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あの日と同じ
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麗華side
なんでこうなったの...?
今 私は一緒に買い物に来ていた友人から引き離され
誘拐された
理由は分からない
でも最近ニュースであった人攫いの事件が増えてることは知ってた
だから私も恐らくそうなんだろう
人はピンチになる程かえって冷静になるとは聞いたことがあるがまさに今の私の状態はそれだ
明かりのない暗い部屋 扉は固く施錠されており
周りには私と同じで攫われたと思われる女の子達が居る
恐らく外に見張りも居るだろう
私は近くの公衆トイレを使い終えた後に攫われたから今頃 友人達は慌ててるだろう
「...」
人攫いに攫われた者の末路は1つ
奴隷のような扱いをされた後に売られる事である
「...己龍..ごめんね...」
あんなひどいことを言ってしまったのに
何もしてあげられなかったのに
それでも私達に会おうと決心してくれたのに
なのに...
こんな私で..不甲斐ないよね
「..名乗る資格も無いかもだけど...姉として...家族として失格だったなぁ...私...」
そう思うと涙が溢れてくる
せっかく己龍の為にと買ったブレスレットも落としてしまったらしい
「怖いよ...嫌だよ...まだ会えてないのに...」
トコトコと足音が聞こえ始める
周りの女の子が怯え出す
私達を攫った人が来るのだろうか
扉が開いた
涙で前が見えないけど
誰か入ってきた
その人は真っ先に私の元へ来て...
「迎えに来たよ 麗華さん」
その人は
今 私が1番会いたい人
謝りたい人 愛情を注ぎたい人 姉としてやれることを全てやってあげたい人
己龍だった
己龍side
急がなければ
あの時のような悲劇を起こしてはいけない
彼女たちを守らなければ
それが名誉の死を遂げた父への敬意であり
私自身の決意であるから
彼女達が大事だから
もうあんな事で離れたくない
ようやく会えるんだ
私の家族をそんなに酷い目に合わせた奴を..
「殺す...どんな方法を使ってでも」
彼女らの平穏を侵した者には粛清を
その後は麗華さんの友人と思われる人を見つけ
事情を聞き
麗華さんが攫われたという事を確信した
だから私は最後にその友人の方々が麗華さんを見た公衆トイレ周辺を見る
するとあるブレスレットが落ちていた
「これは...間違いない 麗華さんが買った物だ」
仕事をしていた時 嗅覚 聴覚 視覚
この味覚と触覚を除いた3つの感覚をとにかく研ぎ澄ました
全ては狙撃手になる為
匂い 音 目 これらは非常に重要だ
だから私はこのブレスレットにまだ付いてる麗華さんの匂いを感じる事が出来た
「匂いと...温かさからまだそんなに時間は経ってないみたい 人攫いの対象は女性 なら..」
私は敢えて捕まることにした
私は仕事の影響で昏睡状態にさせる為の薬や毒 締め落としにある程度耐性がついている
それこそ国家機関レベルのものでなければ大抵は効かない
そんなんだから化け物って仕事では言われてたけど普通じゃないかな
たいちょーとよくなんでか話し合ってたのを思い出す
そして現在 私は明らかに怪しい男達に眠らされ(てない)黒い車に乗せられた
典型的な人攫いの方法だ
そのままアジトと思われる裏路地に着いたようだ
そのまま私は乱雑に運ばれるが..
「なっ!?こいつまさ グベラッ!?」
「どうし ゴバァッ!?」
私を運ぼうとしてた男2人を気絶させ 早速 突入する
「攫った奴が暴れてるぞ!!スタンガンを持ってこい!!」
男達が何人も出てくる
中にはスタンガンやナイフ 拳銃を持ってる者もいた
スタンガンを避け相手の手首を捻り スタンガンを奪取し 首筋に当てて気絶させる
ナイフも同じ要領で奪い取る
すると..
「死ねぇ!!」
拳銃の鋭い発砲音が鳴る
その男は確信した
勝った...と
だが違った
カランカランと金属音を立てて何かが落ちる
それは銃弾だ
あの女に撃ち込んだはずの銃弾
何故かあの女の頭にぶち込まれず
地面をころがっていた...
