色の無いアイツを俺が変えた

兎月星葉

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文化祭

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    俺達の劇は、文化祭の初めのパフォーマンス。各クラス事に1つの事をする。与えられた時間は、30分から45分間。今までの練習では、40分掛かった。

    俺達は、今ステージ裏で衣装に着替えスタンバイしている。

「緊張してきたよ……失敗したら……」
「そんな事言ってるとフラグ回収するぞ」
「拓真君の意地悪!ここは、大丈夫。来未なら出来るよって言ってよ!」

    来未が失敗してフォローするのは、俺だからな。少しでも失敗しないように言っとくか。

「大丈夫だ。来未なら……出来る……」

   照れる。本当ならもっと明るく言うつもりだったが恥ずかしくて声が小さく、低くなってしまった。

   来未は、弾けた笑顔を俺に見せ腕を上げた。そして、表には聞こえないぐらいの声で叫んだ。

「ありがとう!よっしゃー成功させるよ!」
「「おー!!」」

    周りで聞いていた奴や緊張で顔が強ばってた奴が気合を入れる為に声を出した。

    俺もその声を聞いて気を引き締めた。

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