色の無いアイツを俺が変えた

兎月星葉

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修学旅行

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   広い水槽を越えて俺達は、ペンギンの居るゾーンにやって来た。オウサマペンギンやらコウテイペンギンやら。まぁ、沢山のペンギンが居た。
 
「可愛い……空飛べたらもっと可愛いだろうなぁ……」
「山田。そんなに思うなら、水中に居るペンギンを見てみろよ。もう、空飛んでるだろ!」
「勇吾。俺は、その発想に無理があると思う。いくら背景が青色でも。あれは、水だ!」
「拓真。お前は、想像力が無さすぎる!ほら、もっと心を豊かに……」

   それに合わせる様に山田は、目を軽く閉じてからゆっくりと目を開いた。

「見える。見えるよ。ペンギンが空飛んでるよ!」  
「洗脳されたな」
「言い方が悪いなぁ……俺は、山田の想像力を刺激したんだよ。洗脳したつもりは、これぽっちも思ってないさ」

    勇吾は、ドヤ顔をして語って来る。山田は、キラキラと目を輝かせながらペンギンを見てる。

    楽しそうで良かったな、山田。さて、俺も久しぶりに子供の様な心に戻って見るかな。
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