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「これに入っている曲を聴いてみて。感想やそれ以外でもなんでもいいから、次にナオと会うセッティングをするからその時に聴かせて」
なんとなく腑に落ちはしないが、葛城と矢井田のごり押しに負けてデモ曲のデーターを持ち帰らせられてしまった。
自宅に戻りPCにセットして聞いてみる。
三曲、つま弾く程度のギターに合わせてメロディラインをどうやら御堂がハミングしているらしい。
……俺がひいて聴かせればいいのか……
うーん。
三曲聴き終わった時点でふと思い出して棚をさぐる。
そういえばCDを持ってた気がする……
音楽を始めるようになって揃えたCDも保管場所の都合でスマホやPCに音楽データを取り込んだ時点であらかた処分してしまったのだが、捨てられないものもあり数枚そのままにしていた。
特にこの「LINKS」のデビューCDは中学生の頃付き合っていた女の子からもらったものであり、処分にためらったものだった。
ふとジャケットを見ると五人のメンバーが映っている。
笑うなと言われたのかブレザーの制服を模したような衣装を着た五人の青年がじっとカメラを見つめていた。
真ん中が結城でその右隣が御堂。
このバンドのメインは結城だとその配置が語っている。
「……LINKSって四人組じゃなかったっけ?」
……記憶違いかな。
PCにセットし、流れてくる音楽をきいた。
あー、この曲好きなんだよね……。あの子と聴いたよなあ。中学のころの初恋の記憶もよみがえってきてなんだか恥ずかしい心境になってくる。
スマホにはLINKSの曲のほとんどが入っている。しかしランダム再生にしているため「アルバム」を聴くことはあまりない。
あらためて聴き収録されている十曲のうち好きだと思った曲が約半分。
作曲のクレジットをみると、その曲の作曲はすべて御堂だった。
「マジか」
やばいよな。
御堂センサーが働いてるのか、それとも彼の音楽と自分の感性が相性いいのか。
そう思いながらあらためてデモ曲を聴く。
よく考えればこの曲は御堂の新曲なんだ。
何千人ものファンが待ってる曲。
……俺が邪魔するわけにはいかないよ……な。
圭はPCのソフトを立ち上げデモ曲のコードを入力しはじめた。
なんとなく腑に落ちはしないが、葛城と矢井田のごり押しに負けてデモ曲のデーターを持ち帰らせられてしまった。
自宅に戻りPCにセットして聞いてみる。
三曲、つま弾く程度のギターに合わせてメロディラインをどうやら御堂がハミングしているらしい。
……俺がひいて聴かせればいいのか……
うーん。
三曲聴き終わった時点でふと思い出して棚をさぐる。
そういえばCDを持ってた気がする……
音楽を始めるようになって揃えたCDも保管場所の都合でスマホやPCに音楽データを取り込んだ時点であらかた処分してしまったのだが、捨てられないものもあり数枚そのままにしていた。
特にこの「LINKS」のデビューCDは中学生の頃付き合っていた女の子からもらったものであり、処分にためらったものだった。
ふとジャケットを見ると五人のメンバーが映っている。
笑うなと言われたのかブレザーの制服を模したような衣装を着た五人の青年がじっとカメラを見つめていた。
真ん中が結城でその右隣が御堂。
このバンドのメインは結城だとその配置が語っている。
「……LINKSって四人組じゃなかったっけ?」
……記憶違いかな。
PCにセットし、流れてくる音楽をきいた。
あー、この曲好きなんだよね……。あの子と聴いたよなあ。中学のころの初恋の記憶もよみがえってきてなんだか恥ずかしい心境になってくる。
スマホにはLINKSの曲のほとんどが入っている。しかしランダム再生にしているため「アルバム」を聴くことはあまりない。
あらためて聴き収録されている十曲のうち好きだと思った曲が約半分。
作曲のクレジットをみると、その曲の作曲はすべて御堂だった。
「マジか」
やばいよな。
御堂センサーが働いてるのか、それとも彼の音楽と自分の感性が相性いいのか。
そう思いながらあらためてデモ曲を聴く。
よく考えればこの曲は御堂の新曲なんだ。
何千人ものファンが待ってる曲。
……俺が邪魔するわけにはいかないよ……な。
圭はPCのソフトを立ち上げデモ曲のコードを入力しはじめた。
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