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最終章 エレナと黄金の女神編
118:傲慢の世界
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一瞬、体が宙に浮いたような感覚がした。そして次の瞬間には、身体が煙のようにぐにゃりぐにゃりと歪んでいくような不快感がノームを襲う。吐き気と不安と恐怖で頭がおかしくなりそうになる。しばらくそれに耐えていると、頬に風を感じた。
(着いたのか……)
ノームは恐る恐る目を開ける。悪魔が作り出したとされる仮想世界はてっきり恐ろしい怪物や魔獣が蔓延っているような地獄だと思っていた。しかしそこには──ただただ美しい花畑が広がっており、拍子抜ける。
「ここに……エレナが……。早く、探さなければ……うっ!!」
……と、こちらの世界に来た影響なのだろうか。ふと、ノームの足に力が入らなくなった。先程の吐き気がぶり返してくる。意識を失いそうになるが、なんとか地面に手をついて耐えた。
その時だ。
「──あの、大丈夫ですか?」
「!」
この声を、ノームは知っている。いや、知りすぎている。焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと振り返ると……
「エレ……ナ?」
「?」
風に流れる金髪の女性がこちらを見下ろしていた。確かにそれはエレナだった。しかしノームは眉を顰める。何故ならその女性は──明らかに二十代半ばに見えたからだ。数年後、あるいは十数年後のエレナと表現するのが一番しっくりくる。
女性は不思議そうに首を傾げていた。ノームは言葉が詰まる。
「お母様!」
ノームが何を言おうかと悩んでいる間に、子供の声が響いた。途端にエレナの顔に笑顔が咲く。
お母様。確かにそう聞いた。ノームは大きく目を見開かせ、さらに口を閉じることしかできない。
「サリュ。どうしたの?」
「お母様! あっちでね、素敵なお花を見つけたんだ! お母様にあげる!」
「あら、本当に素敵ね。ありがとう。大切に飾るわね」
「えへへ。……あれ? お母様、そちらの人は?」
突然現れた少年にノームは鈍器で頭を打たれたような衝撃が走る。今の彼がどうしても母の気を引きたい年頃の息子にしか見えなかったからだ。そしてその相手がエレナなのだから、ショックを受けないわけがない。
石になっているノームを見て、エレナはそっと少年の背中を押した。
「きっと城の庭に迷い込んできた方でしょう。サリュ、ご挨拶しなさい」
「は、はい。初めまして。ぼ、僕はスぺランサ王国第一王太子、サリュ・ディーネ・アレクサンダーと申します」
「!?」
「初めまして。私はエレナ・ディーネ・アレクサンダーと申します。この子の母であり、スぺランサ王国現王妃です。貴方は……異国の方とお見受けしますが、もしかしたらウィン陛下に謁見の予定が──」
エレナ・ディーネ・アレクサンダー。その名前を聞いた途端にノームはエレナの言葉が何も聞こえなくなった。頭痛が酷くなり、今すぐに嘔吐してしまいそうなくらいには気分が悪い。
(エレナ、どうしてお前がウィンの姓を名乗っているんだ……それに、その子はまさか、お前とウィンの──!!)
「エレナ、余は……余は……っ!! ……うっ!!」
言葉が渋滞し、舌が回らなくなる。途端にノームは視界がかすみ、エレナに何も伝えられないまま、意識を失ってしまった……。
***
──本当は、どこか予感していた。
──傲慢の悪魔にとって都合のいい世界。つまりはウィンにとって都合のいい世界だろう。
──それが一体、何を意味することなのかを。
「目が覚めたかしら」
目が覚めた場所には見覚えがあった。以前ウィンの誕生祭にて、サラマンダーが介抱された部屋だ。ということはここはやはりスぺランサ城なのだろう。先程いた花畑はスぺランサ王国の庭の一部だったのだ。ノームは意外にも冷静な自分に内心驚いていた。
声がした方に目をやると、やはりエレナがいた。エレナ・フィンスターニスではなく、エレナ・ディーネ・アレクサンダーが。ノームは半身を起こす。
(惑わされるな。ここはウィンの理想の世界であり、現実ではない。エレナもウィンもその本体は眠っているんだ。一刻も早くエレナにその事を伝える必要がある!)
