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番外編
雷で……
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すずさんは
女だけど
男より強い
空手柔道三段だし
男気があって
さっぱりした
性格
そんなすずさんの唯一弱点は雷だった
★☆★
ゴロゴロ…
ピカと一瞬あたりが輝き
3数えて
ガラガラ
ドカンと雷の音が続いた
「キャー!」
と音にも負けない悲鳴が玄関で響いた
「おかえりーすずさんっ…」
いきなりひしっと抱きしめられた。
「す、すずさんっ!? どうしたの!?」
「雷が…怖いの…よっ!
何か文句あんの!?」逆ギレされた。
文句ないけどびしょ濡れの服で抱きつかれているのはちょっと…
濡れた服からすずさんの体温感じる…
僕の胸の高鳴りはゴロゴロといつ大きな音になるかわからないから
内心ヤバいと思う
「あの…すずさんお風呂わかしてあるからはいったほうがいいよ」
僕は抱きついているすずさんの体を少しはがした。
「バっカじゃないカイト!感電死するじゃない!」
と言いながら
くしゃみする。
「じゃあ雷遠くなってから入るとか」?
「うんそうする」
子供のようにコクリと頷く。
でもまだ僕の服をキュッと握ったまま、玄関にあがる
そんなすずさんがカワイい愛おしく思う
でも
約束で男女のなかになったら僕はここから追い出されてしまう。
だから
この心は隠さなくちゃ…
?★☆★
カイトは心配してくれているのに
つい甘えて文句を言ってしまう。
2ヶ月まえに同居したばかりで弟のようにおもってたのに、
カイトが男っぽい…と
ドキドキしてしまった…
でも甲斐甲斐しくタオルとか着替えとか持ってきてくれるところはお母さんみたいだわ…
本当
いい子拾った
でも
最近はそれだけじゃない
この頃
男らしなったと思う…
私より大きい手長くしなやかな指とか…
ふとしたとき
そう思って…
いつの間にかだんだんもっと意識して…
だから最近は真一郎さんの店で酒によってそんな心を暴露してしまうとい失態をしてしまった。
気まずくて仕事終わればすぐ家に帰るようになった。
意識していても
遠慮なく甘えれる存在のカイト。
そんな関係が大切だから
男女の関係になるのが怖い
家族のような遠慮ない関係を保っていたいと思う。
そんなこと
つらつら思ってたらまた雷がピカっとひかった。
☆★☆
ドーンと
雷が落ちた。
「キャーイャー!」
すずさんは後ろからドンと抱きついてきた。
しかもブレイカーが落ちて停電した。
当たりは真っ暗になる
でも
かなり雷が近いのか雷の光と音が交差して僕も少しおののいた。
けど、すずさんはかなり震えているのを感じた。
「すずさん?大丈夫」
「大丈夫じゃないかも…」
キュッと背中のシャツの布を震えながらつかんでる感じがとてもかわいく感じて
つい抱きしめた…
あっ
ヤバい
怒られる
空手チョップ落とされると思って体を引いた。
けれどすずさんの方から体を引き寄せる。
☆★☆
「雷なり終わるまでこうしていて…」
自分でも女みたいなこと言ってるて思うと恥ずかしい。
二人そのまま
床に座って私はカイトに抱きしめてもらった。
どっちにドキドキしてるんだろう…
雷?カイトに?
でもこのドキドキは幸せのドキドキということだけはわかった
「カイトも…」
「なに…?すずさん」
なんだかほんとに恋人同士みたい…
「何でもない」
同じ気持ちか聞いて同じ気持ちでも
関係が崩れるだけだと思うと聞けなかった
でも…カイトは素直だった。
「何だか恋人どうしだね」
☆★☆
しまった!
つい口からこぼれてしまった…
気まずい沈黙の間雷なってくれればいいのに…
雷は遠くへ行ってしまったようだ。
でも、しばらく黙って僕たちは寄り添っていた。
☆★☆
「雷が怖いのは昔、小さいころ空が雷が落ちそうな時に野良犬に襲われそうになって逃げてたら、雷が野良犬に落ちたのよ」
その事を思い出して身ぶるいをする。
「それは…トラウマになりますね」
カイトは青ざめて感想を述べた。
「良かったんだか悪かったんだかよくわからなくて
とにかく怖いというのがうえつけられてるのね」
でも…
数時間前のあの感覚を思い出せば
温かい気持ちになって雷が少し怖くなくなった。
女だけど
男より強い
空手柔道三段だし
男気があって
さっぱりした
性格
そんなすずさんの唯一弱点は雷だった
★☆★
ゴロゴロ…
ピカと一瞬あたりが輝き
3数えて
ガラガラ
ドカンと雷の音が続いた
「キャー!」
と音にも負けない悲鳴が玄関で響いた
「おかえりーすずさんっ…」
いきなりひしっと抱きしめられた。
「す、すずさんっ!? どうしたの!?」
「雷が…怖いの…よっ!
