一つの「形」を結ぼうとしていた。
光の渦が中心に集まり、一人の青年の姿を成していく。
半透明だった輪郭が、夕陽を浴びて確かな実体を持っていく。
「……ただいま、マリナさん」
三年前と変わらない、少しぶっきらぼうで、けれど心底穏やかな声。
マリナは目を見開き、溢れ出す涙を拭うこともせず、その影へと駆け寄った。
「……リアン……さん……! 本当に、本当にリアンさんなのね!?」
彼女がその胸に飛び込むと、そこには確かな温もりがあった。
世界からの認識を捧げた「幽霊」ではなく、一人の男としての、確かな鼓動。
世界は彼を「英雄」としては思い出さなかったが、一人の「人間」として、その存在を再び迎え入れたのだ。
言葉は、もはや必要なかった。
二人は静かに抱き合い、ただお互いの存在を確かめ合った。
最強の弓術も、世界の理も、今はどうでもよかった。
ただのリアンと、ただのマリナ。
物語は、ようやくその「正解」へと辿り着いた。
4.
「……へへ、やっぱり。遅いんだよ、先生」
遠く道場からその光景を視ていたのか、アルトが満足げに弓を下ろした。
彼の目にも、うっすらと涙が浮かんでいたが、彼はそれを拭うと、再び門下生たちに向き直った。
「よし、稽古再開だ! 次は、先生の師匠の、そのまた師匠が遺した『全距離支配』の極意を教えるぞ!」
アルトの力強い声が、アストリアの空に響き渡る。
リアン・アークライトという名は、英雄の叙事詩には残らないかもしれない。
だが、彼が救った人々の笑顔の中に。
彼を慕う弟子の弓の中に。
そして、彼と共に歩む女性の歩幅の中に。
彼の放った「一矢」は、永遠に残り続けるだろう。
空を裂いて、一羽の鳥がどこまでも高く飛んでいく。
その軌跡は、まるで黄金の矢のように。
あるいは、すべてを包み込む柔らかな風のように。
不確実で、不完全で、けれど何よりも美しい。
リアンが射抜いた「明日」という名の物語は、ここからまた、新しく始まっていく。
(完)
決戦から三年の月日が流れた。
王都ヴェリタスを包み込んでいた死の結晶はすべて溶け、街はかつての活気を取り戻していた。崩れた城壁には若々しい蔦が絡まり、人々は「黄金の静止」という悪夢を、遠い昔の出来事のように語り合っている。
街の中央広場には、世界を救った英雄たちの記念碑が建てられていた。
剛剣士シグルド。魔導師リシテア。そして、奇跡を成し遂げた聖女マリナ。
碑文には彼らの功績が刻まれているが、不思議なことに、そこに「もう一人の英雄」の名はない。
街の人々に尋ねても、皆一様に首を傾げる。
「確かに、誰かすごい弓使いがいた気がするが……名前が思い出せないんだ」
「不思議だよね。あんなに大きな活躍をしたはずなのに、記録のどこにも載っていないなんて」
世界は、リアン・アークライトという男を「忘れた」ままだった。
彼が最後に行った「世界再定義(ワールド・リライト)」の代償。それは、彼という存在を世界のリストから完全に抹消し、誰の記憶にも留まらない「透明な存在」にすることだった。
救われた世界は、彼を忘れることで平穏を享受していた。
2.
一方、辺境の街アストリア。
かつてリアンが叔父から引き継いだ小さな道場は、いまや大陸全土から門下生が集まる「弓術の聖地」となっていた。
「焦るな。弓は腕で引くものじゃない。……風の囁きに、自分の魂を乗せるんだ」
静かに、しかし威厳に満ちた声で指導するのは、十七歳になったアルトだった。
かつての幼さは消え、その佇まいは、いつか見た「師」の背中に酷似していた。彼の背中には、あの日玉座の間に残されていた、古びた一張の弓――ストーム・ウィスパーがある。
アルトの弓術は、世界で唯一無二の極地に達していた。
魔力を持たない「無」の体質を活かし、空気抵抗さえも味方につけるその狙撃は、かつてリアンが到達した「精密」に、自らの「虚無」を融合させたものだ。
「アルト先生、今の教えは誰から教わったんですか?」
幼い門下生が目を輝かせて尋ねる。アルトは一瞬、空を見上げた。
「……名前は、もう誰も覚えていない。けれど、この世界で一番強くて、一番優しかった『名もなき師匠』さ。僕がこの弓を引く限り、その人の意志は死なない」
アルトだけは、忘れていなかった。
世界中がリアンを「バグ」として消去しても、魔力を持たず世界の計算式に含まれないアルトの魂にだけは、師の記憶が鮮明に刻まれていた。
彼は、世界が忘れた英雄の「唯一の証明」として、今日もの弓を引く。
「遅いですよ、先生。……そろそろ、戻ってきてもいい頃でしょう?」
アルトは、誰もいない風の中に向かって、不敵に笑った。
2.
