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ミト_03
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バスローブに身を包み、応接室のドアを開けたミトは、ギクリと身をこわばらせた。
応接室の中には、壮年の、すでに何度かこうして会ったことがある男が一人。
それからムツミがいた。
「あ……ミト。その、ごめん」
気まずそうに視線を逸らすムツミ。男がにこやかにほほ笑む。
「彼もそろそろ、接待ができるようになるから『見学させて欲しい』と管理者に頼まれたんだ」
それから男は、ミトの肩を軽く叩いて言った。
「君はとても『上手』だからね。構わないだろう?」
形ばかりは確認だが、そこにミトやムツミの自由はない。ミトはかすかに目を伏せてうなずいた。
「はい」
バスローブを脱がされたミトは、ソファに座る男の膝の上に座らされた。男に背を向け、男の脚で膝を割り開かれる。
正面のソファにはムツミが座っている。
ミトの股の間にあるものも、ミトの表情も、全てがムツミに晒されている。
目を伏せてムツミから視線を逸らし、身を固くするミトを、男が後ろから優しく抱きしめた。
首筋や肩に唇で触れられ、ミトの息が震える。
「緊張しているのかい?」
緊張というよりは、羞恥と嫌悪が勝る。ミトが黙っていると、男がミトの肌に軽く歯を立てた。
「っ……」
ミトの身体がピクリと跳ねる。
「ちゃんと答えなさい」
肩の後ろを、ちゅっと軽く吸う男。
「……はい、緊張しています」
仕方なくミトがそう答えると、男はふふっと笑った。
男の手が、やさしく、けれども無遠慮に、ミトの肌を這い回る。
その感触に、ミトの体温が上がり、身体が小さく震えた。
やがて男の手が、ミトの薄い胸板の上でふるえる、桃色の飾りに伸びた。
手のひらでなでられ、指先で転がされ、ミトが息を詰める。
「ぅ……ふっ……」
ミトの乳首を指でいじくり回しながら、男がミトの耳元でささやいた。
「今、どんな気持ちだい? 言葉にして彼に教えてあげなさい」
走る快楽を耐えるようにミトが首を振ると、男はミトの乳首を摘み上げ、咎めるようにそれを押しつぶした。
「っ……ふあっ……」
快楽と、微かな痛みが共存する、奇妙な感触。
ミトが身を震わせていると、男が指先に込める力が少しずつ強くなってくる。
ミトはあわてて口を開いた。
「ぁ……なんか、とても……ぞくぞくする、感じ……で、す」
乳首が解放される。
男はまるでいたわるように、やわやわとミトの乳首をもてあそびながら、さらにたずねた。
「どこを、どうされると、そうなるんだい?」
「ぅ……あ、ちくび……を、さわられるとっ……あぁっ……ぞくぞくと……」
「それは、気持ちがいいのかい?」
「ぁ……はいっ……き、もちがっ……いいっ、ですっ……はぅっ……」
男は満足そうに笑うと、ミトの股間に手を伸ばした。
そこにあるミトの象徴は、ゆるやかに立ち上がりつつあった。
「おや、もう反応してるね」
ミトの象徴を手でなで上げる男。ミトの身体が跳ね上がる。
「あぁっ……」
ミトの象徴をゆるゆると掻きながら男がたずねる。
「君のここは、今、どうなっているのかな?」
「っあ、勃って……きて、ます」
すがるように男のシャツを握りしめ、ミトは何とか答える。
「なんで、勃てているの?」
「ち、くび……が、……きもち、よかった……から、です」
「気持ちいいと、なんでここが勃つの?」
「う……ぁっ……、こうふん……する、からっ……です」
男が満足そうに笑った。
それから男は、本格的にミトの陰茎をしごきはじめた。強弱をつけて掻かれ、鈴口を抉られ、ミトは身を捩りながら嬌声をあげる。
「イクときは、ちゃんとそう言いなさい」
