氷の王子様と微笑みの男装令嬢

芯夜

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第四章 王立学院中等部三年生

256 恋人のお宅訪問③ ※

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アシェルとアークエイドが久しぶりにいちゃいちゃする※


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Side:アシェル14歳 秋



錬金小屋に移動し、一脚だけあるリクライニングチェアの上にアークエイドは腰かける。
ドレス姿のアシェルを抱えたまま。

先程までは理性的だったサファイアブルーの瞳は、火傷しそうなほどの熱を持っている。

それでもすぐに襲ってくるようなことは無く、チュッチュっと嬉しそうにアシェルにキスをしてくる。

ほどなくしてイザベルがやってきて、一つのテーブルと近場の器具を片付けて『ストレージ』から出した布団をセットした。
それも素材を取りやすいように少し低く作られたテーブルの上に。

どれも掛け布団を持ってきているようで、予備の布団も近くに置いて「夕飯の時間の少し前に参ります。」とだけ声を掛けて出て行った。

アシェルの見慣れた錬金小屋に、真っ白いシーツのかけられた布団がある。
物凄く違和感しかない光景だ。

「うぅ、疲れた……。そしてあの余所余所しさからのこれって……。」

「理解のある侍女だな。」

「こうもあからさまにヤるためだけに準備って、それはそれでどうなのって思うんだけど。」

「アシェに辛い思いをさせないならそれで良い。ずっと我慢してたんだ。激しくしてしまうかもしれないしな。……アシェの乱れる姿が見たい。」

「んっ……待って、流石にドレスは脱いでから。こんな高そうな服汚したくないし。それに……先に一回抜いてあげようか?もう辛そうだよ?」

アシェルを抱えて座って、唇以外の場所にキスを貰っているだけだ。

それなのにアシェルのお尻には、硬く怒張したモノが当たっている。既にズボンはパツパツだ。

年頃の男の子なので仕方がないと思うが、アークエイドの下半身はこんなに節操無しだっただろうか。

「俺だけは嫌だ。やっとアシェと両思いになれたんだ。アシェと一緒に気持ち良くなりたい。気になるならドレスだけでも脱いでしまうか。」

甘い笑顔で機嫌が良さそうにアシェルのドレスを脱がしにかかってくる。
一人では脱げないのでありがたいが、汚れて気になるのはアシェルの洋服だけではない。

「アークも、その服脱いでよ。」

「気にしなくて良いぞ?」

「僕が気になるの。刺繍も立派だし……絶対高いもの。せめてジャケットとベストくらいは脱いで欲しいな。」

「くくっ、分かった。俺も脱ぐから、先にアシェのドレスを脱いでしまおう。折角綺麗だから、脱がしてしまうのは勿体ないが。」

どうやらホックを外し終えてくれたらしいので、立ち上がってドレスとパニエを脱ぐ。

そのボリュームのある布を『ストレージ』に仕舞いこみ、ガーターストッキングや下着にも手をかけようとしたところで待ったがかかる。

「そのままがいい。綺麗だ。」

どうせ脱ぐのなら自分で脱いでしまおうかと思っていたのだが、そういえばアークエイドは着衣派だったなと思いだす。

ただ綺麗だと言われても、今日はサファイアブルーのレースに縁どられた下着の上下だ。
それに同色のガーターベルトに黒のストッキングである。
中途半端なその格好は、綺麗よりも変態的だという表現の方が合うのではないかと思ってしまう。

アークエイドもズボンとシャツだけという、アシェルの要望に従ってラフな格好になっている。
どうせ脱ぐことも見越してか、シャツのボタンの上の方は既に外してしまっている。

