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(22)届いた思い
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カーロの町の北端には比較的立派な作りの建物が並ぶ場所があり、アイルーンが言うには貴族ではなく商人の家ではないかとのことだった。
その一画で馬車は停まり、御者台に居た男二人がその場を離れてしばらくすると、入れ替わるように屋敷の中から屈強な男が二人出てきた。
「よく女オメガが二人も手に入ったな」
「騎士団なんて言ったところで、結局金には敵わねえんだろ。イミザの町医者んとこに匿われてたらしいぜ」
近付いて来る男たちの会話が聞こえて来たかと思えば、荷台の格子戸が外されてそのまま荷台に乗り込んでくる。
「ほう。こいつぁ上玉だな」
アイルーンの顎を掴み、男のうち一人が舌舐めずりをすると、アイルーンが反射的に唾を吐き掛けた。
「気安く触るんじゃないよ」
「おうおう、随分と粋のいいオメガだな」
神経を逆撫でする声音で呟くと、男はアイルーンの髪をむしり掴んで、剥き出しになった首筋に舌を這わせる。
「おいヘクター。商品に手ぇ付けんな。それよりこっちのオメガはもっと若いぞ」
「若けりゃいいってもんじゃないだろぉ、デレック」
俯いていたパメラの頭巾を剥がすと、デレックと呼ばれた男は息を呑み、ごくりと喉を鳴らした。
「ヘクター、若いなんてもんじゃねえ。こりゃとんでもねえ上玉だ」
アイルーンを執拗に嬲るヘクターの服を掴むと、デレックはパメラの髪を掴んで上を向かせる。
「ほお、確かに。こりゃとんでもねえ上玉だな」
「その子に指一本触れるんじゃないよ」
パメラの頬をヘクターの指がなぞった瞬間、アイルーンは脚を振り上げて股間を蹴り上げた。
「このクソ女」
デレックが怒りに任せてアイルーンを掴み、殴り掛かろうとした時、屋敷の中から人影が現れて荷馬車に寄って来た。
「おい!なにやってる。早く運べ。商品には傷を付けるな」
身なりのいいでっぷりとした男が叫び、デレックの手がすんでのところで止まる。
「……へい、セオドールの旦那。分かりやした」
デレックは舌打ちして拳を収めると、ヘクターの肩を叩いてからパメラを担いで荷台から降りる。
ヘクターも忌々しげな顔をしながらアイルーンを担ぐと、ようやく荷台から降りて、セオドールの前に立つ。
「ほう。旅一座に居ただけはあるな。見目は良いがあっちはどうだ」
そう言って懐から小瓶を取り出すと、セオドールはパメラとアイルーンの鼻先で蓋を開けた。
すると一気に脳髄を掻き回すような不快感がパメラたちを襲う。たちまち嘔吐いて苦悶の表情を浮かべると額に脂汗が滲む。
けれどアイルーンもパメラも、この不快感に似たものを知っている。ヒートだ。
「お前ぇえ、なにしやがった!」
アイルーンがヘクターの肩の上で絶叫すると、セオドールは虫ケラでも見るように眉を歪めて小さくほぅ、と呟いた。
薬物の類だろうがヒートの促進作用があるなにかを嗅がされたのだろう。
「貴様、番持ちか」
「だったらなんだってんだい」
「ヘクター。コイツのうなじを削ぎ落とせ」
「へい旦那」
「なっ!」
咄嗟のことにアイルーンは言葉を失い身を強ばらせるが、ヘクターはほくそ笑んでアイルーンを肩から下ろして跪かせ、剥き出しになったうなじを繁々と見つめながら興奮したように鼻息を荒くする。
その様を近くで見ながら、セオドールはさっさと済ませろと言わんばかりに、アイルーンに向かって侮蔑的に吐き捨てる。
「簡単なことだ。強制的に野良に戻してやるまでだ。ヘクター、とっととやれ」
「へい」
錆び付いたナイフを腰元から取り出すと、ヘクターは卑しい顔のまま口角を上げる。
「あたしにこんなことをして、あの人が黙っちゃ居ないよ」
アイルーンはヒートの昂りに耐えながら血走った眼を開き、セオドールとヘクターを睨み付けてから、同じく強制的に引き起こされたヒートに苦しむパメラを見る。
「あんたたちは後悔する。あの人が絶対あんたたちを許さない」
