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(30)他人の心配よりも自分の結婚について
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まるで青春を謳歌する十代の子みたいに、ダブルデートさながらにクリスマスマーケットを楽しむと、ホットワインを片手に、可愛らしいオーナメントや小物を見て回った。
「そろそろ移動するか」
「ちょっと早過ぎない?」
「この寒さで、更に待たされるの拷問だろ」
翔璃は寒さで赤くなった私の鼻を摘むと、すぐ後ろを歩いてる優吾と菜智を振り返って、この場から移動しようと声を掛けている。
そう言えば花火が上がるはずなのに、そんな気配は欠片もなかったので、ネットに書き込まれたフェイクだったのかと肩を落とす。
「なんかユウが近場で良さげな居酒屋見つけたっぽい」
「混んでないかな」
「普通に予約取れたって。行くぞ」
翔璃に手を引かれて方向転換すると、混雑した場所なのも手伝ってか、前を歩く菜智がしっかりと優吾と腕を組んでいるのが目に入って、ついニヤけた顔をしてしまう。
「お前、顔」
「え?」
「ニヤニヤし過ぎだろ。ユウが菜智とくっつくのがそんなに嬉しいのか。兄妹揃ってお前んちの虜にさせて満足か」
「逆でしょ。て言うか二人とも大事だし、うまく行ってくれた方が嬉しいじゃない。優吾だって、翔璃と私のこと応援してくれてるよ」
「でもまさか菜智かよ」
「そうかな。翔璃に比べたら、優吾なんか小さい時から分かりやすかったと思うけど」
前を歩く二人を見ながら、勝手にあれやこれやと盛り上がると、駅を反対側に抜けてクリスマス前の週末で賑わう飲み屋街に出た。
寒い中で店頭に立って客の呼び込みをしている店は意外とあって、やはりクリスマス当日でないからか、居酒屋などは気兼ねなく利用できそうな雰囲気でホッとする。
「ユウ、まだ歩くのか」
「大丈夫。ほら、ここの二階」
黒天狗と書かれた味のある看板を指差して、掘り炬燵があるらしいから個室にしたよと、急だったからメニューの予約は入れてないらしく、料理はよく分からないと言う。
降りてくる客とすれ違うのが難しいくらい細い階段を登ると、意外にも開けた踊り場が設けられていて、格子戸になった店の入り口を開けて店内に入れば、賑やかな声が響いている。
「結構お客さん入ってるみたいで安心した」
「ペロスター四つだし、人気あるお店みたいだよ」
グルメサイトの評価を調べたらしく、菜智がコートを脱ぎながらそうだよねと優吾とまたやり取りを始めた。
ようやく入り口に店員がやって来て、予約の個室に案内されると、ただの掘り炬燵ではなくて本当にコタツ布団がついた暖房仕様の座席に僅かに盛り上がる。
「優吾、良い店見つけたね」
「うわぁ、あったかい」
炬燵で暖を取りながら、とりあえず最初は生ビールで足並みを揃えると、運ばれて来た小鉢にお箸をつけながら、メニューを手になにを頼むかでまた盛り上がる。
「ご飯も兄貴の奢りで良いんだよね」
「まあな、こんなこと滅多にないし。ユウも遠慮すんなよ」
「ありがとう翔くん」
仲良く隣に並んだ菜智と優吾は、楽しそうにメニューを見ながら次々とタブレットに料理を打ち込んでいく。
「美都真もちゃんと食べろよ。マーケットでもあんまり食べてなかっただろ。体冷えたのか」
「平気平気、大丈夫だよ。夕飯しっかり食べたかったからセーブしてただけだって。さ、頼も頼も」
私のおでこに手を当ててから、顔を覗き込んでくる翔璃を押し退けると、その様子をニヤニヤ見ている正面の菜智と優吾からタブレットを奪い取って、適当に翔璃の好物を入力する。
案の定、何人前なのか分からないほどの料理がテーブルに並ぶと、お酒も入ってエンジン全開の菜智が、吸い込むように次々と料理を平らげていく。
「そういえば、正月は実家って言ってたよね。二人で旅行とか行くのかなって思ってた」
甲斐甲斐しく菜智のために小皿に料理を取り分けながら、優吾はそれこそ温泉とかに旅行しないのかと話題を振ってくる。
「美都真は帰って来て久々だし、実家で迎える正月の方が良いだろ。お前カナダに行ったっきりで全然帰ってこなかったもんな」
「大学は勉強ついていくので手一杯だったし、仕事してからも出版関係だからお正月って気分もそんなに味わえなかったんだよね。バタバタしてるうちに休みが終わっちゃう感じ」
「姉ちゃん本当にカナダ好きだよなって思ってた。帰って来たい気持ちはあったんだ」
「そりゃみんなに会いたいし、ちょくちょく帰れるなら帰りたかったけど、飛行機代もバカにならないし、なにより生活に追われてて無理だったね」
「まさか向こうで就職までするとは思ってなかったわ。だから帰って来るって聞いてちょっと驚いたもん」
