氷の王子様と微笑みの男装令嬢

芯夜

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第三章 王立学院中等部二年生

142 アークエイドとマリクと三人で④ ※

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※朝からまたシます。


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Side:アシェル13歳 春



「……んぅ……おもい……。」

重怠い身体の上に、いつもよりも重量を感じながら重たい瞼を上げる。

「おはよう、アシェ。早起きだな。」

「おはよー。もー少し寝てなくていーの?」

アークエイドとマリクの二人に前後から抱きしめられていて、それで重たかったようだ。

「……やだ……まだねる……ねむたいの……。」

うつらうつらとしながら、目の前にあるアークエイドの胸元に擦り寄って目を閉じる。

「くくっ、また寝惚けてるのか。悪戯しても良いのか?」

少し軽くなったと思ったら、首筋や太腿を撫でられる。

「んぅ……ゃぁ……ねむいの……いじわるしないでぇ……。」

「アシェかわいー。ねーまたはつじょーしてる匂いがするよー。」

また軽くなったと思ったら、身体の下に腕が入ってきた感触があり、ずぷりとアシェルの中に指が侵入してきた。

さらに後ろにも指が入ってくる。

たっぷりと吐き出された白濁を潤滑剤にして、ずぷずぷと動く指が、アシェルの中から二人の欲を溢れさせる。

「ひゃぅ……だめぇ……っ、やぁ……ねむたいのにぃ……。んぅ、んっ、きもちぃ……。」

アークエイドの胸にしがみつきながら、マリクの指がもっと良いところに当たるようにアシェルの腰がくねくねと動く。

「っん!まりくぅ、そこきもちぃの。そこっもっとしてぇ……。」

甘えを含んだアシェルのおねだりの声に、マリクの指が応える。

「そこっ、そこいいのっ。んぅ、ん、んっ。」

「っ……アシェ、口が寂しいのか?」

アシェルは眠気でとろんとした表情のまま、アークエイドの鎖骨に舌を這わせて一生懸命に動かしていた。

ふわふわとして気持ちが良いのに、アークエイドの言うように口が寂しかった。

「っふ……きす……んぅ、してくれるの?」

ちらりと、とろんとして頬の染まったアシェルに上目遣いに見つめられ、アークエイドの頬も染まる。

「いくらでも。」

アークエイドの唇が重なり、アシェルの中に入ってくる。

ちゅくちゅくとぼんやりした頭に響く音にもびくびくと震えながら、アシェルも舌を絡め返す。

そんなアシェルの首や耳を、マリクがぺろぺろと舐めた。

「っふ……はんっ、ぅ……ふっ、んぅ……。」

「すごいねー。アシェの匂い、凄く強くなってるよー。ねー俺またシたい。アシェの匂いが強くって、アシェに挿れたいって思ってるのが、我慢できそうにないよー。」

「っはぁ、はぁ……っん、いいよ……またお腹いっぱいにして……。」

「マリク、そのまま後ろには入れるなよ。解してないと裂ける。」

「アークはいーの?」

「もうこうなったら一緒だ。本人が良いって言ってるしな。」

アークエイドの言葉を聞いてすぐに、アシェルの脚の間にマリクのものが入ってきて、ゆっくりと前後に動く。

「うぅ……まりくも焦らすの……?」

「でも、俺、これでもきもちーよ?」

今まであった沢山の刺激が無くなってしまって、イきたいのにイけないまま焦らされてしまっている状態だ。

急に起き上がったアシェルは、マリクの身体を仰向けに押し倒して、そのまま跨る。

「焦らすのやだ……僕も気持ち良くなりたい。」

マリクの硬く滾っているものに手を添え、その上に腰を降ろす。

「っふ、んっ……。」

しっかりと奥まで挿れてから、腰を擦りつけるように前後に動く。

「んっ、きもちっ、んぅ。でも……マリクはこっちがいい?」

覚醒してきた頭でマリクの表情を見ながら、今度は上下に大きく腰を動かす。

「やっぱりっ、こっちの方がっ、ん、良いんだねっ。僕でいっぱい気持良くなって?」

「アシェっ、それだめっ。それにアシェがー。匂いっ少し薄くなったよー。アシェも気持ち良くないとっ。」

「大丈夫っ、ちゃんと気持ち良いから。もぅイきそうなんでしょ?良いよっ、いっぱい僕の中に出してっ。」

「アシェっ、アシェ、もう出るっ。」

「んんぅ!」

宣言と共にアシェルの腰がマリクの腕に引き寄せられ、ぐんっと奥まで突かれる。

どくどくとお腹の中に欲が吐き出されるのを感じながら、強い快楽で一気に上り詰めてふわふわする身体を両手で支えた。

拍動が終わったのを感じてゆっくりと腰を上げれば、今吐き出されたマリクのものなのか、昨夜のアークエイドのものなのか分からない白濁が溢れてくる。

「『クリーン』。ふふ、ちゃんと気持ち良かったよ。」

アシェルのペースで快楽を与えられて、少しくたっとしているマリクの頬にチュッとキスを落とす。

それから、口出しせず大人しく二人を眺めていたアークエイドに向き直る。

「さぁ、次はアークの番だよ。この前も今日も、僕のこと好き勝手してくれて……。どうしてほしい?」

「やっぱり、起き上がった時から覚醒してたな。」