「なっ...」
「さようなら」
スタンガンでそいつを気絶させる
摩擦の影響で銃弾のキャッチに使った左手から血が流れ始めるが気にしない
「銃という武器は便利だけど..銃弾を見切られたらただの筒だよ」
そいつから拳銃と携帯を奪い取り
警察に電話をした後 奥へ進む
しばらくゴロツキや組織の仲間と思われる輩を倒しつつ進んで行くと明らかに攫われた人が居ると思われる部屋を発見した
なので周辺を制圧して 扉を無理矢理こじ開ける
中に突入し周りを見渡す
すると部屋の隅に...
「居た..」
私の大切な人 守りたい人
「迎えに来たよ 麗華さん」
「きりゅう...?」
「うん、私だよ」
すると麗華さんはそのまま私の胸に抱きつき静かに泣き始めた
「怖かったよね...でも大丈夫 私が居るから」
すると外が騒がしくなり始めた
どうやら警察が来たらしい
時期にすぐここに来るだろう
「き、己龍...血が...」
「大丈夫だよ ちょっと怪我しただけだから」
「ちょっとな訳無いでしょ!!こんなに血を出して!!」
びっくりした まさか麗華さんがそんなことを言うとは
「私を助けてくれたことはお礼を言うわよ...でも...自分の身体をもっと大切にしてよ...」
「...うん 気をつけるよ」
段々と複数人の足音が聞こえてきたのに気づく
「誰か来る...ちょっと様子を見に行ってくるね」
「...お願いだから...死なないで」
「大丈夫だよ これくらいじゃ死なないさ」
拳銃を構え 扉の近くに行く
声は聞こえない 足音のみ
仮に撃たれても...避けるかキャッチが出来る
なら出よう
「何者だっ!!」
「警察で間違いないね?」
「ああ そうだ...君 銃を下ろせ」
仮に奴らが警察に化けたとしたら面倒だ
「すまないが私はRAVEN隊元所属の者だ 君達が警察という保証が無い為 武装を解除することは出来ない」
「RAVEN隊!?」
「こんな少女が...!?」
「これ隊員証明 現役の頃だけど これで大丈夫?」
「ああ..大丈夫..だ...です 私達の警察証明はこれです」
ちゃんと証明書を見せてくれたので大丈夫だろう
「犯罪者達の大半は私が気絶させた 今居る人数じゃ不安だから1人は囚人護送車と警察の応援を呼んで欲しい もう1人は私と一緒に来て」
「「わ、分かりました!!」」
「よろしく」
久しぶりに現役の時みたいなことしたなぁ
ま、今後は二度とやる機会無いだろうけど
安心させる為に部屋に戻り少し大声で
「皆さんご安心ください!!警察が来ました!貴女方はもう安全です!」
連れてきた警察が口を開き
「あと数分で応援が到着します 皆さんそれまではここで安静にしていてください!!」
「私達 もう大丈夫なの...?」
「救われた..」
「お家に帰れる...良かったぁ....」
色んな所から安堵した声やすすり泣く声が聞こえ始めた
私はそれらをスルーし麗華さんの所へ向かう
「き、己龍..大丈夫...?」
「大丈夫だよ..左手はちょっと痛いけどね」
すると麗華さんが持ってたハンドバッグからタオルと消毒 ティッシュを出した
「左手..応急処置するから」
「良いの?」
「うん...」
「ならお願い」
そう言うと麗華さんは僕の左手の応急処置を始めた
消毒が染みてちょっと痛い
でもそれより麗華さんがこんな事をしてくれる事が嬉しい
「...昔を思い出すね」
「...うん」
「怪我した私を..麗華さんが応急処置をしてくれたのを思い出すよ」
「...うん」
「...ねぇ 麗華さん」
「どうしたの?」
「...昔みたいに...お姉ちゃん って呼んでいいかな」
「...え?」
「や、やっぱりダメだったかな...」
「いや..全然...そう..呼んで欲しい」
「いいの?」
「うん 後 応急処置終わり」
「分かった ありがとう お姉ちゃん!」
そう言うと何故かお姉ちゃんは動きが固まり涙を流し始めた
「ど、どうしたの?なんか私悪いこと言っちゃった!?」
「違う..違うの...己龍からそう呼ばれるのが...嬉しくて..」
「...そっか 」
もしかしたら...凛さんも...
