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第三章:第四創世主の弱点
四話:地下空間
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「回答、ギルノール。既に絶滅したはず」
「き……気持ちの悪い見た目ですね……」
メリシアが虫を嫌がる女子のような反応をするのも無理はない。
遠目からでも分かる、ヌラヌラとカエルのようなテカりを放つ表皮には、ところどころデコボコしたイボのようなものがついていて、鳴き声を上げる直前にそれが突き出て、鳴くと同時にそれが表皮へと沈みこんでいく。
さっきまではあのイボに乗ってたのか。
ジャンボジェットくらいあるその巨体のせいもあり、生物と呼ぶには違和感のあるあまりに非現実的な存在のため、俺としては、その一連の動作が原子炉に制御棒が収まっていくようなちょっとしたロマンを感じる光景に見えるのだが、女の子からするとアレはそうとうキツイだろう。
「いったいどんなヤツなんだ?」
「不明。実物を見たのはこれが初めて。古代文献に挿絵と名前のみ記載があったのを記憶していただけ」
「そうか……分かった。んじゃ、さっき助けてくれたから、今度は俺の出番だな」
抱えている三人を順番に上に投げて、自身の落下速度に勢いをつける。
そして大口を開けて待ち構えているカエルもどきの口元に近づいたところで、思い切り右拳を突き出す――
ドゴンッ!
「ブギュゥゥゥッ!」
急激に圧縮された空気が巨大なハンマーと化してカエルもどきを押しつぶすが、完全にペチャンコになったと思った次の瞬間にはプルンッと元に戻ってしまった。
「タコみたいなヤツだな……なら、これでどうだっ」
着地後、犬や猫のようにお座りをしている謎生物の腹と思しき箇所めがけて跳躍し、直接、左右のコブシをワンツーで叩き入れる。
ドゴッドゴッ――バギャッバヂャァッ
「ボゥッビュッ」
左で殴ったところはえぐれ、右で殴ったところはその周囲諸共はじけとび、腹部に巨大な穴が開いたカエルもどきが仰向けに倒れてピクリともしなくなったのを見て、ホッと胸を撫でおろす。
「さすがに直接なら効いたか」
再びスローモーションに移行して、落ちてくるセルフィ、メリシア、ファフミルを順番に抱きとめ、着地する。
「ソウタ、お疲れ様」
「あ、ありがとうございますソウタ様っ」
「ご主人様、お手数をお掛けして申し訳ございません」
「いつも世話になってるしこのくらいいいよ。それよりおっさんどこ行った?」
「陛下っ! こ、ココです!」
声がするほうを見ると、ひっくり返ったカエルの下敷きになったおっさんと、それを助けようとしているグエンをみつけ、駆け寄る。
「ト、トルキダス殿が!」
「ホイ、大丈夫かおっさ……将軍」
おっさんの上に乗っかっている部分の、固めた土のような触感の肉を持ち上げ、引っ張り出す。
「……陛下、助かりました」
「いやいや……さすがは皇帝陛下。噂に違わぬ、圧倒的な武でございますな……このグエン、腰が抜けるかと思いました」
「無事で何よりだ。それよりグエン、道案内はここまでで大丈夫だから、後は俺たちに任せて先に帝都に戻ってくれないか」
「……それが良さそうですね。私の知っている物語の中には、このようなところは登場致しませんし、ここから先はお役に立てそうもありません」
「気にするな。ちゃんと神器を回収して戻るから」
「道すがらお話いたしましたが、神器は貧者の洞窟の最奥にある遺跡に安置されているらしいので、遺跡をお探しください」
「わかった」
ファフミルに目で合図をすると、すぐにグエンの周囲に転移円が現れる。
「それでは、皇帝陛下と皆様が無事にお戻りになるのを帝都にてお待ちしております」
そう言うと、グエンは深く頭を下げ――転移円の青い光の余韻だけを残してフッと消えた。
「き……気持ちの悪い見た目ですね……」
メリシアが虫を嫌がる女子のような反応をするのも無理はない。
遠目からでも分かる、ヌラヌラとカエルのようなテカりを放つ表皮には、ところどころデコボコしたイボのようなものがついていて、鳴き声を上げる直前にそれが突き出て、鳴くと同時にそれが表皮へと沈みこんでいく。
さっきまではあのイボに乗ってたのか。
ジャンボジェットくらいあるその巨体のせいもあり、生物と呼ぶには違和感のあるあまりに非現実的な存在のため、俺としては、その一連の動作が原子炉に制御棒が収まっていくようなちょっとしたロマンを感じる光景に見えるのだが、女の子からするとアレはそうとうキツイだろう。
「いったいどんなヤツなんだ?」
「不明。実物を見たのはこれが初めて。古代文献に挿絵と名前のみ記載があったのを記憶していただけ」
「そうか……分かった。んじゃ、さっき助けてくれたから、今度は俺の出番だな」
抱えている三人を順番に上に投げて、自身の落下速度に勢いをつける。
そして大口を開けて待ち構えているカエルもどきの口元に近づいたところで、思い切り右拳を突き出す――
ドゴンッ!
「ブギュゥゥゥッ!」
急激に圧縮された空気が巨大なハンマーと化してカエルもどきを押しつぶすが、完全にペチャンコになったと思った次の瞬間にはプルンッと元に戻ってしまった。
「タコみたいなヤツだな……なら、これでどうだっ」
着地後、犬や猫のようにお座りをしている謎生物の腹と思しき箇所めがけて跳躍し、直接、左右のコブシをワンツーで叩き入れる。
ドゴッドゴッ――バギャッバヂャァッ
「ボゥッビュッ」
左で殴ったところはえぐれ、右で殴ったところはその周囲諸共はじけとび、腹部に巨大な穴が開いたカエルもどきが仰向けに倒れてピクリともしなくなったのを見て、ホッと胸を撫でおろす。
「さすがに直接なら効いたか」
再びスローモーションに移行して、落ちてくるセルフィ、メリシア、ファフミルを順番に抱きとめ、着地する。
「ソウタ、お疲れ様」
「あ、ありがとうございますソウタ様っ」
「ご主人様、お手数をお掛けして申し訳ございません」
「いつも世話になってるしこのくらいいいよ。それよりおっさんどこ行った?」
「陛下っ! こ、ココです!」
声がするほうを見ると、ひっくり返ったカエルの下敷きになったおっさんと、それを助けようとしているグエンをみつけ、駆け寄る。
「ト、トルキダス殿が!」
「ホイ、大丈夫かおっさ……将軍」
おっさんの上に乗っかっている部分の、固めた土のような触感の肉を持ち上げ、引っ張り出す。
「……陛下、助かりました」
「いやいや……さすがは皇帝陛下。噂に違わぬ、圧倒的な武でございますな……このグエン、腰が抜けるかと思いました」
「無事で何よりだ。それよりグエン、道案内はここまでで大丈夫だから、後は俺たちに任せて先に帝都に戻ってくれないか」
「……それが良さそうですね。私の知っている物語の中には、このようなところは登場致しませんし、ここから先はお役に立てそうもありません」
「気にするな。ちゃんと神器を回収して戻るから」
「道すがらお話いたしましたが、神器は貧者の洞窟の最奥にある遺跡に安置されているらしいので、遺跡をお探しください」
「わかった」
ファフミルに目で合図をすると、すぐにグエンの周囲に転移円が現れる。
「それでは、皇帝陛下と皆様が無事にお戻りになるのを帝都にてお待ちしております」
そう言うと、グエンは深く頭を下げ――転移円の青い光の余韻だけを残してフッと消えた。
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