「さっきからうるさい女だな。あの人だ?それが貴様の番だとして、たかがアルファ一人になにが出来る」
「阿呆が。あの人はただのアルファじゃない。あたしの男を見くびるんじゃないよ!」
「口の減らないオメガだな。ヘクター。どうせ戯れ言だ。舌から切り落とせ」
「……それが戯れ言なんかじゃないんだよね」
ふざけた口調だが怒気を孕んだ声に、その場に居た誰もが息を呑んだ。
背後を取られ、セオドールの額に汗が滲む。この声の主は一体どこから現れた。一切気配がなかった。
暗闇に突如姿を現したのは、襟足から耳元までを短く刈り込み、頭頂からふわりと左に流した銀に輝く髪が印象的な、精悍な顔立ちをした色男だ。
その姿を確認すると、アイルーンの頬に一筋の涙が伝う。
「待たせてごめんな」
言うが早いか色男はセオドールの首を掴むと、特定の場所に指を食い込ませて一瞬で意識を奪う。
そして間髪入れずにヘクターの頭目掛けて、振り上げた踵を落とすと、ふらついてよろけるその鳩尾に重い拳を叩き込む。
「ぐへっ」
「ありゃりゃ。顔も汚けりゃ呻き声まで汚いんだ」
倒れ込んだヘクターの頭を容赦なく蹴り飛ばすと、今度はあまりの早業に呆然と立ち尽くしていたデレックに忍び寄り、膝を蹴って自由を奪うと、肩から振り落とされたパメラを引き取るように抱きかかえ、蹲って呻くその顔面に強烈な蹴りを入れる。
「あぎゃっ」
「こっちも汚いことで」
顔を押さえてのたうち回るデレックの脇腹の一点を定めて蹴りを叩き込むと、いよいよ一切動かなくなり辺り一体の静けさが戻った。
「さあお嬢さん、ゆっくり下ろすからね。立てるかい?」
「ありがとうございます……あなたは一体」
パメラは理解が及ばずに、目の前の色男とアイルーンを見比べて、おどおどしながら答えを待つ。
そんなパメラに苦笑して片目を閉じると、色男はアイルーンを起こして土埃を払ってやり、両頬に手を添えて愛しげに名前を呼んだ。
「アイルーン。随分待たせたな」
「ケイレブ……」
こんなに泣きじゃくるアイルーンをパメラは見たことがない。彼女は気丈で常に気高く強い女性だ。
そんなアイルーンをこうも弱らせる彼は一体何者なんだろうか。
「ごめんよお嬢さん、自己紹介をしなきゃね。俺はケイレブ。アイルーンの番だよ」
その一画で馬車は停まり、御者台に居た男二人がその場を離れてしばらくすると、入れ替わるように屋敷の中から屈強な男が二人出てきた。
「よく女オメガが二人も手に入ったな」
「騎士団なんて言ったところで、結局金には敵わねえんだろ。イミザの町医者んとこに匿われてたらしいぜ」
近付いて来る男たちの会話が聞こえて来たかと思えば、荷台の格子戸が外されてそのまま荷台に乗り込んでくる。
「ほう。こいつぁ上玉だな」
アイルーンの顎を掴み、男のうち一人が舌舐めずりをすると、アイルーンが反射的に唾を吐き掛けた。
「気安く触るんじゃないよ」
「おうおう、随分と粋のいいオメガだな」
神経を逆撫でする声音で呟くと、男はアイルーンの髪をむしり掴んで、剥き出しになった首筋に舌を這わせる。
「おいヘクター。商品に手ぇ付けんな。それよりこっちのオメガはもっと若いぞ」
「若けりゃいいってもんじゃないだろぉ、デレック」
俯いていたパメラの頭巾を剥がすと、デレックと呼ばれた男は息を呑み、ごくりと喉を鳴らした。
「ヘクター、若いなんてもんじゃねえ。こりゃとんでもねえ上玉だ」
アイルーンを執拗に嬲るヘクターの服を掴むと、デレックはパメラの髪を掴んで上を向かせる。
「ほお、確かに。こりゃとんでもねえ上玉だな」
「その子に指一本触れるんじゃないよ」
パメラの頬をヘクターの指がなぞった瞬間、アイルーンは脚を振り上げて股間を蹴り上げた。
「このクソ女」
デレックが怒りに任せてアイルーンを掴み、殴り掛かろうとした時、屋敷の中から人影が現れて荷馬車に寄って来た。
「おい!なにやってる。早く運べ。商品には傷を付けるな」
身なりのいいでっぷりとした男が叫び、デレックの手がすんでのところで止まる。
「……へい、セオドールの旦那。分かりやした」