「っは、い……ああっ」
「私に触られて、気持ちよくなっているのを、よく見てもらうんだ」
「っ……」
男の言葉に、ミトは正面に座るムツミの存在をより強く意識してしまう。
見られている……。
「ぅうっ……あ、はっ……うっ、ああっ」
恥ずかしくてたまらない。それでも男の手は止まらず、衝動がこみ上げてくる。
「っ……ああっ、イク……いきま、す……」
ぐっと強ばるミトの身体。
ミトの象徴から白濁が吐き出される。
男はさらにミトの陰茎を掻き、残渣も全て出させると、ミトの首筋に唇を寄せてささやいた。
「さすが310番。上手にできたな」
男は、ぐったりとしているミトをベッドへと連れていき、その上に膝をつかせて四つん這いにさせた。
ベッドサイドに招かれるムツミ。
ムツミの方に尻を向けさせられ、ミトの秘部がムツミの視線に晒される。
「恥ずかしい……です」
ミトは言外に「やめてくれ」と訴えるが、男は素知らぬ顔でミトの尻をなでた。
「ここをどう使うかも、見てもらおうか」
男の指が、愛液に濡れるミトの蕾を撫でる。
くちゅりという水音。
「っ……ふ」
「君たちは、ここで男のモノをくわえ込む……」
男の指がゆっくりと侵入してくる。
「ふっ……ああっ、んっ……あっ」
なかをゆるゆるとかき混ぜられ、ミトは声を上げた。
「310番はこうしてあげると、悦ぶんだ」
指が二本に増やされる。けれども指の動きは、ひたすらに優しいばかりだ。
「う……ふっ、ああ……んあっ」
掻き立てられていく体内の熱に対し、刺激が足りない。
もっと太いもので、もっと奥までを暴いてほしいとさえ思ってしまう。
そんな、はしたない自分の穴が、ムツミの眼前に晒されている。
「どんな気分だ?」
男に問われ、ミトは首を振った。
それでも答えなければ叱られる。
「ぅ……ふ、とても……ぁあ……ぁ、もっと」
口から出た言葉に、ミトは思わず身を強ばらせた。
男がうっそりと笑う。
「うん? もっと、何だい?」
「ぁ……ちがっ」
「ちがう? じゃあこうかな?」
男の指が抜けていく。浅いところだけを、やわやわとかき混ぜられる。
「ああっ……う」
「おや? そんなに腰をモジモジさせて、どうしたのかな?」
「っう……あぁっ」
きもちがいい。でも足りない。
いくら待ってみても、男はもうそれ以上に指を進めてはくれない。
ミトの言葉を待っている。
「ぅうっ……ふっああ」
羞恥に首を振り、涙を流しながらミトは言った。
「ああっ……もっと、奥に……ください」
男がにんまりと笑う。
「さすが310番、いやらしくて、いい子だ」
男はミトの尻に、ちゅっと音を立てて口づけをすると、グッと指を進めた。
奥に向かってではない。
なかの、比較的浅い場所にある、わずかなふくらみ。
そこをいきなり、強く押され、ミトの背中が跳ね上がる。
「あああっ!!」
同時にミトは激しく射精した。
その場所をさらにグイグイと刺激され、ミトは悲鳴を上げながら白濁をこぼす。
「おや? イッてしまったね。イクときはちゃんと言うように言ったのに」
「ぅあっ……ごめん、ごめんなさいっ! ああっ」
ビクビクと背中を跳ねさせながら、謝るミト。
男は「ふう」と、わざとらしいため息をつきながら、ミトのなかから指を引き抜いた。
「言いつけを守れない子には、お仕置きが必要だな」
「あ……ぅ、いや……です」
男に後ろから抱きかかえられ、ミトはぱさぱさと首を振った。
男の身体に深く寄りかかるようにして座らされたミト。
その手には玩具が握られている。
決して大きくはない。しかし、丸みを帯びた不規則な凹凸があり、出入りをさせれば、擦られるなかを意識せざるを得ない。
男はミトの脚をムツミに向かって大きく開かせ、ミトに玩具を握らせて、自分のなかに挿れて揺らすように命じたのだ。