刺身の盛り合わせをぺろりと平らげると、里芋の唐揚げを頬張りながら、コレ美味しいよとお皿を寄越して菜智が帰国の切っ掛けを聞いてくる。
「そういえばなんで帰って来たんだよ」
翔璃は菜智が差し出したお皿を受け取ると、本当に美味いと里芋の唐揚げを頬張って日本酒を呷る。
「日本人として働く限界だったからかな。カナダの国籍を取るのかって言われた時に、やっぱり家族の顔が浮かんだから、私が居るべき場所はあっちじゃないと思ったんだよ」
翔璃が注いでくれた熱燗を呑むと、横でさりげなく取り分けてくれた厚焼き玉子を頬張って、指でOKサインを作って美味しいと返事する。
その話題からなんとなくそれぞれの仕事の話になって、社会人一年目の優吾の失敗談を中心に話が盛り上がると、学生の頃は想像もしなかった生活に慣れたことに寂しさも感じた。
私たちは特に、同じような環境で育ってきてそれぞれが別の夢を見付けて、それなりに目標を持って今の自分を生きている。
今見ている景色はそれぞれ違うのに、こんな形で線が交わって新しい同じ景色を見てるのが、嬉しくて少しむず痒い。
「そういえば、翔くん姉ちゃんの会社と仕事してるんだよね」
「まあな」
「仕事で関わることあるの?」
「いや、そうならないように断ってる」
「そうなの? 美都真」
「前にちょっとね。サポートで一緒に仕事する機会があったんだけど、会社にややこしい人が居たから、揉める火種にならないように、翔璃が予防線張ってくれたんだよね」
「ああ、兄貴に絡んでたっていうあの女の人?」
「まあもう辞めたけどね。同じように騒ぐ人が居ないとも限らないし」
ただでさえ最近は、ルークのせいでまた肩身が狭い状況に置かれてしまっている。しかもこの指輪の相手がルークなんじゃないかと噂されていると聞いてゲンナリしてるところだ。
「だったらさっさと結婚すれば良いのに」
優吾が焼き鳥を頬張りながら、いつ結婚するのと無邪気に笑顔を浮かべて私と翔璃を交互に見る。
「そうだよ。兄貴はする気満々じゃないの? もしかして美都真がストップ掛けてんの」
「掛けてないよ」
「じゃあ籍いつ入れようか美都真」
「え、それ今決める? ここで?」
思わぬ飛び火で結婚の二文字が現実味を帯びてきた。
もちろん指輪を受け取った時から、そんな日が来る想像はしたけど、いざ現実となると、また自信のなさに押し潰されそうになってしまう自分が情けなく感じた。
「美都真は着物も似合いそうだよね」
「ナっちゃんは、ウェディングドレスと着物どっち着たいの?」
「あれ、ここで私の話する?」
優吾の気の早い発言にみんなが吹き出すと、私から話題が逸れてどこかホッとしてしまった。
「そろそろ移動するか」
「ちょっと早過ぎない?」
「この寒さで、更に待たされるの拷問だろ」
翔璃は寒さで赤くなった私の鼻を摘むと、すぐ後ろを歩いてる優吾と菜智を振り返って、この場から移動しようと声を掛けている。
そう言えば花火が上がるはずなのに、そんな気配は欠片もなかったので、ネットに書き込まれたフェイクだったのかと肩を落とす。
「なんかユウが近場で良さげな居酒屋見つけたっぽい」
「混んでないかな」
「普通に予約取れたって。行くぞ」
翔璃に手を引かれて方向転換すると、混雑した場所なのも手伝ってか、前を歩く菜智がしっかりと優吾と腕を組んでいるのが目に入って、ついニヤけた顔をしてしまう。
「お前、顔」
「え?」
「ニヤニヤし過ぎだろ。ユウが菜智とくっつくのがそんなに嬉しいのか。兄妹揃ってお前んちの虜にさせて満足か」
「逆でしょ。て言うか二人とも大事だし、うまく行ってくれた方が嬉しいじゃない。優吾だって、翔璃と私のこと応援してくれてるよ」
「でもまさか菜智かよ」
「そうかな。翔璃に比べたら、優吾なんか小さい時から分かりやすかったと思うけど」
前を歩く二人を見ながら、勝手にあれやこれやと盛り上がると、駅を反対側に抜けてクリスマス前の週末で賑わう飲み屋街に出た。
寒い中で店頭に立って客の呼び込みをしている店は意外とあって、やはりクリスマス当日でないからか、居酒屋などは気兼ねなく利用できそうな雰囲気でホッとする。
「ユウ、まだ歩くのか」
「大丈夫。ほら、ここの二階」
黒天狗と書かれた味のある看板を指差して、掘り炬燵があるらしいから個室にしたよと、急だったからメニューの予約は入れてないらしく、料理はよく分からないと言う。
降りてくる客とすれ違うのが難しいくらい細い階段を登ると、意外にも開けた踊り場が設けられていて、格子戸になった店の入り口を開けて店内に入れば、賑やかな声が響いている。
「結構お客さん入ってるみたいで安心した」
「ペロスター四つだし、人気あるお店みたいだよ」
グルメサイトの評価を調べたらしく、菜智がコートを脱ぎながらそうだよねと優吾とまたやり取りを始めた。