「そりゃ、騎乗位なんて、起きてなきゃできないからね。」

「もう少し、素直で可愛いアシェを堪能したかったんだがな。……ところで、このバインドは解いてもらえないのか?」

アークエイドの言う通り、アシェルは起き上がった時からアークエイドを『拘束バインド』で動けないようにしている。

「だめ。最近のアークは、僕のこと好き勝手にしすぎだからね。大人しくしてて?芸がないけど騎乗位で良いか。」

最近アークエイドに気が狂うんじゃないかと思うくらいイかされすぎてて、気分的に一回イったくらいでは不完全燃焼だ。

横を向いているアークエイドを、ころんと仰向けにする。
そしてその腰に跨った。

「アシェ、器用だねー。」

「ふふ、マリクも僕のバインドを見てるの?アークが解こうとしてるの邪魔したら、マリクにもかけちゃうからね。」

「俺はそんな命知らずなことしないよー。」

「くそ……相変わらず俺の抵抗は片手間か。」

「ふふ、これはまだまだ簡単なほうだよ。たっぷり抵抗して僕を楽しませてよね?」

ゆるゆるとアークエイドのものを扱いて、また元気を取り戻したところでゆっくりと腰を落とす。

「っ。」

アークエイドの良いところではなく、自分の良いところを探って前後や上下に動いてみる。

「……んっ、ここ……かな?」

グッと腰を押し付けて前後に動かすと、いつもアークエイドに刺激される良いところに当たっている気がする。

「んっ……ふっ……っぅ……。」

多分そこだと思うのに、アシェルの望む感覚は得られない。
気持ち良いのは気持ち良いのだが、何か違うのだ。

それが分からなくて、また違う動きも混ぜてみるが、あの背中を駆け抜けるような快楽は得られない。

「んぅ……何が違うんだろ……気持ち良いんだけどな……。」

どんな動きをしてもアークエイドは気持ちいいようで、声を必死に抑えている姿も可愛く見える。

「……もういいや。」

結局自分が良くなることは諦め、アークエイドの身体にぴったりと肌を寄せる。

そして、少し骨ばっている鎖骨に舌を這わせた。

「っ、アシェっ、それはっ。」

「ふふ、アークはココが良いんだもんね?」

ぺろぺろと舌を這わせながら腰を動かせば、アークエイドから荒い息が漏れる。

「気持ち良いんだね。ねぇ、もうイきたい?それとも焦らして欲しい?」

クスクスと笑いながら、アシェルは腰の動きをゆっくりにして尋ねる。

「……それは答えて、俺の希望通りになるのか?」

アシェルの表情で気付いたのか、ジトっとした眼を向けられる。

「なるわけないよね。」

「だと思った。」

「キスしたいけど、流石に騎乗位じゃ無理だね……身長差が恨めしい。しょうがない、代替案でいこうか。」

「代替案……?っ!」

アシェルの言葉の意味が解らず、不思議そうな表情をするアークエイドの口の中に指を突っ込んで、その舌に絡めるように動かす。

「噛んじゃ嫌だからね。そろそろイかせてあげる。僕の中にいっぱい出してね。」

またアークエイドの鎖骨や首付近にも舌を這わせながら、腰の動きを速めていく。

くぐもったアークエイドの嬌声は聞こえるが、アシェルが忠告した通り、指を噛んでしまわないように配慮してくれているようだ。

ぐっとアークエイドのモノが大きくなったのを感じる。

「いいよ、奥に出して?」

「っぅ!!」

どくどくと脈打ち、アシェルの中に白濁を吐き出し始めたのを感じて、アシェルはぐっと腰を落とした。

「昨日あんなに出したのに、またいっぱい出たね。あーあ、これが普通の子だったら、このまままた動くと面白いんだけどなぁ……。アーク相手じゃ、また元気になるだけだから、意味ないんだよね。」

アークエイドの口から指を引き抜いて、バインドも解いてやる。
アシェルが動きを速くしたあたりから、全く抵抗もしなくなっていた。

ゆっくりと腰を上げてアークエイド自身を引き抜くと、やはりもうどちらのものか分からない白濁が溢れてくる。

全員の身体とシーツに『クリーン』をかけて、うーんと大きく伸びをした。

アシェルはシャツを羽織っているが、ボタンは外されてただ腕を通してるだけになってしまっている。

「アシェ、アーク、ありがとー。凄く気持ちよかったー。」

そんなアシェルの胸元に、ぐりぐりと頭を押し付けてくるマリクの頭を撫でてやる。

「それは良かった。ねぇ、これだけたくさん出した後でも、やっぱり尻尾の付け根は触られるとムラムラするの?」

マリクの息子の元気がないのを確認してから問う。

「またアシェを襲ってもいーなら、触ってもいーよ?さっき噛めなかったから、またするならアシェを噛みながらがいーなー。」

エッチなことをしていた時はピンと立っていた尻尾は、パタパタと嬉しそうに揺れている。
尻尾の付け根かマリクのモノを触らない限り、このまままたする気はないようだ。

「そういえば、狼獣人の雄は雌の首を嚙みながらイきたいんだっけ。ごねんね、寝起きでそこまで頭が回ってなかったや。」

「んーん、気持ち良かったから大丈夫ー。」

「そっか。一応クリーンはかけたけど、シャワー浴びるんだったら、応接室寄りの扉の先にある浴室を使ってね。トイレの向かい側の扉だから。まぁ開けてくれたら分かると思うよ。タオルは脱衣所の棚のどこかに入ってるから、漁ってみて。」