マリナは、一人で旅を続けていた。
王都の聖女という地位を辞し、彼女は治癒師として世界中の傷跡を巡っている。
彼女の腰には、小さな矢筒と、リアンがかつて使っていた練習用の弓が携えられていた。
「今日は、こんなに綺麗な花が咲いていたわよ」
マリナは時折、隣に誰かがいるかのように語りかける。
彼女の記憶からも、リアンの「名前」や「顔の細かな造作」は消えかかっていた。術式の呪いは、彼女にさえ容赦なく牙を剥いていたのだ。
だが、彼女の心には「温もり」だけが残っていた。
風が吹けば、彼の手が髪を撫でたような気がする。
鳥が鳴けば、彼の穏やかな笑い声が聞こえるような気がする。
リアンは消滅したのではない。
「世界再定義」によって世界の法則そのものに溶け込んだ彼は、この世界を流れる「風」や「光」そのものとなって、今も彼女の隣に寄り添っていた。
「……あなたが射抜いた未来は、こんなに温かいわ。……ねえ、リアンさん」
彼女がその名を呼ぶたびに、周囲の大気がわずかに震える。
それは、世界が「ありえない変数」を検知して上げる悲鳴であり、同時に、愛する人の声に応えようとするリアンの魂の鼓動でもあった。
3.
マリナの旅の終着点は、アストリアの裏山にある「はじまりの丘」だった。
そこは、かつてリアンが叔父アルスと修行に明け暮れ、そしてマリナと共に未来を誓った場所。
夕暮れ時。茜色に染まる丘の上で、マリナは一人、リアンから贈られたペンダントを握りしめた。
三年の月日。世界は完全に修復され、綻びは塞がった。
だが、それは同時に、世界の「自己修復機能」が、リアンという存在を「完全に許容した」ことも意味していた。
バグは、あまりに長く存在し続ければ、それは「仕様」となる。
「……もう、いいんでしょう? 世界は、こんなに強くなったわ」
マリナが祈るように目を閉じた。
すると、突如として風が止まった。
小鳥のさえずりも、草木のざわめきも、すべてが息を呑むような静寂に包まれる。
丘の上に、無数の虹色の光の粒子が舞い上がった。
それは、かつてリアンが放った「世界再定義」の残滓。
法則に溶けていた彼の魂が、三年の月日をかけて、世界の理という壁を内側から食い破り、再び一つの「形」を結ぼうとしていた。
光の渦が中心に集まり、一人の青年の姿を成していく。
半透明だった輪郭が、夕陽を浴びて確かな実体を持っていく。
「……ただいま、マリナさん」
三年前と変わらない、少しぶっきらぼうで、けれど心底穏やかな声。
マリナは目を見開き、溢れ出す涙を拭うこともせず、その影へと駆け寄った。
「……リアン……さん……! 本当に、本当にリアンさんなのね!?」
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彼の目にも、うっすらと涙が浮かんでいたが、彼はそれを拭うと、再び門下生たちに向き直った。
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だが、彼が救った人々の笑顔の中に。
彼を慕う弟子の弓の中に。
そして、彼と共に歩む女性の歩幅の中に。
彼の放った「一矢」は、永遠に残り続けるだろう。
空を裂いて、一羽の鳥がどこまでも高く飛んでいく。
その軌跡は、まるで黄金の矢のように。
あるいは、すべてを包み込む柔らかな風のように。
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