ミトは涙を流しながらも、なんとかそれを己のなかに挿し込んだ。
男に言われ、玩具を出し入れするミト。
ゆるゆると動かすと、控えめな水音と共に快感が駆け抜ける。
「あ……あぁっ……むり。でき、ま……せん」
ミトが手を止めるたび、男がミトの耳元でささやく。
「だめだ。続けなさい」
「うぅ……」
またミトが恐る恐る手を動かす。
そんなことが何度か繰り返された。
「あぁ……も、むり。です……」
やがてミトが、顔を真っ赤にしながらポロポロと涙をこぼしはじめた。
そのとき、控えめな声が割り込んだ。
「あの……」
ずっとミトの痴態を見ていたムツミだった。
「うん?」
首をかしげる男。
「あの……僕が、やってあげちゃ、ダメですか?」
「あ、やだ……だめっ!」
ミトは悲鳴を上げたが、男はむしろ楽しそうに笑う。
「そうだね。じゃあ君が310番を気持ちよくさせてあげてくれ」
「やだっ……ムツミ、いや……」
首を振るミト。
ゆっくりとベッドに上がったムツミが、手を伸ばしてミトの髪を撫でる。
「ミト。大丈夫だから、楽にして……」
そうささやいて、ムツミはミトに突き刺さる玩具をつかんだ。
「ぅ……ああんっ、う……ふぁっ……あああっ」
いたわるような、さやしい動き。
それでも玩具のなめらかな凹凸が、ミトの内壁を擦り立てていく。
「はっ……ああっ、ムツ、ミ……」
身もだえるミト。
「そのまま続けていなさい」
男はムツミにそう言うと、ミトの陰茎に手をかけた。
そうしてそれを上下に掻きはじめる。
「ああああっ……う、はあっ。ああ、んあっ」
ミトの身体が大きく跳ねた。
ミトに悲鳴を上げさせながら、男が玩具を揺らしているムツミに言う。
「中が締まったのがわかっただろう」
「はい……」
「感じると、こうやって締め付けて、もっと気持ちよくなるんだ。覚えておきなさい」
「はい」
本能的に逃れようとでもするように、ミトのかかとがシーツを蹴る。
ミトの嬌声が切羽詰まっていく。
「ああっ……イキ、ますっ」
悲鳴と共に、ミトの陰茎から白濁が散った。
勢いよく吐き出されたものが飛び、ムツミの頰を汚す。
「……ごめん、ムツミ」
ぐったりと沈みこみながら呟くミトの髪を、ムツミが優しくなでた。
「そういえば彼もずいぶん興奮しているようだね」
男が言う。
その言葉のとおり、ムツミのハーフパンツの前は盛り上がり、その下にあるものが頭をもたげていることを示していた。
「……ごめんなさい」
目を伏せるムツミ。
「構わないよ。自然な反応だ」
うなずいた男が、腕の中にいるミトの唇を指でなぞりながら言う。
「このままじゃ、ツラいだろう。310番、君がココでスッキリさせてあげなさい」
「……っ」
身を固くするミト。ミトのなかに突き刺さったままの玩具をほんの少し揺らす男。
「うまくできたら、これじゃなくて本物をあげよう」
「……」
別に男のものが欲しいわけではない。
けれども男のサディスティックな欲望を満たさなければ、何も終わらない。
ミトは目を上げてムツミを見上げた。
「ミト……」
ミトは重たく震える身体を何とか起き上がらせた。
なかに埋め込まれたままの玩具が、その動きで擦れて、快感を生む。
目を伏せて、それに耐える。
ミトはムツミの頰に唇を寄せ、ムツミの頰を汚す己のものを舐め取った。
それから身をかがめ、ムツミのハーフパンツを下着ごと引き下ろす。
すっかり勃ちあがっているムツミの象徴。
「……よく覚えておいて」
ミトはそう言って、ムツミの象徴にそっと唇を寄せた。
ムツミが息を飲む気配がした。
先端を口に含み、舌で愛撫する。
口を開けて奥まで誘い込み、舌を絡めながら吸い上げるようにして唇でしごく。
ピチャピチャと立つ水音。
「っ……ああっ……ふっ」
ムツミの嬌声。
