VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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リベンジ

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英霊...ガチャ...うっ..頭が...

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教会に戻り またお祈りをした後

私はクエストの報酬で貰った【聖霊魔法】というのを確認しました

【聖霊魔法】
聖なる英霊や神霊もしくは英雄を召喚し従える魔法

「聖なる英霊...神霊...?」

よく分からないので試しに使おうとしましたが

『英霊もしくは神霊 英雄が登録されてないので使用出来ません』

とアナウンスが頭に鳴り響き使えません

これは一体...?



よく分からないので今は置いておきましょう

せっかくですし聖魔法や光魔法の熟練度を上げる為に西の荒野に行きましょうか




西の荒野はシュバルツさんが魔物を倒しまくってるのか相変わらず静かです

そんな中でも出現したての魔物は居ますから聖魔法や光魔法を使って倒していきます

シュバルツさんと会うかと思いましたが意外と会いませんでした

そうして魔物達を倒していくと この前 リッチと戦った場所ら辺に着きました

荒野の終わりはまだ見えません

「どうせならもう少し奥にでも行きましょうか」






「ここが荒野の終わり...」

荒野と...砂漠の境目がそこには存在しました

境目な為かそんなに暑くはありません

ですが進もうとすると

『この先はボスエリアです 一度入るとボスを倒すかプレイヤーが死ぬまで出ることは出来ません』

と表示されました

「...私が挑むには...まだ早すぎますね」

私はその場を引き返し 引き続き魔物討伐を続けました





「また会いましたね...」

「カカッ!!」

私の目の前にいるのはリッチです

前回はシュバルツさんに甘えて後衛に徹してましたが私のみ時の戦いも経験しておきたいのです

それに近接戦もこなせればあの時のように腕を消し飛ばされる心配もありません

私は博士さんから貰った大鎌と十字架を装備しリッチと相対しました

「前回のリッチとは違うかもしれませんが...リベンジです!」

「カカ!」

リッチはまず初手から闇魔法で弾幕を張ってきたので光魔法で相殺 もしくは聖魔法の熟練度が上がることで手に入ったホーリーシールドで防ぎながら大鎌に付いている銃で狙っていきます

私の魔力を使用して生み出された青い光弾が銃弾並の速度でリッチに何度も放たれますが殆どは防がれてしまいます

「カカッ!!」

「くっ..!」

リッチの闇魔法はやはり強力です

ですがリッチはどうやら私にしか目が向いてない様子

上手く誘導が出来ました

「喰らいなさい!【光よ!我が命の元 集え】

リッチの足元に瞬時に魔法陣が展開されます

「カカッ!?」

「【そして天に昇る柱となりて我が敵を打ちのめせ】

「【光柱ライトピラー】!!」

「カッ...」

リッチは私のその魔法で消滅した...かと思いきや

「カカッ!!」

「これで倒せるとは思ってませんよ!」

するとリッチは距離を取り前回みたいな魔法を発動しようとしました

「リベンジです!!」

十字架と魔法陣を媒介にして【光線】の準備を始めながら私の周りにホーリーシールドを展開します

魔力はごっそりと減りましたが博士さんのMP回復ポーションを飲むことで万全の状態になりました

「カカッ!!」

「【光線】!」

この前と同じように光と闇がぶつかり合い強烈な衝撃波を引き起こします

「まだまだです!!」

私は【光線】を発動しながら別の魔法を発動します

「【光よ!我が命の元に 集え】」

2つの魔法を同時に発動してるからか頭が痛いです

「【そして我が敵を刺す槍となり敵を貫け】」

「【光槍ライトランス】!!」

「カカッ!?」

初めてやるからか分からないけど耳や鼻から暖かい液体が流れ落ちる感覚がしました

私の放った【光槍】はリッチを貫きますが倒すにまでは至りません

なので私は持っていた大鎌を思いっきり投げます

その大鎌をリッチは簡単に避けます

魔法を発動しながら避けたことから余裕なのが伺えるでしょう

ですが...

「私の..勝ちです!」

「カカカッ!?」

この大鎌は私が念じれば まるでブーメランのように戻ってきます

それを利用して私はリッチの身体を上下に切り裂きました


戻ってきた大鎌をキャッチしつつ魔法のぶつかり合いによる衝撃に何とか耐えました

周囲は魔法のぶつかり合いによって土煙がたっていました

「倒せましたか...?」

煙が晴れるとそこにはリッチが着ていたと思われるローブとリッチの死体が残っていました



魔物であろうとかつて生きていた者なのは変わりません

だから私は安らかに眠る事を願いながら

「【ターンアンデット】」

リッチの死体はサラサラと溶けていき灰になりました

その灰もどこからか飛んできた風によって消えていきました

残ったのはリッチが着ていたローブと魔石だけ

「...貰っておきましょう」

こうして私のリベンジ終わった..と思ったのですが

「ッ!?」

いきなり何者かの強大な気配が出現し 気がつけば私は大鎌を構えていました

その気配の正体は...黒い鎧を纏った騎士でした

普通の騎士と違うのは...首が無いこと

『ユニークモンスター 高潔のデュラハンと遭遇しました』

『クエスト 【過去の英雄の死骸】が開始されました このアナウンスはプレイヤーには聞こえません』

そんなアナウンスを私は聞き流しながら目の前のデュラハンと呼ばれる魔物と相対しました



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