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16☆夫婦の約束☆エンド☆
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そこは都内から離れた旧家だった。
「ちょっと古いけど、広くて誰にも迷惑せずにとう吠えできて快適なところなんだぜ」
と自慢した。
昔ながらの日本家屋と広い庭。
少しちらかっているのは男一人住まいだから大目に見てくれとの事だった。
「今日からここがルイさんの家だ。お給料も全部渡すから好きに使ってくれ」
「不束者ですがよろしくお願いします」
と、三つ指付けて礼をした。
「そんなに、かしこまらなくてもいいんだけど…ま、こちらこそ末永くよろしくお願いします。」
健十郎さんも私に倣って三つ指ついて頭を下げた。
同時に顔を上げて見合わすと、彼はニカッと笑う。
そういう顔も可愛いとおもった。
「そういえば……」
突然何かに気がついた表情をして私の上着を脱がされた。
それしか着ていないので裸になってしまって胸を隠す。
「はい。また、ばんざい。」
といって、手首を掴まれてあげられてしまう。
全て見られ済だとしてもやはり恥ずかしい。
さらに乳房を持ち上げられその下をのぞき込まれる。
「お腹の傷大丈夫か?痛くないか?」
純粋に傷口を心配してくれていた。
「痛くないですけど…キズありますか?」
思いっきり裂かれた痛さは覚えていて、そのことを思い出すと鳥肌だが立つ。
「まだ、少し血が滲んでる……」
普通の人間ならば傷も瀕死ものだ。
治るにも手術も時間もいるところだが人間ではないので治りが早いことを理解する。
「跡に残るかな……」
ボソリと言う声音に怒りを感じる。
「じゅんの気持ちがわかるな。彼女を、傷つけられるのは腹が立つ……」
「でも、事件解決しましたし…もう終わったこと、ひゃっ!」
傷口をぺろりとなめられた。
「血の味…ルイさんの記憶覗けないな…」
果世さんが言っていたことが気になっていたらしい。
『自分自身になりたい』というのが私の願いで望みだと言っていた……
「俺も覗けたら良かったのに……ルイさんの過去のこともすごく気になる……」
私はうーん……と考えて、
「今あることが、私自身だと思うのでもう願いが叶ってるかもしれないですよ?」
私は過去を思い出せないならそれでいいと悩むことなど今までなかった気がする。
それほどまでに思い出せないのだ。
健十郎さんはさらに背中に回って背中を眺める。
「……やっぱり、背中にも傷がたくさんある……臓腑は無事でも傷は治らないのか……?」
「私の背中見たとき、怪訝な顔をしたのは傷があるからですか?私は見えませんけど…」
背中を洗っていたときの健十郎さんの顔を思い出して問う。
鏡に映らないから見ることはできない……
健十郎さんは傷のある場所を手でなぞって、私にも傷の酷さがわかる。
大きく斜めに走った傷、肩口、腰のあたりまで、傷を触られる。
「もしかして…ルイさんは今回のようなことが何度もあって、人を救ってきたのかもしれないな……記憶は忘れても、体に残るものなのか……」
傷の酷さがから考えると今回のような、事が何度もあったと想像できる。
「そして、貧血になってすべてを忘れて…今に至るのでしょうか…?」
と思うと納得がいく。
私は健十郎さんの方を振り返って見ると苦しそうな顔をしている。
「いつもそうやっては妖怪にされてきた人たちを助けてきたのかもな……」
頭を偉い偉いと撫でてくれた。
「そうだと……私は人々の役に立ててるということで嬉しいです!」
私はそのことがとても嬉しくてえへへと微笑んだ。
「あ~っ!もう!可愛すぎるだろ!」
ぎゅっと抱きしめた場所は乳房で掴まれた。
「ぎゃっ、い、いたいです。」
「ごめん、力の加減間違えた?」
「うう、優しくしてください…」
普通に思ったことを言っただけだが、優しく触れ直された。
その手つきに恥ずかしくなる。
「キスしたい…」
せつなげに言われて、頷くと優しく口づけされて、舌を絡ませてきた。
「唾液も…俺の糧になるかも…」
ぺろりと口元を美味しそうに舐めた。
その仕草は色っぽくてどきりとしてしまった。
「そうなのですか?血をいた抱いた分返さなきゃ……」
血と妖力をあのときかなり吸い取ったという自覚がある。
そう言って、私の方からキスをしたら優しく応じてくれた。
優しくされると、愛おしさが芽生える……
「俺は血気盛んだから、すぐ血は戻るが、妖力はどうだろうな……ルイさんからあふれる体液を貰えば互いに最高なパートナーだな」
「ヨダレをですか?」
体液は汗とか涙とかヨダレのこと?
