VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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後輩参戦

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猫化の薬の影響はしばらく続くらしい

まぁ いつもより撫でられるのが心地良いしいい事しか無いから気にしなくていいだろう

そう思ってる時 有栖が何かを操作してた

多分 フレンドのチャットだろうか

「..己龍」

「ん」

「...九条さんを呼んでも良いかしら」

「やってるんだ このゲーム」

「..うん」

「良いよ あの子にはまた会うって約束したし」

「分かった...一旦迎えに行ってくるね7

「ん、行ってらっしゃい」

「....己龍」

「ん」

「尻尾が...」

無意識で有栖の左腕に尻尾を絡ませていた

「ん...」

離したくないなぁ

「き、己龍..」

「...私も一緒に行く」

「う、うん」

「マスター ちょっと1回出かける また戻る」

「承知致しました 」


そのまま私は有栖と手を繋いで後輩のところへ向かう

すると向こうに黒髪の弓矢を担いだ和風の女の子が見える

「あ、有栖さーん!!」

「こんにちは 九条さん」

「それでどうしたんですか?いきなり呼んで それでその手を繋いでる子は...」

「この子を紹介したいから着いてきてくれないかしら」

「特にやることもないですし良いですよ~」




「弓神と氷姫が一緒に居るぞ...?」
「氷姫と手を繋いでるあの子は何者だ..?」
「プレイヤーがあんなことできる訳無いしな...NPCか?」
「羨ましいぜ畜生」

周りがザワザワし始めた

「ん、周りがうるさくなってきたから行こ」

「その声は...!?」

後輩と有栖の手を繋いで歩き出す

「ど、どこに行くんですか先輩..」

「マスターのとこ」

「ま、マスター?」




「マスター 戻った」

「おや、おかえりなさいませ そちらのお嬢さんは...」

「私の身内」

「そうでしたか ではごゆっくり」


「せ、先輩...ここって...」

「あのマスターが運営してるカフェ 味は三ツ星レベル」

「ひぇ...」

「美味しいのだけど値段が怖い...」

「私が払うからいい お金はあるから」

「で、でも」

「良いの 美味しく食べて 笑顔を見せてくれれば良いから」

「...先輩はズルいです」

「?」

「無自覚な所とかね...」




「それでさっきから先輩は..有栖さんの膝上に乗っかってるんですか」

「ん、乗って欲しいの?」

「...もしよろしければ..」

「分かった」 

「あ...

有栖には申し訳ないけど後輩の膝上に乗る

その際 気になったので後輩の匂いを嗅いでみる

「ん...おひさまのにおい」

「せ、先輩!?」

「むぅ...」

「頭撫でて欲しい」

「わ、分かりました てか猫耳...」

心地良い

私はやっぱ撫でられるのが好きみたいだ

「せ、先輩ぃ...」

「ん」

「し、尻尾が...」

また無意識に後輩の腕に絡ませてた

「ん、嫌?」

「嫌では無い..ですけど...」

なんか顔が赤い どうしたんだろう

「顔、赤い どこか調子でも悪い?」

「ふ、ふぇ...」

「本当に無自覚なんだから...」

「手、ひんやり」

少し冷たい私の手を後輩のおでこに当てる

「ひゃっ!?」

「ごめん、いきなりすぎた?」

「は、はぃぃ...」


「ああ、尊っ...」

「素晴らしい...良いものを見せて頂いた」




その後は後輩と有栖の間を私が行き来してたが疲れたので2人の間にある席に座ることにした

尻尾が絡みつく先を失ってヒラヒラしている

落ち着かない

尻尾が増えればいいのに

そう思うと

ポン!と音を立てて煙が私の周りに出る

「己龍!?」

「先輩!?」




煙が晴れると尻尾が2つになっていた

都合が良いね

「...マスター」

「...想定外です」

「...マジ?」

「マジです」

「えぇ...」


その尻尾が私が動かそうとすると無意識なのか2人の腕にそれぞれ絡みつく

「ん...ちょうどいい」

「せ、先輩...」

「己龍...」



「ああ...尊ぇ...尊ぇよぉ...」

「素晴らしい....」






「そういえば2人は...イベント参加する?」

「私はしますね~!配信の視聴率も上がるので!」

「私もすると思うわ 私も配信をやってはいるから」

「..私も配信しながら参加する」

「配信してるの!?」

「配信してるんですか!?」

「ん..暇つぶし」

「...先輩 いつかコラボやりましょう」

「こらぼ?」

「配信者同士が協力して配信を行う事よ」

「はぇー」

「うっ...」

「可愛っ..」

「尊っ..」

「素晴らしい...」

「?」



「パーティの方でも組めるの?」

「勿論!」

「パーティは5人だから後3人必要なんだよね...」

「..参加しても...いい?」

有栖を見ながらお願いする

「上目遣いずるい...」

「ダメ?」

「い、いいよ だけどあと2人来るけど大丈夫?」

「ん...2人がいれば大丈夫」

「ふふ..私も己龍が居ると安心するから助かるわ」

「大丈夫ですよ 先輩!先輩になにかする奴ら私がとっちめますから!」

「ん...」

二人がそう言ってくれるのが嬉しくて思わず笑顔になる

「二人とも..ありがと」

「眩しっ..」

「可愛っ...」

「尊っ...」

「素晴らしい...」






「今度実力確認でどこか狩りに行こう?」

「ええ、良いわよ」

「了解です!」

その時 時雨と有栖が考えてたことは意外にもシンクロした

「「(己龍 (先輩)に良いところを見せたい!!)」」

と...だが二人が己龍の実力を見せつけられ度肝を抜かれるのはまた別のお話


「ああ..尊っ...」

「博士、それでは例の計画 お願いしますね」

「勿論だ....任せとけ」

「私も私で色々作るものが出来ましたので」

ある日 1人の老紳士と1人の博士が手を組んだ


この2人はいずれ生産界にてトップに居座り伝説となるのだがそれはまた別のお話...


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