呼んでいいのかな
"お母さん"って
抱きつきに行ってもいいのかな
"昔"みたいに
普通の女の子の事を教えて貰ってもいいのかな
"一緒に色んなこと"をしたり
家族旅行とかも一緒に行って良いのかな
"思い出"を残す事を
それらをしたいのかは分からない
でもしたくないとは思わない
会ったら聞いてみよう
あの後私たちは事情聴取の為 警察署に連れてかれたがRAVEN隊所属証明出して説明したら納得して貰えたので私とお姉ちゃんは直ぐに解放された
お姉ちゃんは友人の人たちと連絡を取ってたけどどうやらそのまま別れることにしたみたい
「お姉ちゃん ちょっと買う物あるから着いてきて」
「うん いいよ」
そのまま私はバイクを売ってる店に向かう
「...あれ?己龍 何買うの?」
「バイク」
「えっ!?」
「免許は持ってる」
「本当だ...」
基本 乗り物系の免許ならなんでも取ってる
たいちょーが取っておいて損は無いって言ってたから取らせてもらった
「店長、バイクでスーパースポーツはある?」
「ありますが...」
「免許ならある こんな見た目だけど成人してるから 値段は?」
店長が案内してくれたとこのバイクを見ながら尋ねる
私が気に入ったのは黒一色のタイプ
ついでにお姉ちゃんと私の分のヘルメットも買う
店主から告げられた料金をカードで払う
「なっ...」
「ブラックカード...」
「いい買い物ができた ありがとう」
その後は店主がわざわざバイクのガソリンも入れてくれた
本当に感謝だ
チップ代わりに三万円渡しといた
「ヘルメットつけて行くよ」
「え、う、うん」
早速買ったバイクに私は跨り 後ろにお姉ちゃんを乗せて走らせた
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麗華side
なんでこうなったの...?
今 私は一緒に買い物に来ていた友人から引き離され
誘拐された
理由は分からない
でも最近ニュースであった人攫いの事件が増えてることは知ってた
だから私も恐らくそうなんだろう
人はピンチになる程かえって冷静になるとは聞いたことがあるがまさに今の私の状態はそれだ
明かりのない暗い部屋 扉は固く施錠されており
周りには私と同じで攫われたと思われる女の子達が居る
恐らく外に見張りも居るだろう
私は近くの公衆トイレを使い終えた後に攫われたから今頃 友人達は慌ててるだろう
「...」
人攫いに攫われた者の末路は1つ
奴隷のような扱いをされた後に売られる事である
「...己龍..ごめんね...」
あんなひどいことを言ってしまったのに
何もしてあげられなかったのに
それでも私達に会おうと決心してくれたのに
なのに...
こんな私で..不甲斐ないよね
「..名乗る資格も無いかもだけど...姉として...家族として失格だったなぁ...私...」
そう思うと涙が溢れてくる
せっかく己龍の為にと買ったブレスレットも落としてしまったらしい
「怖いよ...嫌だよ...まだ会えてないのに...」
トコトコと足音が聞こえ始める
周りの女の子が怯え出す
私達を攫った人が来るのだろうか
扉が開いた
涙で前が見えないけど
誰か入ってきた
その人は真っ先に私の元へ来て...
「迎えに来たよ 麗華さん」
その人は
今 私が1番会いたい人
謝りたい人 愛情を注ぎたい人 姉としてやれることを全てやってあげたい人
己龍だった
己龍side
急がなければ
あの時のような悲劇を起こしてはいけない
彼女たちを守らなければ
それが名誉の死を遂げた父への敬意であり
私自身の決意であるから
彼女達が大事だから
もうあんな事で離れたくない
ようやく会えるんだ
私の家族をそんなに酷い目に合わせた奴を..