「ううっ……ミトっ、ああぅ……ミト……」
ムツミが、すがるようにミトの髪をつかむ。
ミトは、ムツミのものをさらに強く吸い上げた。
「っう、あっ……あああっ」
ムツミの白濁がミトの口の中に吐き出される。
「口を開けて……それを見せなさい」
ミトは男に言われたとおり、口で受け止めたムツミのものを男に見せた。
「いっぱい出せたようだね」
褒めるようにムツミの頭をなでる男。
「310番も、よくできたようだね」
男がミトにタオルを渡してくる。ミトは口のなかにあるものを、タオルのなかに吐き出した。
「ミト……ごめん」
「大丈夫」
ミトが口元を拭き終えると、男はミトをベットの上に仰向けに寝かせた。
「さあ、上手くできたから本物をあげようね」
ミトのなかから玩具を抜く男。
それさえも刺激になり、ミトは短く声を上げる。
「623番はよく見ておくんだよ」
ミトの膝裏に手を掛け、ミトの脚をもちあげながら割り開く男。
露わになったミトの蕾に、男の陰茎が迫る。
「……ぁああっ」
ムツミの目の前で、ミトの蕾が犯されていく。
恥ずかしさ、それから狭い肉筒を擦り上げられ、満たされていく快感。
ミトが悲痛な悲鳴を上げる。
「気持ちよさそうだね。なかもうねうねとしていて、最高だよ」
手つきだけは優しく、ミトの髪を撫でる男。
やがて男は本格的に腰を使い、ミトを犯しはじめた。
「ああっ……ああ、うっ……はっ……ぅうん」
ミトの嬌声が高くなっていく。
「あっ……だめ、イク。イキま……す」
ビクビクと身体を跳ねさせ、ミトの中心から白濁が飛び散る。
しかし男の動きは止まらない。
「あああっ! だめっ……イって……、まだ、イッて……」
悲鳴を上げるミト。
ムツミの視線に晒されながら、ミトは男が満足をするまで、ひたすらに揺さぶられ、声を上げ続けた。
応接室の中には、壮年の、すでに何度かこうして会ったことがある男が一人。
それからムツミがいた。
「あ……ミト。その、ごめん」
気まずそうに視線を逸らすムツミ。男がにこやかにほほ笑む。
「彼もそろそろ、接待ができるようになるから『見学させて欲しい』と管理者に頼まれたんだ」
それから男は、ミトの肩を軽く叩いて言った。
「君はとても『上手』だからね。構わないだろう?」
形ばかりは確認だが、そこにミトやムツミの自由はない。ミトはかすかに目を伏せてうなずいた。
「はい」
バスローブを脱がされたミトは、ソファに座る男の膝の上に座らされた。男に背を向け、男の脚で膝を割り開かれる。
正面のソファにはムツミが座っている。
ミトの股の間にあるものも、ミトの表情も、全てがムツミに晒されている。
目を伏せてムツミから視線を逸らし、身を固くするミトを、男が後ろから優しく抱きしめた。
首筋や肩に唇で触れられ、ミトの息が震える。
「緊張しているのかい?」
緊張というよりは、羞恥と嫌悪が勝る。ミトが黙っていると、男がミトの肌に軽く歯を立てた。
「っ……」
ミトの身体がピクリと跳ねる。
「ちゃんと答えなさい」
肩の後ろを、ちゅっと軽く吸う男。
「……はい、緊張しています」
仕方なくミトがそう答えると、男はふふっと笑った。
男の手が、やさしく、けれども無遠慮に、ミトの肌を這い回る。
その感触に、ミトの体温が上がり、身体が小さく震えた。
やがて男の手が、ミトの薄い胸板の上でふるえる、桃色の飾りに伸びた。
手のひらでなでられ、指先で転がされ、ミトが息を詰める。
「ぅ……ふっ……」
ミトの乳首を指でいじくり回しながら、男がミトの耳元でささやいた。
「今、どんな気持ちだい? 言葉にして彼に教えてあげなさい」
走る快楽を耐えるようにミトが首を振ると、男はミトの乳首を摘み上げ、咎めるようにそれを押しつぶした。
「っ……ふあっ……」
快楽と、微かな痛みが共存する、奇妙な感触。
