VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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実力お披露目

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あの後 お会計をしようとしたがマスターが凄いニコニコしながら

「代金は要りません 良いものを見させて頂きました」

「そこの2人のお嬢ちゃん いつか良い装備作ってやるからフレンドになってくれ!」

「もしかして己龍の装備を作ったのって...」

「ご明察!この私 天才マッドサイエンティスト系美女の博士ちゃんが作ったんだ!!」

今までにないハイテンション具合の博士に少し引いてしまった

何かあったのだろうか

「ん、博士 またよろしく」

「もっっっっちろぉん!!!!装備に困ったら是非!!私を頼ってくれ!!」

「は、はいぃ...」

「博士 落ち着いて」

「安心してくれ!私は今 十分 落ち着いてる!!」

「それでは御三方 博士様は私が落ち着かせておきますから 」

「ん、ありがと また来るね」

「ご馳走様でした!!美味しかったです!」

「また来ます 今度はちゃんと払いますので..」

「ふふ、その気持ちだけで十分ですよ それに私も良いものを見させて頂きましたから 」

マスターはそう言って さっきからハイテンションで暴走してる博士を連れて店の中に戻って行った

「..このまま狩りに行こ」

「丁度時間もあるしそうしましょ」

「やったー!! あ、それと2人とも配信します?」

「私はしない」

「私は..今考えてるわ」

「なら私は配信します!勿論理由はありますけどね!」

「理由?」

「闘技大会の際 特にランカーこと最前線組は闘技大会の決勝トーナメントに出てくる人物の配信を見たりすると私は考えます」

「めがねだ」

いつの間にか後輩がカクカクした眼鏡をつけていた

眼鏡をクイッと上げて後輩が話し始める

「彼らは勝つ為に情報を集めるでしょう なので敢えて配信をして偽の情報をばら撒くのです!その要となるのは..ズバリ!先輩です!」

後輩がこちらに指を差し そう言う

「私?」

「先輩は有名な私達と違って..彼らからしたらイレギュラーなんです!!」

「イレギュラー...」

「確かにイレギュラーだね...」

「先輩の実力はまだ拝見してませんがイレギュラーであることは間違いないのです!」

「...先に説明しておくとブラックナイトウルフを簡単に仕留めるくらいの強さはあるわよ...己龍は...」

「ブラックナイトウルフ...?」

「ええ、冒険者ギルドでSランク指定されてる魔物よ」

「...先輩?」

「なんかやれちゃった」

「やれちゃったじゃないですよ!!ああ、もう可愛いなぁ!!」

「ありがと」

「ッ!!」

褒められたらお礼を言うのは当たり前だからそう言ったんだけど 後輩が何故か顔を赤く染める

「..己龍..程々にしときなよ」

「?」





「コホン...気を取り直して 話の続きですがそれ程の実力のある先輩の実力を偽れば勝てる確率が大幅アップする訳です」

「なるほど」

「はぇー」

「可愛っ...なので配信をしようとしたのですが..ご理解頂けましたか?」

「ええ、それなら私も配信をするわ」

「私 もう1セット装備貰ってるからどっちでやればいいか分からない」

「もう1セットですか?」

「ん」

シスター服から軍服の方に着替える

もちろん狼の仮面をつけて

「...かっこいい」

「そう?目立つからあまり好きじゃない」

「さて..それじゃあその2つの装備の戦い方を比べてどちらの方が良いか確かめてみましょう」

「ん」










「それではまずはどちらから始めますか?先輩」

「軍服の方から まだ貰った装備試してないから」

「分かりました!」

「どんな装備なのかしら...」






貰ったのは軍刀と2丁の拳銃

拳銃は扱い慣れてるから軍刀の方を使おう

軍刀を抜く 

「...あの博士本当に何者なんだろう」

軍刀の刃部分には回路のように溝が組み込まれている

まるで何かを流す為に用意されたかのように



「...まぁいいや 狩ろう」






有栖と時雨は唖然していた

己龍の実力に対して

まず彼女が狩りを始めた場所について説明しよう

ここは黒夢の森 現在 最上位ランカーが頑張って攻略してる所である

そして彼女の配信でいつも魔物を狩ってる場所である

彼女の配信にいる視聴者は実力者と感覚バグってるヤツらとヤベー奴らしか居ねぇのでその事実に気づいても周りに言うような人は居ないのである

視聴者も彼女がここについてよく知ってると思い黒夢の森の詳細わざわざ言わないのである

そして彼女本人はスナイパーをやる際に丁度よさそうという理由で選んだ為 全く何も知らないのである!!