しかしノームが突然「この世界は幻なんだ!」と伝えても、目の前のエレナが信じるはずがないだろう。ひとまずここはエレナの話に乗って、彼女の現状を把握するべきだとノームは判断した。
「城に運んでくださったのですね。ありがとうございます、エレナ王妃」
「いいの、気にしないでくださいな。顔色が悪いわね。よくなるまでここで休んでいくといいわ」
「お気遣い感謝いたします」
ノームはここで、記憶が曖昧であることを主張した。エレナから詳しく事情を聞かれるのを防ぐためだ。その上で、ノームは質問する。
「エレナ王妃は……シュトラール王国やテネブリスを知っていますか?」
「? しゅと、らーる? てね、ぶりす? どこかの国の名前かしら……。ごめんなさい、他国の事はよくわからなくて……」
やはり都合の悪い情報はなかった事にされているらしい。これは十分予想できたことだ。
次にノームは何か不満や違和感を覚えることはないかと尋ねた。今のエレナはウィンの都合のよい状態になるように洗脳を受けている状態だ。つまりは元のエレナの記憶や人格が抑えられているということ。矛盾をつくためにはその反動の兆しを狙うしかない。
──だが。
「不満や違和感? 全くないわよ!」
エレナはノームの質問に対し、はっきりと残酷にそう答えた。頬を桃色に染め、満面の笑みで。
「心から私を愛してくれる夫と子供に恵まれて、私はこれ以上ないくらいに幸せなの! この間なんか、家族三人でお庭で──」
最も愛する人が、自分以外の誰かとの幸せを満面の笑みで語っている。そんな状況で取り乱さない人間がいるのだろうか。
ノームは思わず、涙を溢してしまった。つぅっと一筋の雫がノームの褐色の肌を滑る。エレナはそれを見てギョッとした。
「え、貴方、どうして泣いて……」
「エレナ……」
ノームは堪らなくなって、エレナに腕を伸ばした。だが──
「お母様! 夕食の時間だからお父様が呼んでいるよ!」
「!」
サリュの元気な声がドアの向こうから聞こえる。それと同時にエレナもハッとしてその場を立った。泣いているノームにどんな言葉をかければいいのか戸惑っているのか、目を泳がせた後、困ったように微笑んだ。
「ごめんなさい。夫には貴方の事、内緒にしているの。彼は私が他の殿方と接する事をよく思わないから……。だから、行かないと……」
「──、」
パタン、とドアが閉まる。ノームは己の髪を掻きむしり、どう消費してよいのか分からない感情を必死に抑え込むしかなかった……。
(着いたのか……)
ノームは恐る恐る目を開ける。悪魔が作り出したとされる仮想世界はてっきり恐ろしい怪物や魔獣が蔓延っているような地獄だと思っていた。しかしそこには──ただただ美しい花畑が広がっており、拍子抜ける。
「ここに……エレナが……。早く、探さなければ……うっ!!」
……と、こちらの世界に来た影響なのだろうか。ふと、ノームの足に力が入らなくなった。先程の吐き気がぶり返してくる。意識を失いそうになるが、なんとか地面に手をついて耐えた。
その時だ。
「──あの、大丈夫ですか?」
「!」
この声を、ノームは知っている。いや、知りすぎている。焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと振り返ると……
「エレ……ナ?」
「?」
風に流れる金髪の女性がこちらを見下ろしていた。確かにそれはエレナだった。しかしノームは眉を顰める。何故ならその女性は──明らかに二十代半ばに見えたからだ。数年後、あるいは十数年後のエレナと表現するのが一番しっくりくる。
女性は不思議そうに首を傾げていた。ノームは言葉が詰まる。
「お母様!」
ノームが何を言おうかと悩んでいる間に、子供の声が響いた。途端にエレナの顔に笑顔が咲く。
お母様。確かにそう聞いた。ノームは大きく目を見開かせ、さらに口を閉じることしかできない。
「サリュ。どうしたの?」
「お母様! あっちでね、素敵なお花を見つけたんだ! お母様にあげる!」
「あら、本当に素敵ね。ありがとう。大切に飾るわね」
「えへへ。……あれ? お母様、そちらの人は?」
突然現れた少年にノームは鈍器で頭を打たれたような衝撃が走る。今の彼がどうしても母の気を引きたい年頃の息子にしか見えなかったからだ。そしてその相手がエレナなのだから、ショックを受けないわけがない。
石になっているノームを見て、エレナはそっと少年の背中を押した。
「きっと城の庭に迷い込んできた方でしょう。サリュ、ご挨拶しなさい」
「は、はい。初めまして。ぼ、僕はスぺランサ王国第一王太子、サリュ・ディーネ・アレクサンダーと申します」
「!?」
「初めまして。私はエレナ・ディーネ・アレクサンダーと申します。この子の母であり、スぺランサ王国現王妃です。貴方は……異国の方とお見受けしますが、もしかしたらウィン陛下に謁見の予定が──」
エレナ・ディーネ・アレクサンダー。その名前を聞いた途端にノームはエレナの言葉が何も聞こえなくなった。頭痛が酷くなり、今すぐに嘔吐してしまいそうなくらいには気分が悪い。
(エレナ、どうしてお前がウィンの姓を名乗っているんだ……それに、その子はまさか、お前とウィンの──!!)