ぽんぽんと膝の上を叩かれるので、自分から乗ることに若干抵抗を感じつつも大人しく跨って座る。この抵抗感も、数をこなせば慣れるだろうか。

「だいぶ肉付きが良くなったな。夜は眠れてるか?」

さわさわとアシェルの腰や背中に手を這わせながら聞いてくる。
アシェルの弱いところを責めるのではなく確認しているだけなのだろうが、手付きがエッチだ。

「もう元通りの生活してるから。」

「そうか。アシェ、キスしても良いか?」

「わざわざ聞かなくても。」

今までなら遠慮なく口付けしてきていたのに、何故確認されたのか分からない。

いつもと違う様子に戸惑いつつも、重ねられた唇に幸せだと感じる。

啄むようなキスから、舌を絡ませる濃厚なキスへ。
今までの空白を埋めるかのように、口の中を蹂躙され貪られる。それが気持ちいいと感じる。

「んむっ……はぁ……んっ……。」

キスをしているだけで身体が火照ってくる。
好きだと自覚するだけで。その相手と唇を重ねるだけで。こんなにも心が満たされる。

アシェルが蕩け始めたのを見て、アークエイドは首筋や胸にも手を這わせてくる。
それが一層身体の熱を上げる。

弱いところまで責められ、疼き始めた秘部をアークエイドのモノに擦りつけるように腰を動かす。
アークエイドの嬉しそうに熱を持った表情が、快楽に取って代わる。

「っは……。ゆっくりと思ってるんだ。そんなことされたら我慢が効かなくなる。」

言い聞かせるように優しく言われるが、我慢なんてしないでほしい。

「しないでっ。アークのが欲しいの。ずっと欲しかったの。」

直接刺激を与えれば我慢なんて出来なくなるだろうか。

きつそうなズボンに手をかけ、ささっとアークエイドのモノを取り出す。
アークエイドもかなり我慢しているのか、熱を持って怒張したソレの先端は既に先走りでぬるりとしている。

その先端を、肌触りの良いショーツ越しに擦り付ける。
それだけでもアシェルの敏感になっている花芽を刺激して、心地よい快楽が襲ってくる。

「っ、分かったから。先に解さないと辛いのはアシェだろ。それに、もう少し蕩けきってからの方が良いんじゃないのか?」

ここまですれば挿れてくれるかと思ったのに、アークエイドはまだまだ理性が働いているようだ。

久しぶりにするのだから、アシェルの身体のことなんて関係なく欲望をぶつけてほしい。

でも確かに少しは濡れたと思うが、このまま挿れてしまうとアークエイドが痛いかもしれないと思い直す。

口の中に残っている二人分の唾液を掌に取り、アークエイドのモノを扱く。
先走りと唾液が混ざり、ぬちゅぬちゅとイヤらしい音が鳴る。

「良いからっ、ちょうだい。アークの熱いので、お腹いっぱいにさせて。」

「良くないだろ。まだ濡れ切ってないし、こんなに狭い。香油も出すか。」

アークエイドの指がアシェルの中に入ってくる。抵抗があるのか、ゆっくりと様子を見ながらだった。
それすらも、香油を取り出すためか引き抜かれてしまう。

コレだけ刺激しても挿入は拒否されてしまうのかと、少しだけ悲しくなる。
早く繋がりたいと思っているのはアシェルだけなのだろうか。

コトリとテーブルに香油の瓶が置かれた音がする。

ぬちゅぬちゅとアークエイドの滾ったモノを扱きながら、今度はアシェルから唇を奪う。

イベントで散々アシェル優位のキスをしているはずなのに、アークエイドから主導権を奪っているはずがゾクゾクとした快感が舌先から訪れる。

何とか押し返そうとする舌を舌でやり込めながら、アークエイドのモノをずらしたショーツの隙間からあてがい腰を沈める。

半年近く何も受け入れず、前戯で慣らしてもいないアシェルの中はメリメリと音を立てそうなほど窮屈で、奥まで挿れたいのに中々進んでくれない。
無理やり中を押し広げられる痛みもあるが、それがアークエイドのモノを受け入れる為ならば我慢できるくらいの痛さだ。

「っ、アシェ。無理するなっ。っ……。」

「んぅ……無理じゃ、ないもん。……痛い?」

「痛いのはアシェの方だろ。痛くないどころか、きつくて気持ち良すぎるくらいだ。ただでさえ溜まってるのに……。」

「じゃあ良いよね?ずっとアークとシたかったの。僕のお腹の中ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて欲しかったの。もっと奥まで欲しいの。」

体重をかければゆっくりとアークエイドのモノで満たされていく。
アークエイドがこれで気持ち良いのなら、このまま奥まで咥えこんでしまえば良いだけだ。

「もう、知らないからな。」

不意に両手で尻肉を掴まれたかと思うと、グンっと奥までアークエイドのモノで貫かれる。

そのまま尻肉を持ち上げられ、落とされ。アークエイドの腰の動きに合わせて身体が上下運動する。

「~~っ!っあ、これっ、これ欲しかったの。もっと、もっと気持ち良くしてっ。」

「もう止めろって言われても無理だ。先に一回出させてくれよ。たっぷりアシェのこと可愛がってやる。」

ずんずんと貫かれながらアシェルがコクコクと頷くと、グイっとさらに奥まで埋め込まれた肉棒が脈打ち、ドクドクと熱い欲望をアシェルの中にぶちまける。

その熱がアシェルに快感を運び、多幸感と共に絶頂が訪れる。

背中を反らしビクビクと身体を震わせるアシェルの姿を見て、アークエイドもアシェルがイったことに気付いたようだ。

「痛かっただろうに……中で出されてイったのか?」

「うん……だって、ずっとあーくのほしかったの……。今までも良かったけど……凄く幸せ。」

アークエイドはてっきり蕩けきっていないアシェルは否定してくるかと思っていたのに、予想外の肯定を示され、さらにはくたっと力の抜けた身体を預けてくるアシェルに愛しさが溢れ出す。