ミトが身を震わせていると、男が指先に込める力が少しずつ強くなってくる。
ミトはあわてて口を開いた。
「ぁ……なんか、とても……ぞくぞくする、感じ……で、す」
乳首が解放される。
男はまるでいたわるように、やわやわとミトの乳首をもてあそびながら、さらにたずねた。
「どこを、どうされると、そうなるんだい?」
「ぅ……あ、ちくび……を、さわられるとっ……あぁっ……ぞくぞくと……」
「それは、気持ちがいいのかい?」
「ぁ……はいっ……き、もちがっ……いいっ、ですっ……はぅっ……」
男は満足そうに笑うと、ミトの股間に手を伸ばした。
そこにあるミトの象徴は、ゆるやかに立ち上がりつつあった。
「おや、もう反応してるね」
ミトの象徴を手でなで上げる男。ミトの身体が跳ね上がる。
「あぁっ……」
ミトの象徴をゆるゆると掻きながら男がたずねる。
「君のここは、今、どうなっているのかな?」
「っあ、勃って……きて、ます」
すがるように男のシャツを握りしめ、ミトは何とか答える。
「なんで、勃てているの?」
「ち、くび……が、……きもち、よかった……から、です」
「気持ちいいと、なんでここが勃つの?」
「う……ぁっ……、こうふん……する、からっ……です」
男が満足そうに笑った。
それから男は、本格的にミトの陰茎をしごきはじめた。強弱をつけて掻かれ、鈴口を抉られ、ミトは身を捩りながら嬌声をあげる。
「イクときは、ちゃんとそう言いなさい」
「っは、い……ああっ」
「私に触られて、気持ちよくなっているのを、よく見てもらうんだ」
「っ……」
男の言葉に、ミトは正面に座るムツミの存在をより強く意識してしまう。
見られている……。
「ぅうっ……あ、はっ……うっ、ああっ」
恥ずかしくてたまらない。それでも男の手は止まらず、衝動がこみ上げてくる。
「っ……ああっ、イク……いきま、す……」
ぐっと強ばるミトの身体。
ミトの象徴から白濁が吐き出される。
男はさらにミトの陰茎を掻き、残渣も全て出させると、ミトの首筋に唇を寄せてささやいた。
「さすが310番。上手にできたな」
男は、ぐったりとしているミトをベッドへと連れていき、その上に膝をつかせて四つん這いにさせた。
ベッドサイドに招かれるムツミ。
ムツミの方に尻を向けさせられ、ミトの秘部がムツミの視線に晒される。
「恥ずかしい……です」
ミトは言外に「やめてくれ」と訴えるが、男は素知らぬ顔でミトの尻をなでた。
「ここをどう使うかも、見てもらおうか」
男の指が、愛液に濡れるミトの蕾を撫でる。
くちゅりという水音。
「っ……ふ」
「君たちは、ここで男のモノをくわえ込む……」
男の指がゆっくりと侵入してくる。
「ふっ……ああっ、んっ……あっ」
なかをゆるゆるとかき混ぜられ、ミトは声を上げた。
「310番はこうしてあげると、悦ぶんだ」
指が二本に増やされる。けれども指の動きは、ひたすらに優しいばかりだ。
「う……ふっ、ああ……んあっ」
掻き立てられていく体内の熱に対し、刺激が足りない。
もっと太いもので、もっと奥までを暴いてほしいとさえ思ってしまう。
そんな、はしたない自分の穴が、ムツミの眼前に晒されている。
「どんな気分だ?」
男に問われ、ミトは首を振った。
それでも答えなければ叱られる。
「ぅ……ふ、とても……ぁあ……ぁ、もっと」
口から出た言葉に、ミトは思わず身を強ばらせた。
男がうっそりと笑う。
「うん? もっと、何だい?」
「ぁ……ちがっ」
「ちがう? じゃあこうかな?」
男の指が抜けていく。浅いところだけを、やわやわとかき混ぜられる。
「ああっ……う」
「おや? そんなに腰をモジモジさせて、どうしたのかな?」
「っう……あぁっ」
きもちがいい。でも足りない。
いくら待ってみても、男はもうそれ以上に指を進めてはくれない。
