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帰宅
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バイクを走らせ お姉ちゃんを乗せて家へと向かう
道中 特に何も事が起きず
無事 お姉ちゃんを届けられた
警察から連絡が行ってたのか 凛さんが家前で不安そうに待っていた
私達がバイクで到着すると 凛さんはこちらに駆け寄ってきて
「麗華!!」
「お母さん!!」
2人が涙を流しながら抱き合っていた
微笑ましい光景だ
2人が落ち着くまで とりあえずバイクを停めさせて頂いた
戻った頃には2人とも 落ち着いてたのでヘルメットを外す
「え..己龍....?」
「久しぶり 凛さん」
「ッ...久しぶり..ね...」
「..寒いし 家..入らせてもらっても良いかな」
「うん..それとありがとう..麗華を助けてくれて」
「気にしないでたまたま私の勘が当たっただけだから」
「それでもよ...それと...ごめんなさい」
凛さんが私に優しくハグしてきた
「あの事件から寄り添わずに 親として何も出来ずに...本当に..ごめんなさい...」
「大丈夫だよ 私が望むのは大切な人達の幸福 その為ならあれくらいへっちゃらだよ」
「それでもよ...己龍があの人に似てとても強いのは知ってる..でもそれで私達がした事は許される訳じゃない」
「...なら2つ条件があるの それを受けてくれたら私も許す これでいいかな」
「己龍のお願いならなんでも聞くわ」
そんな真剣な顔してるけど 私がしたい事はそんな重大なことじゃない
「..ママって呼んでいい..?」
そう言った瞬間 凛さんとお姉ちゃんが凄い勢いでこちらに顔を向ける
「だ、ダメだったかな....」
「...もう1回...」
「え?」
「も、もう1回言ってくれないかしら...」
「マ、ママ..?」
そう言った瞬間 ママが勢いよく抱きついてくる
「ようやく...己龍が心を開いてくれた...嬉しいわ...」
ママに抱きしめられた瞬間 涙が何故か溢れてくる
「ああ...」
「き、己龍!?ど、どうしたの?さ、さっき怪我したとこがまだ痛いの?!」
「わ、わかんない..なんで泣いてるか...わかんない...でも..嫌なわけじゃない..むしろ...うれしい...私...みんなと...しあわせになってもいいのかな...」
この気持ちは悪いとは思わない
私が..過去の私が思っていた想いが少しずつ溢れだしてくる
「ッ!..良いのよ..己龍は十分幸せになる権利はある...大丈夫..」
ママが優しくハグしてくれる
「そうだよ..己龍...貴方の幸せが私達の幸せでもあるの...貴方はもう十分幸せになって良いのよ...」
お姉ちゃんが優しく撫でてくれる
過去の私が...いや『私』が言ってる
みんなと幸せになりたい って
良いのかな
良いよね
みんなと幸せになっても
みんなと思い出を作っても
許されるかな
きっと許されるよね
みんなと幸せに...
「..寝ちゃった」
「きっと疲れが溜まってたんでしょうね...」
「それに私を助けてくれたから...」
「...私達がこの子に犯してしまった罪を...償っていきましょう」
「...うん」
そんな真面目な雰囲気になっているがこの後 どっちが己龍と寝るかで揉めて最終的には家族全員で一緒に寝たのであった
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バイクを走らせ お姉ちゃんを乗せて家へと向かう
道中 特に何も事が起きず
無事 お姉ちゃんを届けられた
警察から連絡が行ってたのか 凛さんが家前で不安そうに待っていた
私達がバイクで到着すると 凛さんはこちらに駆け寄ってきて
「麗華!!」
「お母さん!!」
2人が涙を流しながら抱き合っていた
微笑ましい光景だ
2人が落ち着くまで とりあえずバイクを停めさせて頂いた
戻った頃には2人とも 落ち着いてたのでヘルメットを外す
「え..己龍....?」
「久しぶり 凛さん」
「ッ...久しぶり..ね...」
「..寒いし 家..入らせてもらっても良いかな」
「うん..それとありがとう..麗華を助けてくれて」
「気にしないでたまたま私の勘が当たっただけだから」
「それでもよ...それと...ごめんなさい」
凛さんが私に優しくハグしてきた
「あの事件から寄り添わずに 親として何も出来ずに...本当に..ごめんなさい...」
「大丈夫だよ 私が望むのは大切な人達の幸福 その為ならあれくらいへっちゃらだよ」
「それでもよ...己龍があの人に似てとても強いのは知ってる..でもそれで私達がした事は許される訳じゃない」
「...なら2つ条件があるの それを受けてくれたら私も許す これでいいかな」
「己龍のお願いならなんでも聞くわ」
そんな真剣な顔してるけど 私がしたい事はそんな重大なことじゃない
「..ママって呼んでいい..?」
そう言った瞬間 凛さんとお姉ちゃんが凄い勢いでこちらに顔を向ける
「だ、ダメだったかな....」
「...もう1回...」
「え?」
「も、もう1回言ってくれないかしら...」
「マ、ママ..?」
そう言った瞬間 ママが勢いよく抱きついてくる
「ようやく...己龍が心を開いてくれた...嬉しいわ...」
ママに抱きしめられた瞬間 涙が何故か溢れてくる
「ああ...」
「き、己龍!?ど、どうしたの?さ、さっき怪我したとこがまだ痛いの?!」
「わ、わかんない..なんで泣いてるか...わかんない...でも..嫌なわけじゃない..むしろ...うれしい...私...みんなと...しあわせになってもいいのかな...」
この気持ちは悪いとは思わない
私が..過去の私が思っていた想いが少しずつ溢れだしてくる
「ッ!..良いのよ..己龍は十分幸せになる権利はある...大丈夫..」
ママが優しくハグしてくれる
「そうだよ..己龍...貴方の幸せが私達の幸せでもあるの...貴方はもう十分幸せになって良いのよ...」
お姉ちゃんが優しく撫でてくれる
過去の私が...いや『私』が言ってる
みんなと幸せになりたい って
良いのかな
良いよね
みんなと幸せになっても
みんなと思い出を作っても
許されるかな
きっと許されるよね
みんなと幸せに...
「..寝ちゃった」
「きっと疲れが溜まってたんでしょうね...」
「それに私を助けてくれたから...」
「...私達がこの子に犯してしまった罪を...償っていきましょう」
「...うん」
そんな真面目な雰囲気になっているがこの後 どっちが己龍と寝るかで揉めて最終的には家族全員で一緒に寝たのであった
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