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第2章 クリス・サン・エーデルシュタイン編
幕間 :オタク令嬢は同志が欲しい①
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「はぁ~! 新刊完成! 今回はリオクリ(リオン×クリス)で『太陽王子を虐めたいっ!』に決まり!」
ディアの休日の朝は早い。リオンの魔法の鍛錬も家庭教師との勉強もない休日は貴重だからだ。朝から晩まで彼女は部屋に籠もり、オタク活動に時間を費やす。
彼女の萌えを消費するには一日という時間はあまりにも短すぎるのだ。
「ん~~……」
ディアは軽くストレッチをした。もうかれこれ三時間はリオクリ漫画を書いていたため、身体はがっちがちに凝っている。
しかし、早く次の二次創作をしたいと身体が疼いていた。
「若いっていいわね~! よーし、 次は主従トリオの家族パロ本でも書こうかしら!」
ある程度の数の作品を完成させれば、読み返すのにも工夫を凝らす。机を均等の間隔に並べ、その上に本を置く。また、架空のサークル名とサークルカットを書いた紙を飾るのも忘れずに。
「サークルナンバーはあ1a、い2bと……ひらがなも定期的に書かないと忘れてしまいそうね!」
独り言をぶつぶつと言いながら、ディアは額の汗を拭う。
部屋には机に並びられた「黎明のリュミエール」の二次創作物達。
ディアの広い部屋はあっという間に同人即売会の会場となる。
これこそディアの趣味、「独りコミケ」の開催である。
「宝の地図よし、パンフレットよし! いくわよ! オタク奥義──『島買い』!!」
ディアは机に並べた物を次々と回収していく。
全ての本をあっという間に回収した後はそのままベッドに寝ころがった。
──そして一言。
「……虚しすぎる」
この乙女ゲームの世界に同人即売会はない。それはそうだろう。中世ヨーロッパ風の世界観で、オタク文化などあるはずがない。
(でも、やっぱりBLを愛する同志は欲しいわ。オタク活動は、萌えを語る同志がいてこそさらに輝きを放つものなのだから……)
その孤独感から少しだけ泣きそうになる。
普段はリオンのスパルタ魔法指導などで紛らわせることができるが、やはり前世の日本が恋しい気持ちもまだディアの心にあった。
「私、本当にこの先も公爵令嬢なんてやっていけるのかしら。せめて、私のこのオタク心を理解してくれる人がいてくれれば……」
その時だ。部屋にノック音が響く。
ノックの相手は侍女のリンだ。ディアは慌てて戦利品を枕の下に隠し、扉越しにリンに声をかけた。
こんな不敬な本を描いているとバレたら、流石に勘当されてしまうかもしれない。
「どうしたの? リン」
「お休み中に申し訳ございません、ディア様。実は、クリス様から午後の茶会のお誘いがありまして……いかがなさいましょう?」
「そう、クリス様が……」
ディアは少しだけ微笑んだ。ディアが泣きそうになった時はいつだってクリスが助けてくれる。
前世でも、現世でも。
「リン。クリス様のお誘い、ぜひ受けるわ。身支度をお願いできる?」
「勿論ですわ、ディア様。お茶会の間はお邪魔にならないよう、私はお部屋のお掃除をさせていただきますね」
「えぇ、ありがとう」
やっぱりクリス様は私の最推しだわ。
そう思いながら、ディアはリンと共に慌てて身支度をするのだった……。
***
「急に誘ってしまってごめんね。新しい茶葉を手に入れたから、すぐにでも君と一緒に飲みたくて」
「謝らないでください! クリス様とこうしてお茶を飲むのは私の癒やしなんですから」
穏やかな午後の陽だまりの中、ディアはヴィエルジュ家の庭にて、クリスと紅茶を飲んでいた。
庭を見渡すと、つい先日この庭でニコルに襲われたとは思えないほど、庭の花壇は綺麗に修繕されている。護衛としてカインを中心とする王城兵達が庭のあちこちを見張ってはいるが、彼らは二人の会話が聞こえない程度には離れてくれているので対して気にはならない。