「ね、ねぇ..もしかしてここって...」

「黒夢の森...」

彼女らが絶望してる中

もう1人の彼女は殺戮を尽くしていた

影からこちらを貫かんと高速で突撃してくる黒鳥

敵の周囲を飛び回り幻覚や状態異常を起こす鱗粉を撒き散らす黒蝶

人間の騎士と同じくらいの戦闘力があり集団で連携を取ってくる黒影の騎士団

そしてまだもう一種類 居るのだがその話し始めるまた別の時に


そんな奴らが一斉に襲いかかってくる所で彼女は1人でそいつら相手に圧倒して殺戮をしているのである!

一応言っておくが彼女は軍刀一本で戦っているのである!!



「..このままじゃ私達が足でまといになりそうな..」

「...有栖さん やりましょう」

「..ええ」

【弓神】として【氷姫】として 彼女らも戦い始めた

そんな彼女らを援護するかのように無意識で彼女らに近づき合流した己龍は生粋の化け物と言えるであろう




「楽しい」

いつもスナイパーで狙撃して倒してたから知らなかったけど近くで戦うのもこんなに楽しいんだ

それに有栖や後輩と協力して戦うのが楽しい

私が切り漏らした敵を氷魔法?や弓でカバーして倒してくれて嬉しい

2人のためなら 頑張れる

「己龍!!」

「ん」

どうやら2人の体力が切れたみたい


「じゃあ一旦引こう」

2人を抱き抱え木の幹の上に飛ぶ

「ひゃっ!?」

「きゃっ!?」

「手荒でごめんね」

そのまま木の幹を飛び伝い森を出て街に戻る

「私の実力 どうだった?」

「己龍に..抱き抱えられて..」

「良い匂いした...」

「2人とも?」

「え、ええ ど、どうしたの?」

「な、なんでもないですよ!」

「そう?」

なんか体調が少し悪そうだったけど大丈夫かな?

「所で私の実力 どうだった?」

「..私達じゃ足でまといになりそう」

「悔しいですけどそうですね...」

「...鍛えよっか?」

「良いの?」

「良いんですか?」

「うん、特訓場所は良い所を知ってるから」

「じゃあお言葉に甘えて..」

「お願いします!!」

2人ともそんなに強くなりたいんだ 私と一緒に戦う為ってのが理由だと思うと とても嬉しく感じる

2人のためにちょっとあの人の場所借りよっかなぁ

あの人のとこなら武器や防具もその場で作って貰えるし あの人の言うこと聞けば 無料かそれなりの額でやってくれるから

「じゃあ2人とも博士のとこに行こ?」

「博士?」

「あの人のとこに?」

「うん、訓練所もあるし博士のを私が聞けば博士が装備作ってくれたりするから」

「己龍、何か悪いことされてない?」

「先輩、何か恥ずかしいこととかされてないですか?」

「? 恥ずかしいこと...ちょっとされたかも」

「ッ!...問い詰めないとね...」

「ええ、そうですね..先輩にそんなことしたなんて...」

「写真とかぱしゃぱしゃ撮られてて恥ずかしかった」

「写真?」

「うん、色んな服とか着せられて」

ただ服を着て写真撮っただけなのに格安だったり無料で武器とかの装備を提供してくれる博士はきっと良い人なんだろうね

「...」

「...」

偶然にも←これ大事  この2人の思考は一致した

「「(その写真が欲しい!!)」」

と...そしてさっきまで2人にとっては好感度マイナスだった博士の好感度がグイグイとうなぎ登りに上がっていく

そしてそんな2人が次にやることは簡単だ

「己龍、その博士って人のとこに行きましょ」

「先輩、早く行きましょ」

行動に移した彼女ら2人の謎のやる気を やる気を出させた本人である己龍は

そんなに強くなりたいんだ..!!!と勘違いし 後々 鍛えられる時に地獄を見るとはこの2人は思ってもいなかった 

というかむしろ別の方に考えが集中して考えてないだけであった...



そして彼女ら3人は忘れていた

本来の目的が己龍の実力確認であり

その実力確認後に配信をすることを...



ーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回 作者の趣味の服を着せまくるぜ!!!
文句はねぇよなぁ!!?
See you next time!!goodbye!!(やけくそ)












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