あ、鼻水もあるかも……
そんなの吸われても困るけど…力になるなら……
「………そ、いろんな液をこれからずっと俺だけに捧げて……」
そういって、下腹部に手を這わし触られた。
私は恥ずかしくなって黙る。
「あと、俺以外の人間の血を吸わないこと。どうしてもやむなしのときは俺の許可が必要な」
指切りを固くして誓わされた。
「束縛亭主だったのですね…」
「ルイさんも俺を束縛していいからお互い様だぞ」
「首輪……」
健十郎は苦笑した。
「そういう束縛じゃなく……そういうプレイもいいかもしれないけれどな…夫婦の証に指輪も買いに行こう…」
そう言ってまたキスをする。
「あの、ろ、廊下で、するんですか?ベッドとか…」
「じゃ。ルイさんの部屋になるところでしよう…きっとそこはきれいなままになってるしな」
「…?それはどういう。」
「同居してたやつが出ていって使ってないんだ。好きに使っていいというからルイさんに使ってもらおうと思ってた。家具とか新しいものにしたかったら休みの日に買いに行こう。ネットショッピングでもいいけど……」
自分の部屋になるのは嬉しいけれど……
「その部屋が嫌なら明日部屋を新しく空けるよ。部屋は余ってるけどベッドあるところそこしかないからな」
ベッドにこだわらなければどこでもいいということか……と思う。
「健十郎さんの…お部屋は?」
と、疑問が湧く。
「…ぅ…今は内緒……」
後ろめたさのある顔をする。
「エロ本とか隠してないとか……?」
「記憶がないのに、そういう知識だけは変に覚えてるんだな…ルイさんは面白い」
健十郎さんは、プッと笑う。
私も釣られて笑ってしまう。
「そういうルイさんを、これからもっともっと知っていきたい……」
「私も……」
また再びキスをする。
ドキドキのムードが戻った。
健十郎さんは私をお姫様抱っこしてベッドにおろした。
そして、逃げられないように覆い被さってきた。
「ルイさんがまた記憶をなくしても体を重ねれば記憶を思い出すようにして上げる……」
「そんなことできるんですか?」
「やってみなくちゃ……わからん」
「やるんですか……?」
「お願いだ…ルイさんの体に俺を刻ませてくれ」
私を見つめる瞳が真剣に熱を帯びていて、興奮している。
私は覚悟を決めて健十郎さんに、すべてを委ねる。
男女の営みの何もかも初めてを健十郎さんに教わり捧げた…
「これからは俺がいるから…記憶をなくさないように守ってあげる…守りたい…必ず………」
と愛おしく抱きしめられ囁かれた……
「ちょっと古いけど、広くて誰にも迷惑せずにとう吠えできて快適なところなんだぜ」
と自慢した。
昔ながらの日本家屋と広い庭。
少しちらかっているのは男一人住まいだから大目に見てくれとの事だった。
「今日からここがルイさんの家だ。お給料も全部渡すから好きに使ってくれ」
「不束者ですがよろしくお願いします」
と、三つ指付けて礼をした。
「そんなに、かしこまらなくてもいいんだけど…ま、こちらこそ末永くよろしくお願いします。」
健十郎さんも私に倣って三つ指ついて頭を下げた。
同時に顔を上げて見合わすと、彼はニカッと笑う。
そういう顔も可愛いとおもった。
「そういえば……」
突然何かに気がついた表情をして私の上着を脱がされた。
それしか着ていないので裸になってしまって胸を隠す。
「はい。また、ばんざい。」
といって、手首を掴まれてあげられてしまう。
全て見られ済だとしてもやはり恥ずかしい。
さらに乳房を持ち上げられその下をのぞき込まれる。
「お腹の傷大丈夫か?痛くないか?」
純粋に傷口を心配してくれていた。
「痛くないですけど…キズありますか?」
思いっきり裂かれた痛さは覚えていて、そのことを思い出すと鳥肌だが立つ。
「まだ、少し血が滲んでる……」
普通の人間ならば傷も瀕死ものだ。
治るにも手術も時間もいるところだが人間ではないので治りが早いことを理解する。
「跡に残るかな……」
ボソリと言う声音に怒りを感じる。
「じゅんの気持ちがわかるな。彼女を、傷つけられるのは腹が立つ……」
「でも、事件解決しましたし…もう終わったこと、ひゃっ!」
傷口をぺろりとなめられた。
「血の味…ルイさんの記憶覗けないな…」
果世さんが言っていたことが気になっていたらしい。
『自分自身になりたい』というのが私の願いで望みだと言っていた……
「俺も覗けたら良かったのに……ルイさんの過去のこともすごく気になる……」
私はうーん……と考えて、
「今あることが、私自身だと思うのでもう願いが叶ってるかもしれないですよ?」
私は過去を思い出せないならそれでいいと悩むことなど今までなかった気がする。