ようやく入り口に店員がやって来て、予約の個室に案内されると、ただの掘り炬燵ではなくて本当にコタツ布団がついた暖房仕様の座席に僅かに盛り上がる。
「優吾、良い店見つけたね」
「うわぁ、あったかい」
炬燵で暖を取りながら、とりあえず最初は生ビールで足並みを揃えると、運ばれて来た小鉢にお箸をつけながら、メニューを手になにを頼むかでまた盛り上がる。
「ご飯も兄貴の奢りで良いんだよね」
「まあな、こんなこと滅多にないし。ユウも遠慮すんなよ」
「ありがとう翔くん」
仲良く隣に並んだ菜智と優吾は、楽しそうにメニューを見ながら次々とタブレットに料理を打ち込んでいく。
「美都真もちゃんと食べろよ。マーケットでもあんまり食べてなかっただろ。体冷えたのか」
「平気平気、大丈夫だよ。夕飯しっかり食べたかったからセーブしてただけだって。さ、頼も頼も」
私のおでこに手を当ててから、顔を覗き込んでくる翔璃を押し退けると、その様子をニヤニヤ見ている正面の菜智と優吾からタブレットを奪い取って、適当に翔璃の好物を入力する。
案の定、何人前なのか分からないほどの料理がテーブルに並ぶと、お酒も入ってエンジン全開の菜智が、吸い込むように次々と料理を平らげていく。
「そういえば、正月は実家って言ってたよね。二人で旅行とか行くのかなって思ってた」
甲斐甲斐しく菜智のために小皿に料理を取り分けながら、優吾はそれこそ温泉とかに旅行しないのかと話題を振ってくる。
「美都真は帰って来て久々だし、実家で迎える正月の方が良いだろ。お前カナダに行ったっきりで全然帰ってこなかったもんな」
「大学は勉強ついていくので手一杯だったし、仕事してからも出版関係だからお正月って気分もそんなに味わえなかったんだよね。バタバタしてるうちに休みが終わっちゃう感じ」
「姉ちゃん本当にカナダ好きだよなって思ってた。帰って来たい気持ちはあったんだ」
「そりゃみんなに会いたいし、ちょくちょく帰れるなら帰りたかったけど、飛行機代もバカにならないし、なにより生活に追われてて無理だったね」
「まさか向こうで就職までするとは思ってなかったわ。だから帰って来るって聞いてちょっと驚いたもん」
刺身の盛り合わせをぺろりと平らげると、里芋の唐揚げを頬張りながら、コレ美味しいよとお皿を寄越して菜智が帰国の切っ掛けを聞いてくる。
「そういえばなんで帰って来たんだよ」
翔璃は菜智が差し出したお皿を受け取ると、本当に美味いと里芋の唐揚げを頬張って日本酒を呷る。
「日本人として働く限界だったからかな。カナダの国籍を取るのかって言われた時に、やっぱり家族の顔が浮かんだから、私が居るべき場所はあっちじゃないと思ったんだよ」
翔璃が注いでくれた熱燗を呑むと、横でさりげなく取り分けてくれた厚焼き玉子を頬張って、指でOKサインを作って美味しいと返事する。
その話題からなんとなくそれぞれの仕事の話になって、社会人一年目の優吾の失敗談を中心に話が盛り上がると、学生の頃は想像もしなかった生活に慣れたことに寂しさも感じた。
私たちは特に、同じような環境で育ってきてそれぞれが別の夢を見付けて、それなりに目標を持って今の自分を生きている。
今見ている景色はそれぞれ違うのに、こんな形で線が交わって新しい同じ景色を見てるのが、嬉しくて少しむず痒い。
「そういえば、翔くん姉ちゃんの会社と仕事してるんだよね」
「まあな」
「仕事で関わることあるの?」
「いや、そうならないように断ってる」
「そうなの? 美都真」
「前にちょっとね。サポートで一緒に仕事する機会があったんだけど、会社にややこしい人が居たから、揉める火種にならないように、翔璃が予防線張ってくれたんだよね」
「ああ、兄貴に絡んでたっていうあの女の人?」
「まあもう辞めたけどね。同じように騒ぐ人が居ないとも限らないし」
ただでさえ最近は、ルークのせいでまた肩身が狭い状況に置かれてしまっている。しかもこの指輪の相手がルークなんじゃないかと噂されていると聞いてゲンナリしてるところだ。
「だったらさっさと結婚すれば良いのに」
優吾が焼き鳥を頬張りながら、いつ結婚するのと無邪気に笑顔を浮かべて私と翔璃を交互に見る。
「そうだよ。兄貴はする気満々じゃないの? もしかして美都真がストップ掛けてんの」
「掛けてないよ」
「じゃあ籍いつ入れようか美都真」
「え、それ今決める? ここで?」
思わぬ飛び火で結婚の二文字が現実味を帯びてきた。
もちろん指輪を受け取った時から、そんな日が来る想像はしたけど、いざ現実となると、また自信のなさに押し潰されそうになってしまう自分が情けなく感じた。
「美都真は着物も似合いそうだよね」
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