そして、目の前の最推しの顔も、今日も天使のようにキュートで、女神のように美しい。素晴らしい休日の午後だ。
だが──
紅茶の水面に映る自分の顔を見て、ついため息を溢してしまう。
「ディア?」
ハッとした。慌てて顔を上げると、クリスがディアを心配そうに見ていた。
「どうかしたの?」
「い、いえ! 何もありませんわ! 美味しすぎてため息が溢れてしまったのです!」
「……そう言ってくれるのは嬉しいよ。でも、僕は君の婚約者なんだ。君がどこか元気がないのは気づいていたよ。僕で良かったら話してくれないかい? 話したくないことは伏せつつ相談するだけでもスッキリするんじゃないかな」
その手があったか。
そう思ってしまうほどにディアは限界だったのかもしれない。最推しであるクリスに相談してしまうほど。
「ありがとうございます、クリス様。では、その……少しだけ私のお話を聞いてくださると嬉しいですわ」
「っ! うん! ゆっくりでいいからね」
クリスは嬉しそうに微笑んだ。
ディアに頼りにされることがあまりないため、舞い上がっているのだが──自分への好意に鈍感なディアがそれに気づくはずもない。
「……私、実は趣味がありまして……絵を描いたり、物語を考えたりする……」
(クリス様が男性方に溺愛される絵と物語を描くのが好き、とは口が裂けても言えませんけども!)
ディアは言葉を選びつつも、己のストレスを吐き出す。
「だからその、そんな同じ趣味を持つ友人が欲しいなと……。ですがなかなか、その……いらっしゃらないようで……」
(そりゃあ、BLを嗜んでいる貴族がいるわけないわよね。この世界ではそもそも男色文化なんてあまり浸透していないだろうし……。乙女ゲームの世界だしね)
自分の言葉を自分で突っ込んでいくうちにディアはなんだか恥ずかしくなる。顔が熱くなりながら、「この話は終わりですわ」とお茶を一口飲んだ。
クリスは何かを考えているような動作をした後、席を立つ。
「ディア、ごめん。僕、今日はもう帰るよ」
「えっ」
そのまま慌てて去っていくクリス。
(やっぱり、変な相談をしてしまったのね。はぁ、私のばかっ!)
ディアはそう心の中で呟いて、自分の頭をぽかぽか殴った。
ディアの休日の朝は早い。リオンの魔法の鍛錬も家庭教師との勉強もない休日は貴重だからだ。朝から晩まで彼女は部屋に籠もり、オタク活動に時間を費やす。
彼女の萌えを消費するには一日という時間はあまりにも短すぎるのだ。
「ん~~……」
ディアは軽くストレッチをした。もうかれこれ三時間はリオクリ漫画を書いていたため、身体はがっちがちに凝っている。
しかし、早く次の二次創作をしたいと身体が疼いていた。
「若いっていいわね~! よーし、 次は主従トリオの家族パロ本でも書こうかしら!」
ある程度の数の作品を完成させれば、読み返すのにも工夫を凝らす。机を均等の間隔に並べ、その上に本を置く。また、架空のサークル名とサークルカットを書いた紙を飾るのも忘れずに。
「サークルナンバーはあ1a、い2bと……ひらがなも定期的に書かないと忘れてしまいそうね!」
独り言をぶつぶつと言いながら、ディアは額の汗を拭う。
部屋には机に並びられた「黎明のリュミエール」の二次創作物達。
ディアの広い部屋はあっという間に同人即売会の会場となる。
これこそディアの趣味、「独りコミケ」の開催である。
「宝の地図よし、パンフレットよし! いくわよ! オタク奥義──『島買い』!!」
ディアは机に並べた物を次々と回収していく。
全ての本をあっという間に回収した後はそのままベッドに寝ころがった。
──そして一言。
「……虚しすぎる」
この乙女ゲームの世界に同人即売会はない。それはそうだろう。中世ヨーロッパ風の世界観で、オタク文化などあるはずがない。
(でも、やっぱりBLを愛する同志は欲しいわ。オタク活動は、萌えを語る同志がいてこそさらに輝きを放つものなのだから……)
その孤独感から少しだけ泣きそうになる。