「エレナ、余は……余は……っ!! ……うっ!!」
言葉が渋滞し、舌が回らなくなる。途端にノームは視界がかすみ、エレナに何も伝えられないまま、意識を失ってしまった……。
***
──本当は、どこか予感していた。
──傲慢の悪魔にとって都合のいい世界。つまりはウィンにとって都合のいい世界だろう。
──それが一体、何を意味することなのかを。
「目が覚めたかしら」
目が覚めた場所には見覚えがあった。以前ウィンの誕生祭にて、サラマンダーが介抱された部屋だ。ということはここはやはりスぺランサ城なのだろう。先程いた花畑はスぺランサ王国の庭の一部だったのだ。ノームは意外にも冷静な自分に内心驚いていた。
声がした方に目をやると、やはりエレナがいた。エレナ・フィンスターニスではなく、エレナ・ディーネ・アレクサンダーが。ノームは半身を起こす。
(惑わされるな。ここはウィンの理想の世界であり、現実ではない。エレナもウィンもその本体は眠っているんだ。一刻も早くエレナにその事を伝える必要がある!)
しかしノームが突然「この世界は幻なんだ!」と伝えても、目の前のエレナが信じるはずがないだろう。ひとまずここはエレナの話に乗って、彼女の現状を把握するべきだとノームは判断した。
「城に運んでくださったのですね。ありがとうございます、エレナ王妃」
「いいの、気にしないでくださいな。顔色が悪いわね。よくなるまでここで休んでいくといいわ」
「お気遣い感謝いたします」
ノームはここで、記憶が曖昧であることを主張した。エレナから詳しく事情を聞かれるのを防ぐためだ。その上で、ノームは質問する。
「エレナ王妃は……シュトラール王国やテネブリスを知っていますか?」
「? しゅと、らーる? てね、ぶりす? どこかの国の名前かしら……。ごめんなさい、他国の事はよくわからなくて……」
やはり都合の悪い情報はなかった事にされているらしい。これは十分予想できたことだ。
次にノームは何か不満や違和感を覚えることはないかと尋ねた。今のエレナはウィンの都合のよい状態になるように洗脳を受けている状態だ。つまりは元のエレナの記憶や人格が抑えられているということ。矛盾をつくためにはその反動の兆しを狙うしかない。
──だが。
「不満や違和感? 全くないわよ!」
エレナはノームの質問に対し、はっきりと残酷にそう答えた。頬を桃色に染め、満面の笑みで。
「心から私を愛してくれる夫と子供に恵まれて、私はこれ以上ないくらいに幸せなの! この間なんか、家族三人でお庭で──」
最も愛する人が、自分以外の誰かとの幸せを満面の笑みで語っている。そんな状況で取り乱さない人間がいるのだろうか。
ノームは思わず、涙を溢してしまった。つぅっと一筋の雫がノームの褐色の肌を滑る。エレナはそれを見てギョッとした。
「え、貴方、どうして泣いて……」
「エレナ……」
ノームは堪らなくなって、エレナに腕を伸ばした。だが──
「お母様! 夕食の時間だからお父様が呼んでいるよ!」
「!」
サリュの元気な声がドアの向こうから聞こえる。それと同時にエレナもハッとしてその場を立った。泣いているノームにどんな言葉をかければいいのか戸惑っているのか、目を泳がせた後、困ったように微笑んだ。
「ごめんなさい。夫には貴方の事、内緒にしているの。彼は私が他の殿方と接する事をよく思わないから……。だから、行かないと……」
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