デレックは舌打ちして拳を収めると、ヘクターの肩を叩いてからパメラを担いで荷台から降りる。
ヘクターも忌々しげな顔をしながらアイルーンを担ぐと、ようやく荷台から降りて、セオドールの前に立つ。
「ほう。旅一座に居ただけはあるな。見目は良いがあっちはどうだ」
そう言って懐から小瓶を取り出すと、セオドールはパメラとアイルーンの鼻先で蓋を開けた。
すると一気に脳髄を掻き回すような不快感がパメラたちを襲う。たちまち嘔吐いて苦悶の表情を浮かべると額に脂汗が滲む。
けれどアイルーンもパメラも、この不快感に似たものを知っている。ヒートだ。
「お前ぇえ、なにしやがった!」
アイルーンがヘクターの肩の上で絶叫すると、セオドールは虫ケラでも見るように眉を歪めて小さくほぅ、と呟いた。
薬物の類だろうがヒートの促進作用があるなにかを嗅がされたのだろう。
「貴様、番持ちか」
「だったらなんだってんだい」
「ヘクター。コイツのうなじを削ぎ落とせ」
「へい旦那」
「なっ!」
咄嗟のことにアイルーンは言葉を失い身を強ばらせるが、ヘクターはほくそ笑んでアイルーンを肩から下ろして跪かせ、剥き出しになったうなじを繁々と見つめながら興奮したように鼻息を荒くする。
その様を近くで見ながら、セオドールはさっさと済ませろと言わんばかりに、アイルーンに向かって侮蔑的に吐き捨てる。
「簡単なことだ。強制的に野良に戻してやるまでだ。ヘクター、とっととやれ」
「へい」
錆び付いたナイフを腰元から取り出すと、ヘクターは卑しい顔のまま口角を上げる。
「あたしにこんなことをして、あの人が黙っちゃ居ないよ」
アイルーンはヒートの昂りに耐えながら血走った眼を開き、セオドールとヘクターを睨み付けてから、同じく強制的に引き起こされたヒートに苦しむパメラを見る。
「あんたたちは後悔する。あの人が絶対あんたたちを許さない」
「さっきからうるさい女だな。あの人だ?それが貴様の番だとして、たかがアルファ一人になにが出来る」
「阿呆が。あの人はただのアルファじゃない。あたしの男を見くびるんじゃないよ!」
「口の減らないオメガだな。ヘクター。どうせ戯れ言だ。舌から切り落とせ」
「……それが戯れ言なんかじゃないんだよね」
ふざけた口調だが怒気を孕んだ声に、その場に居た誰もが息を呑んだ。
背後を取られ、セオドールの額に汗が滲む。この声の主は一体どこから現れた。一切気配がなかった。
暗闇に突如姿を現したのは、襟足から耳元までを短く刈り込み、頭頂からふわりと左に流した銀に輝く髪が印象的な、精悍な顔立ちをした色男だ。
その姿を確認すると、アイルーンの頬に一筋の涙が伝う。
「待たせてごめんな」
言うが早いか色男はセオドールの首を掴むと、特定の場所に指を食い込ませて一瞬で意識を奪う。
そして間髪入れずにヘクターの頭目掛けて、振り上げた踵を落とすと、ふらついてよろけるその鳩尾に重い拳を叩き込む。
「ぐへっ」
「ありゃりゃ。顔も汚けりゃ呻き声まで汚いんだ」
倒れ込んだヘクターの頭を容赦なく蹴り飛ばすと、今度はあまりの早業に呆然と立ち尽くしていたデレックに忍び寄り、膝を蹴って自由を奪うと、肩から振り落とされたパメラを引き取るように抱きかかえ、蹲って呻くその顔面に強烈な蹴りを入れる。
「あぎゃっ」
「こっちも汚いことで」
顔を押さえてのたうち回るデレックの脇腹の一点を定めて蹴りを叩き込むと、いよいよ一切動かなくなり辺り一体の静けさが戻った。
「さあお嬢さん、ゆっくり下ろすからね。立てるかい?」
「ありがとうございます……あなたは一体」
パメラは理解が及ばずに、目の前の色男とアイルーンを見比べて、おどおどしながら答えを待つ。
そんなパメラに苦笑して片目を閉じると、色男はアイルーンを起こして土埃を払ってやり、両頬に手を添えて愛しげに名前を呼んだ。
「アイルーン。随分待たせたな」
「ケイレブ……」
こんなに泣きじゃくるアイルーンをパメラは見たことがない。彼女は気丈で常に気高く強い女性だ。
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