「殺す...どんな方法を使ってでも」
彼女らの平穏を侵した者には粛清を
その後は麗華さんの友人と思われる人を見つけ
事情を聞き
麗華さんが攫われたという事を確信した
だから私は最後にその友人の方々が麗華さんを見た公衆トイレ周辺を見る
するとあるブレスレットが落ちていた
「これは...間違いない 麗華さんが買った物だ」
仕事をしていた時 嗅覚 聴覚 視覚
この味覚と触覚を除いた3つの感覚をとにかく研ぎ澄ました
全ては狙撃手になる為
匂い 音 目 これらは非常に重要だ
だから私はこのブレスレットにまだ付いてる麗華さんの匂いを感じる事が出来た
「匂いと...温かさからまだそんなに時間は経ってないみたい 人攫いの対象は女性 なら..」
私は敢えて捕まることにした
私は仕事の影響で昏睡状態にさせる為の薬や毒 締め落としにある程度耐性がついている
それこそ国家機関レベルのものでなければ大抵は効かない
そんなんだから化け物って仕事では言われてたけど普通じゃないかな
たいちょーとよくなんでか話し合ってたのを思い出す
そして現在 私は明らかに怪しい男達に眠らされ(てない)黒い車に乗せられた
典型的な人攫いの方法だ
そのままアジトと思われる裏路地に着いたようだ
そのまま私は乱雑に運ばれるが..
「なっ!?こいつまさ グベラッ!?」
「どうし ゴバァッ!?」
私を運ぼうとしてた男2人を気絶させ 早速 突入する
「攫った奴が暴れてるぞ!!スタンガンを持ってこい!!」
男達が何人も出てくる
中にはスタンガンやナイフ 拳銃を持ってる者もいた
スタンガンを避け相手の手首を捻り スタンガンを奪取し 首筋に当てて気絶させる
ナイフも同じ要領で奪い取る
すると..
「死ねぇ!!」
拳銃の鋭い発砲音が鳴る
その男は確信した
勝った...と
だが違った
カランカランと金属音を立てて何かが落ちる
それは銃弾だ
あの女に撃ち込んだはずの銃弾
何故かあの女の頭にぶち込まれず
地面をころがっていた...
「なっ...」
「さようなら」
スタンガンでそいつを気絶させる
摩擦の影響で銃弾のキャッチに使った左手から血が流れ始めるが気にしない
「銃という武器は便利だけど..銃弾を見切られたらただの筒だよ」
そいつから拳銃と携帯を奪い取り
警察に電話をした後 奥へ進む
しばらくゴロツキや組織の仲間と思われる輩を倒しつつ進んで行くと明らかに攫われた人が居ると思われる部屋を発見した
なので周辺を制圧して 扉を無理矢理こじ開ける
中に突入し周りを見渡す
すると部屋の隅に...
「居た..」
私の大切な人 守りたい人
「迎えに来たよ 麗華さん」
「きりゅう...?」
「うん、私だよ」
すると麗華さんはそのまま私の胸に抱きつき静かに泣き始めた
「怖かったよね...でも大丈夫 私が居るから」
すると外が騒がしくなり始めた
どうやら警察が来たらしい
時期にすぐここに来るだろう
「き、己龍...血が...」
「大丈夫だよ ちょっと怪我しただけだから」
「ちょっとな訳無いでしょ!!こんなに血を出して!!」
びっくりした まさか麗華さんがそんなことを言うとは
「私を助けてくれたことはお礼を言うわよ...でも...自分の身体をもっと大切にしてよ...」
「...うん 気をつけるよ」
段々と複数人の足音が聞こえてきたのに気づく
「誰か来る...ちょっと様子を見に行ってくるね」
「...お願いだから...死なないで」
「大丈夫だよ これくらいじゃ死なないさ」
拳銃を構え 扉の近くに行く
声は聞こえない 足音のみ
仮に撃たれても...避けるかキャッチが出来る
なら出よう
「何者だっ!!」
「警察で間違いないね?」
「ああ そうだ...君 銃を下ろせ」
仮に奴らが警察に化けたとしたら面倒だ
「すまないが私はRAVEN隊元所属の者だ 君達が警察という保証が無い為 武装を解除することは出来ない」
「RAVEN隊!?」
「こんな少女が...!?」