何か文句あんの!?」逆ギレされた。
文句ないけどびしょ濡れの服で抱きつかれているのはちょっと…
濡れた服からすずさんの体温感じる…
僕の胸の高鳴りはゴロゴロといつ大きな音になるかわからないから
内心ヤバいと思う
「あの…すずさんお風呂わかしてあるからはいったほうがいいよ」
僕は抱きついているすずさんの体を少しはがした。
「バっカじゃないカイト!感電死するじゃない!」
と言いながら
くしゃみする。
「じゃあ雷遠くなってから入るとか」?
「うんそうする」
子供のようにコクリと頷く。
でもまだ僕の服をキュッと握ったまま、玄関にあがる
そんなすずさんがカワイい愛おしく思う
でも
約束で男女のなかになったら僕はここから追い出されてしまう。
だから
この心は隠さなくちゃ…
?★☆★
カイトは心配してくれているのに
つい甘えて文句を言ってしまう。
2ヶ月まえに同居したばかりで弟のようにおもってたのに、
カイトが男っぽい…と
ドキドキしてしまった…
でも甲斐甲斐しくタオルとか着替えとか持ってきてくれるところはお母さんみたいだわ…
本当
いい子拾った
でも
最近はそれだけじゃない
この頃
男らしなったと思う…
私より大きい手長くしなやかな指とか…
ふとしたとき
そう思って…
いつの間にかだんだんもっと意識して…
だから最近は真一郎さんの店で酒によってそんな心を暴露してしまうとい失態をしてしまった。
気まずくて仕事終わればすぐ家に帰るようになった。
意識していても
遠慮なく甘えれる存在のカイト。
そんな関係が大切だから
男女の関係になるのが怖い
家族のような遠慮ない関係を保っていたいと思う。
そんなこと
つらつら思ってたらまた雷がピカっとひかった。
☆★☆
ドーンと
雷が落ちた。
「キャーイャー!」
すずさんは後ろからドンと抱きついてきた。
しかもブレイカーが落ちて停電した。
当たりは真っ暗になる
でも
かなり雷が近いのか雷の光と音が交差して僕も少しおののいた。
けど、すずさんはかなり震えているのを感じた。
「すずさん?大丈夫」
「大丈夫じゃないかも…」
キュッと背中のシャツの布を震えながらつかんでる感じがとてもかわいく感じて
つい抱きしめた…
あっ
ヤバい
怒られる
空手チョップ落とされると思って体を引いた。
けれどすずさんの方から体を引き寄せる。
☆★☆
「雷なり終わるまでこうしていて…」
自分でも女みたいなこと言ってるて思うと恥ずかしい。
二人そのまま
床に座って私はカイトに抱きしめてもらった。
どっちにドキドキしてるんだろう…
雷?カイトに?
でもこのドキドキは幸せのドキドキということだけはわかった
「カイトも…」
「なに…?すずさん」
なんだかほんとに恋人同士みたい…
「何でもない」
同じ気持ちか聞いて同じ気持ちでも
関係が崩れるだけだと思うと聞けなかった
でも…カイトは素直だった。
「何だか恋人どうしだね」
☆★☆
しまった!
つい口からこぼれてしまった…
気まずい沈黙の間雷なってくれればいいのに…
雷は遠くへ行ってしまったようだ。
でも、しばらく黙って僕たちは寄り添っていた。
☆★☆
「雷が怖いのは昔、小さいころ空が雷が落ちそうな時に野良犬に襲われそうになって逃げてたら、雷が野良犬に落ちたのよ」
その事を思い出して身ぶるいをする。
「それは…トラウマになりますね」
カイトは青ざめて感想を述べた。
「良かったんだか悪かったんだかよくわからなくて
とにかく怖いというのがうえつけられてるのね」
でも…
数時間前のあの感覚を思い出せば
温かい気持ちになって雷が少し怖くなくなった。
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