普段はリオンのスパルタ魔法指導などで紛らわせることができるが、やはり前世の日本が恋しい気持ちもまだディアの心にあった。
「私、本当にこの先も公爵令嬢なんてやっていけるのかしら。せめて、私のこのオタク心を理解してくれる人がいてくれれば……」
その時だ。部屋にノック音が響く。
ノックの相手は侍女のリンだ。ディアは慌てて戦利品を枕の下に隠し、扉越しにリンに声をかけた。
こんな不敬な本を描いているとバレたら、流石に勘当されてしまうかもしれない。
「どうしたの? リン」
「お休み中に申し訳ございません、ディア様。実は、クリス様から午後の茶会のお誘いがありまして……いかがなさいましょう?」
「そう、クリス様が……」
ディアは少しだけ微笑んだ。ディアが泣きそうになった時はいつだってクリスが助けてくれる。
前世でも、現世でも。
「リン。クリス様のお誘い、ぜひ受けるわ。身支度をお願いできる?」
「勿論ですわ、ディア様。お茶会の間はお邪魔にならないよう、私はお部屋のお掃除をさせていただきますね」
「えぇ、ありがとう」
やっぱりクリス様は私の最推しだわ。
そう思いながら、ディアはリンと共に慌てて身支度をするのだった……。
***
「急に誘ってしまってごめんね。新しい茶葉を手に入れたから、すぐにでも君と一緒に飲みたくて」
「謝らないでください! クリス様とこうしてお茶を飲むのは私の癒やしなんですから」
穏やかな午後の陽だまりの中、ディアはヴィエルジュ家の庭にて、クリスと紅茶を飲んでいた。
庭を見渡すと、つい先日この庭でニコルに襲われたとは思えないほど、庭の花壇は綺麗に修繕されている。護衛としてカインを中心とする王城兵達が庭のあちこちを見張ってはいるが、彼らは二人の会話が聞こえない程度には離れてくれているので対して気にはならない。
そして、目の前の最推しの顔も、今日も天使のようにキュートで、女神のように美しい。素晴らしい休日の午後だ。
だが──
紅茶の水面に映る自分の顔を見て、ついため息を溢してしまう。
「ディア?」
ハッとした。慌てて顔を上げると、クリスがディアを心配そうに見ていた。
「どうかしたの?」
「い、いえ! 何もありませんわ! 美味しすぎてため息が溢れてしまったのです!」
「……そう言ってくれるのは嬉しいよ。でも、僕は君の婚約者なんだ。君がどこか元気がないのは気づいていたよ。僕で良かったら話してくれないかい? 話したくないことは伏せつつ相談するだけでもスッキリするんじゃないかな」
その手があったか。
そう思ってしまうほどにディアは限界だったのかもしれない。最推しであるクリスに相談してしまうほど。
「ありがとうございます、クリス様。では、その……少しだけ私のお話を聞いてくださると嬉しいですわ」
「っ! うん! ゆっくりでいいからね」
クリスは嬉しそうに微笑んだ。
ディアに頼りにされることがあまりないため、舞い上がっているのだが──自分への好意に鈍感なディアがそれに気づくはずもない。
「……私、実は趣味がありまして……絵を描いたり、物語を考えたりする……」
(クリス様が男性方に溺愛される絵と物語を描くのが好き、とは口が裂けても言えませんけども!)
ディアは言葉を選びつつも、己のストレスを吐き出す。
「だからその、そんな同じ趣味を持つ友人が欲しいなと……。ですがなかなか、その……いらっしゃらないようで……」
(そりゃあ、BLを嗜んでいる貴族がいるわけないわよね。この世界ではそもそも男色文化なんてあまり浸透していないだろうし……。乙女ゲームの世界だしね)
自分の言葉を自分で突っ込んでいくうちにディアはなんだか恥ずかしくなる。顔が熱くなりながら、「この話は終わりですわ」とお茶を一口飲んだ。
クリスは何かを考えているような動作をした後、席を立つ。
「ディア、ごめん。僕、今日はもう帰るよ」
「えっ」
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