「ありがとー。アーク、俺が先にシャワー浴びてもいーい?」

「あぁ、いいぞ。」

「ありがとー。じゃー借りるねー。」

撫でられることに満足したのか、マリクが離れ。寝室から出て行く。

全裸のまま何も持たずに出て行ったのだが、制服くらい渡していたほうが良かっただろうか。
全裸で戻ってきても問題はないのだが、ストレージの中に着替えがあればいいな、なんて思っていると、後ろからアークエイドに抱きしめられる。

「またマリクとするのか?……それと、こういうことをされるのは嫌だったか?」

「マリクとは機会があればすることもあるんじゃないの?今回のだって、確実にアークのせいで、匂いに当てられたって感じだったし。一応アークには遠慮してるみたいだし。あと、嫌かどうか聞かれてる意味が分からないよ。本気で嫌だったら、二人ともバインドで縫い留めてやるから分かると思うけど。あぁ、でも。僕がやられっぱなしなのは、なんか癪に障る。」

「いや、その……色々しておいてなんだが……。カオルは望まない相手と、色々させられてたんだろう?嫌じゃなかったかと。……それと、口でするのは流石に前の事があるから、あまりさせたくなかった。」

アークエイドなりに薫の過去の記憶に配慮してくれていたらしいが、それでお尻という選択肢はどうなのだろうか。
前しか使えなくてもかわりばんこでか、一人は手でも良かったんじゃないだろうか。

「別に口こじ開けて無理やり突っ込まれて、歯が当たったら殴られて……そういう感じじゃなければ問題ないよ?あの時は、記憶がはっきりしてなかったせいだからね。」

「……そうか、なら良かった。それより、カオルはお尻での経験があったのか?えらく慣れているようだったが……。」

「実際にされたことは無いけど、知識はあるし、一応男相手に色々できるよ。試してみる?女と違って、新しい世界が開けるらしいよ??あとところてんとか、雌イきできるようになるらしい。さすがに、そこまではやったことないけど。」

「新しい世界は開けなくて良いし、後半はよく分からないが、とんでもないことを言われてそうな気がする。」

「というか、僕はアークがやり方を知ってた方が驚きだよ。男装の僕に一目ぼれしたとはいえ、女だって気付いてたんでしょ?」

もしアシェルのことを長らく男だと思い込んでいたなら、男同士でエッチをするには必要なお尻でのやり方を知っていてもおかしくはない。

だがアークエイドはあの初めての非公式お茶会の日に、アシェルが女だと気付いたと言っていた。

「アシェがここに出す許可をくれたから、使うつもりはなかったが……婚前交渉で子が出来たら困るだろ?俺は構わないが、そう言われた時の為に学んだ。」

後ろから抱きしめているアークエイドが、アシェルの下腹部あたりを撫でる。

「こっちの感覚だとそうなるの?お尻なんて僕からしたら、男同士かマニアックなプレイなんだけど。それに僕は良いけど、アークは3Pでも良かったの?嫉妬深いから、絶対嫌がると思ってた。」

まさか、マリクと共同で色々してくるとは思ってなかった。
交互に相手したらいいかな、くらいに考えていたのだ。

「嫌じゃないわけじゃないが、俺の知らないところでされる方が嫌だ。マリクは恋愛感情はないんだろう。わざわざ俺に配慮してくれてたのも分かった。それにアシェがすごく良さそうだったしな。……それより、満足してないんじゃないのか?様子が変だった。」

「ちゃんと僕もイってるから大丈夫だよ。僕もお風呂に行くから、マリクが上がったら交代で入ってね。」

アークエイドの腕の中からするりと抜け出して『クリーン』をかける。
立った瞬間にまた溢れてきたからだ。

本当はなんとなく不完全燃焼なのだが、元々自分が良くなることなんて二の次で相手が良ければ満足だったはずだ。
そもそもこんなに相手から快楽を与えられた記憶はなく、アシェルはいつもシてあげる側か、無理やりされる側だった。

きっと自分が受け身側に回っていることで感覚が狂っているのだと言い聞かせながら、浴室に向かった。

「大丈夫と言う割には、少し不機嫌そうなんだがな。」

扉の向こうへと消えた背中にぼそりと呟いたアークエイドは、お風呂上がりのマリクと交代で浴室へと向かった。

そしてこの日のアークエイドはアシェルの部屋でゆっくりすることは許されず、マリクと共に自室へと帰らされたのだった。

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