半妖さんと七日間生活 〜私が妖の御子で半妖さんは巫女だけど男⁉︎〜

絶対守護天使ちゃん

文字の大きさ
4 / 6

第4話

しおりを挟む
「だから、これから一緒に暮らすんだよ、七日間」

「なんで⁉︎」

私は今豪勢な門の前にいます。この門をあけた先にはさらに、大きな家が建っているそうです。今の私は制服にマフラーそしてスクールバックしか持っていません。

ここまでは助けて貰ったあと、これまたゴツい車に運ばれてきました。この家を見て分かる通り、車を樹さんが運転するわけではなく、ちゃんとした運転手さんがいました。

そして、車にのっている間に私に起こった変化もろもろを教えてもらいました。

まず、私には霊力なるものが溜まっている状態らしいです。

ーーそもそも、この霊力自体よくわからないのですが。

そして、この霊力は人であれば誰もが体内で生成しているらしいです。しかし、それはごく僅かかで、貯めておくことができません。しかし、これが周りより少し多く作れる人がいて、それを魔法使いや超能力者と読んでいるそうです。もっと、細かく言うと第六感も霊力の量に左右されているとか。

これを人が貯めておくことはできない力です。作って使っての地産地消、鮮度命です。でも、ごく僅かに貯めておくことができる人もいます。それが、私です!そして、私の作った霊力が貯蔵の限界を超えたため、溢れ出した分が能力として現れたと言うのが、世界世紀末化の原因でした。

また、この霊力は人にしか作れず妖の類にとっては妖力とは別の力のリソースになるようです。それを、樹さんに分かりやすく説明して貰ったのですが……えーと、

「妖力がガソリンだとすると、霊力はニトロ」

そうです!

「そうそう、って、なんで、答えれるんですか⁉︎」

私が驚くと、隣にいる樹さんは気怠そうに頭を書きました。樹さんも今日学校だったのか、制服を着ています。工場では暗く、車では助手席に乗っていたため、今さらになって気がつきました。正直いって、似合っています。男なのに、私よりも、制服が、そのスカートが、コートが美しいのです。だからこそ、その動きをやめてほしいです。

「だから!」

隣に立つ樹さんが私の考え事を遮るように、大きい声を出しました。

「霊力の話しただろ、それの生成を多く生成できる家系なんだよ。近くにいる人の考えていることくらいはわかる」

らしいです!

「そこは、口に出せよ」

「どこからです?」

「全てだよ、頭掻くなとか」

それで、本命のなぜ私たちが暮らすことになるかと言うと、

「スルーかい!」

「まあまあ」

それで、本命のなぜ私たちが暮らすことになるかと言うと、妖怪が使える力ならば、妖怪に使って貰って溜まっている分を空にしたらいい!と言う考えによるものです。そして、空になるのが七日間ということです。そして、また妖が襲ってくる可能性を見て、この強い樹さんと一緒です。

あれ……?何か足りない?

「大変です!妖に力を消費してもらうって、妖がここにいるってことですか⁉︎襲われちゃます!美味しく頂かれちゃいます!」

「妖怪?」

私が慌てているというのに、護衛と自ら言った樹さんは相当落ち着いています。でも、妖って悪いやつと言っていたのは、彼だったはずです。

私の思っていることを読んだのか、樹さんは策に掛かったりと口角を少し上に上げます。

「ここにいるじゃん」

さらっと、言いました。

ここにいると言われても、私の目に見えるのは樹さんだけです。その他、にはなにも見えません。いや、もしかしたら姿を隠せる感じの妖の可能性もあります!

「俺、一応妖、半妖だけど」

ーーええええええええええ!?

「うわ、うるさっ」

ついに、私の更生生活が始まったのでした。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

処理中です...