それと同時に、一先ず欲を吐き出して力の抜けかけていた一物は、アシェルの中でまた硬さを増す。

「ふふっ、アークの、まだまだ元気だね。……僕の中、アークの形を覚えるくらい一杯犯して。アークのじゃなきゃ満足できない身体にして。」

熱に浮かされたようにぐりぐりと腰を押し付けながら、アシェルは恋人が出来たらこういえば良いと言われていた言葉を紡ぐ。

それは効果があったようで、アシェルのお腹に更に圧迫感が加わる。

「っ。そんなセリフ、何処で覚えてくるんだ……。いつもいつも……。」

「……これは、恋人が出来たらこういったら喜んでもらえるって咲が。もっと卑猥なバージョンもあるけど、そっちの方が良い?でも淫語が通じるか分かんないから、一番ベーシックなのにしたんだけど。咲の描く漫画はほぼ男女の絡みは無かったけど、男同士ではよくこのセリフの卑猥な方を使わせてたよ。」

「……いや、良い。気になら無いと言えば嘘になるが、聞くのも怖い。」

「アークが悦んでくれるなら、恥ずかしいけど言うよ?……だから他のひととは一線だけは越えないで。他の子との方が身体の相性が良いって言われたら、悲しい。」

「いや、待て。何を心配してるのか知らないが、そもそもアシェ以外とこんなことしないからな?」

アシェルの扇情的な姿に興奮していたのに予想外のことを言われ、危うく下半身が元気を失いそうになる。

「だって……そう言う話も一杯聞いたことあるから。アークは僕しか知らないでしょ?だから他のひととエッチしたら、そっちの方が良いって思われたりしないかなって。」

「俺がヤりたいと思うのはアシェだけだし、生理現象で身体が反応したとしても、アシェ以上に気持ち良い相手が居るとは思えない。アシェが俺の腕の中で乱れておねだりをしてくれるのは、気持ち良いのもあるが心が満たされるんだ。そんなの、アシェ以外じゃ在り得ないからな。」

「心が……そっか。まだ、時間あるよね?もっと一杯ちょうだい。アークとするの気持ち良いし、心がぽかぽかするの。」

ようやく不安そうな表情が消えたアシェルに、アークエイドは安堵する。

前世でどんな話を聞いたのか知らないが、そもそもアシェル以外と肌を重ねたいなどと思ったこともない。

「あぁ、だが流石にこの体勢のままはきついだろ。折角準備してもらったんだ。有り難く使わせてもらおう。」

「あっ、ひゃんっ。」

アークエイドが膝裏に腕を通し立ち上がったことで、アシェルの体重は繋がった一点にかかる。
それだけで甘い刺激が身体を襲う。

「駅弁……するの?」

「聞き慣れない単語だ。あっちに移るだけだぞ?」

「分かった。」

このまま立ったままするわけではないし、そういう概念は無いらしい。もしかしたら別の名称なだけかもしれないが。
そもそも電車の駅が無いので、当たり前と言えば当たり前だ。

優しく布団の上に背中を下ろされ、ゆるゆると白濁を潤滑液に動かれながら、繋がったまま甘いキスが降り注ぐ。

アシェルの弱いところを知り尽くしている手は、あっという間にアシェルを蕩けさせてしまう。

久しぶりに肌を重ねたせいなのか。
アシェルがイキすぎて意識を飛ばしそうになっても、絶えずゾクゾクとした刺激を与えられ、激しいピストンで突き上げられる。

最後まで着られていたアークエイドのシャツも、アシェルの身に付けていた下着やガーターストッキングも、二人の汗と体液でどろどろになった。

たっぷりと快楽を貰い、アシェルがお腹いっぱいだと告げることでようやくアークエイドの動きが止まる。

その心地よい倦怠感と温もりの中で、アシェルは意識を落したのだった。
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