それほどまでに思い出せないのだ。
健十郎さんはさらに背中に回って背中を眺める。
「……やっぱり、背中にも傷がたくさんある……臓腑は無事でも傷は治らないのか……?」
「私の背中見たとき、怪訝な顔をしたのは傷があるからですか?私は見えませんけど…」
背中を洗っていたときの健十郎さんの顔を思い出して問う。
鏡に映らないから見ることはできない……
健十郎さんは傷のある場所を手でなぞって、私にも傷の酷さがわかる。
大きく斜めに走った傷、肩口、腰のあたりまで、傷を触られる。
「もしかして…ルイさんは今回のようなことが何度もあって、人を救ってきたのかもしれないな……記憶は忘れても、体に残るものなのか……」
傷の酷さがから考えると今回のような、事が何度もあったと想像できる。
「そして、貧血になってすべてを忘れて…今に至るのでしょうか…?」
と思うと納得がいく。
私は健十郎さんの方を振り返って見ると苦しそうな顔をしている。
「いつもそうやっては妖怪にされてきた人たちを助けてきたのかもな……」
頭を偉い偉いと撫でてくれた。
「そうだと……私は人々の役に立ててるということで嬉しいです!」
私はそのことがとても嬉しくてえへへと微笑んだ。
「あ~っ!もう!可愛すぎるだろ!」
ぎゅっと抱きしめた場所は乳房で掴まれた。
「ぎゃっ、い、いたいです。」
「ごめん、力の加減間違えた?」
「うう、優しくしてください…」
普通に思ったことを言っただけだが、優しく触れ直された。
その手つきに恥ずかしくなる。
「キスしたい…」
せつなげに言われて、頷くと優しく口づけされて、舌を絡ませてきた。
「唾液も…俺の糧になるかも…」
ぺろりと口元を美味しそうに舐めた。
その仕草は色っぽくてどきりとしてしまった。
「そうなのですか?血をいた抱いた分返さなきゃ……」
血と妖力をあのときかなり吸い取ったという自覚がある。
そう言って、私の方からキスをしたら優しく応じてくれた。
優しくされると、愛おしさが芽生える……
「俺は血気盛んだから、すぐ血は戻るが、妖力はどうだろうな……ルイさんからあふれる体液を貰えば互いに最高なパートナーだな」
「ヨダレをですか?」
体液は汗とか涙とかヨダレのこと?
あ、鼻水もあるかも……
そんなの吸われても困るけど…力になるなら……
「………そ、いろんな液をこれからずっと俺だけに捧げて……」
そういって、下腹部に手を這わし触られた。
私は恥ずかしくなって黙る。
「あと、俺以外の人間の血を吸わないこと。どうしてもやむなしのときは俺の許可が必要な」
指切りを固くして誓わされた。
「束縛亭主だったのですね…」
「ルイさんも俺を束縛していいからお互い様だぞ」
「首輪……」
健十郎は苦笑した。
「そういう束縛じゃなく……そういうプレイもいいかもしれないけれどな…夫婦の証に指輪も買いに行こう…」
そう言ってまたキスをする。
「あの、ろ、廊下で、するんですか?ベッドとか…」
「じゃ。ルイさんの部屋になるところでしよう…きっとそこはきれいなままになってるしな」
「…?それはどういう。」
「同居してたやつが出ていって使ってないんだ。好きに使っていいというからルイさんに使ってもらおうと思ってた。家具とか新しいものにしたかったら休みの日に買いに行こう。ネットショッピングでもいいけど……」
自分の部屋になるのは嬉しいけれど……
「その部屋が嫌なら明日部屋を新しく空けるよ。部屋は余ってるけどベッドあるところそこしかないからな」
ベッドにこだわらなければどこでもいいということか……と思う。
「健十郎さんの…お部屋は?」
と、疑問が湧く。
「…ぅ…今は内緒……」
後ろめたさのある顔をする。
「エロ本とか隠してないとか……?」
「記憶がないのに、そういう知識だけは変に覚えてるんだな…ルイさんは面白い」
健十郎さんは、プッと笑う。
私も釣られて笑ってしまう。
「そういうルイさんを、これからもっともっと知っていきたい……」
「私も……」
また再びキスをする。
ドキドキのムードが戻った。
健十郎さんは私をお姫様抱っこしてベッドにおろした。
そして、逃げられないように覆い被さってきた。
「ルイさんがまた記憶をなくしても体を重ねれば記憶を思い出すようにして上げる……」
「そんなことできるんですか?」
「やってみなくちゃ……わからん」
「やるんですか……?」
「お願いだ…ルイさんの体に俺を刻ませてくれ」
私を見つめる瞳が真剣に熱を帯びていて、興奮している。
私は覚悟を決めて健十郎さんに、すべてを委ねる。
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