「これ隊員証明 現役の頃だけど これで大丈夫?」
「ああ..大丈夫..だ...です 私達の警察証明はこれです」
ちゃんと証明書を見せてくれたので大丈夫だろう
「犯罪者達の大半は私が気絶させた 今居る人数じゃ不安だから1人は囚人護送車と警察の応援を呼んで欲しい もう1人は私と一緒に来て」
「「わ、分かりました!!」」
「よろしく」
久しぶりに現役の時みたいなことしたなぁ
ま、今後は二度とやる機会無いだろうけど
安心させる為に部屋に戻り少し大声で
「皆さんご安心ください!!警察が来ました!貴女方はもう安全です!」
連れてきた警察が口を開き
「あと数分で応援が到着します 皆さんそれまではここで安静にしていてください!!」
「私達 もう大丈夫なの...?」
「救われた..」
「お家に帰れる...良かったぁ....」
色んな所から安堵した声やすすり泣く声が聞こえ始めた
私はそれらをスルーし麗華さんの所へ向かう
「き、己龍..大丈夫...?」
「大丈夫だよ..左手はちょっと痛いけどね」
すると麗華さんが持ってたハンドバッグからタオルと消毒 ティッシュを出した
「左手..応急処置するから」
「良いの?」
「うん...」
「ならお願い」
そう言うと麗華さんは僕の左手の応急処置を始めた
消毒が染みてちょっと痛い
でもそれより麗華さんがこんな事をしてくれる事が嬉しい
「...昔を思い出すね」
「...うん」
「怪我した私を..麗華さんが応急処置をしてくれたのを思い出すよ」
「...うん」
「...ねぇ 麗華さん」
「どうしたの?」
「...昔みたいに...お姉ちゃん って呼んでいいかな」
「...え?」
「や、やっぱりダメだったかな...」
「いや..全然...そう..呼んで欲しい」
「いいの?」
「うん 後 応急処置終わり」
「分かった ありがとう お姉ちゃん!」
そう言うと何故かお姉ちゃんは動きが固まり涙を流し始めた
「ど、どうしたの?なんか私悪いこと言っちゃった!?」
「違う..違うの...己龍からそう呼ばれるのが...嬉しくて..」
「...そっか 」
もしかしたら...凛さんも...
呼んでいいのかな
"お母さん"って
抱きつきに行ってもいいのかな
"昔"みたいに
普通の女の子の事を教えて貰ってもいいのかな
"一緒に色んなこと"をしたり
家族旅行とかも一緒に行って良いのかな
"思い出"を残す事を
それらをしたいのかは分からない
でもしたくないとは思わない
会ったら聞いてみよう
あの後私たちは事情聴取の為 警察署に連れてかれたがRAVEN隊所属証明出して説明したら納得して貰えたので私とお姉ちゃんは直ぐに解放された
お姉ちゃんは友人の人たちと連絡を取ってたけどどうやらそのまま別れることにしたみたい
「お姉ちゃん ちょっと買う物あるから着いてきて」
「うん いいよ」
そのまま私はバイクを売ってる店に向かう
「...あれ?己龍 何買うの?」
「バイク」
「えっ!?」
「免許は持ってる」
「本当だ...」
基本 乗り物系の免許ならなんでも取ってる
たいちょーが取っておいて損は無いって言ってたから取らせてもらった
「店長、バイクでスーパースポーツはある?」
「ありますが...」
「免許ならある こんな見た目だけど成人してるから 値段は?」
店長が案内してくれたとこのバイクを見ながら尋ねる
私が気に入ったのは黒一色のタイプ
ついでにお姉ちゃんと私の分のヘルメットも買う
店主から告げられた料金をカードで払う
「なっ...」
「ブラックカード...」
「いい買い物ができた ありがとう」
その後は店主がわざわざバイクのガソリンも入れてくれた
本当に感謝だ
チップ代わりに三万円渡しといた
「ヘルメットつけて行くよ」
「え、う、うん」
早速買ったバイクに私は跨り 後ろにお姉ちゃんを乗せて走らせた
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