ミトの言葉を待っている。
「ぅうっ……ふっああ」
羞恥に首を振り、涙を流しながらミトは言った。
「ああっ……もっと、奥に……ください」
男がにんまりと笑う。
「さすが310番、いやらしくて、いい子だ」
男はミトの尻に、ちゅっと音を立てて口づけをすると、グッと指を進めた。
奥に向かってではない。
なかの、比較的浅い場所にある、わずかなふくらみ。
そこをいきなり、強く押され、ミトの背中が跳ね上がる。
「あああっ!!」
同時にミトは激しく射精した。
その場所をさらにグイグイと刺激され、ミトは悲鳴を上げながら白濁をこぼす。
「おや? イッてしまったね。イクときはちゃんと言うように言ったのに」
「ぅあっ……ごめん、ごめんなさいっ! ああっ」
ビクビクと背中を跳ねさせながら、謝るミト。
男は「ふう」と、わざとらしいため息をつきながら、ミトのなかから指を引き抜いた。
「言いつけを守れない子には、お仕置きが必要だな」
「あ……ぅ、いや……です」
男に後ろから抱きかかえられ、ミトはぱさぱさと首を振った。
男の身体に深く寄りかかるようにして座らされたミト。
その手には玩具が握られている。
決して大きくはない。しかし、丸みを帯びた不規則な凹凸があり、出入りをさせれば、擦られるなかを意識せざるを得ない。
男はミトの脚をムツミに向かって大きく開かせ、ミトに玩具を握らせて、自分のなかに挿れて揺らすように命じたのだ。
ミトは涙を流しながらも、なんとかそれを己のなかに挿し込んだ。
男に言われ、玩具を出し入れするミト。
ゆるゆると動かすと、控えめな水音と共に快感が駆け抜ける。
「あ……あぁっ……むり。でき、ま……せん」
ミトが手を止めるたび、男がミトの耳元でささやく。
「だめだ。続けなさい」
「うぅ……」
またミトが恐る恐る手を動かす。
そんなことが何度か繰り返された。
「あぁ……も、むり。です……」
やがてミトが、顔を真っ赤にしながらポロポロと涙をこぼしはじめた。
そのとき、控えめな声が割り込んだ。
「あの……」
ずっとミトの痴態を見ていたムツミだった。
「うん?」
首をかしげる男。
「あの……僕が、やってあげちゃ、ダメですか?」
「あ、やだ……だめっ!」
ミトは悲鳴を上げたが、男はむしろ楽しそうに笑う。
「そうだね。じゃあ君が310番を気持ちよくさせてあげてくれ」
「やだっ……ムツミ、いや……」
首を振るミト。
ゆっくりとベッドに上がったムツミが、手を伸ばしてミトの髪を撫でる。
「ミト。大丈夫だから、楽にして……」
そうささやいて、ムツミはミトに突き刺さる玩具をつかんだ。
「ぅ……ああんっ、う……ふぁっ……あああっ」
いたわるような、さやしい動き。
それでも玩具のなめらかな凹凸が、ミトの内壁を擦り立てていく。
「はっ……ああっ、ムツ、ミ……」
身もだえるミト。
「そのまま続けていなさい」
男はムツミにそう言うと、ミトの陰茎に手をかけた。
そうしてそれを上下に掻きはじめる。
「ああああっ……う、はあっ。ああ、んあっ」
ミトの身体が大きく跳ねた。
ミトに悲鳴を上げさせながら、男が玩具を揺らしているムツミに言う。
「中が締まったのがわかっただろう」
「はい……」
「感じると、こうやって締め付けて、もっと気持ちよくなるんだ。覚えておきなさい」
「はい」
本能的に逃れようとでもするように、ミトのかかとがシーツを蹴る。
ミトの嬌声が切羽詰まっていく。
「ああっ……イキ、ますっ」
悲鳴と共に、ミトの陰茎から白濁が散った。
勢いよく吐き出されたものが飛び、ムツミの頰を汚す。
「……ごめん、ムツミ」
ぐったりと沈みこみながら呟くミトの髪を、ムツミが優しくなでた。
「そういえば彼もずいぶん興奮しているようだね」
男が言う。
その言葉のとおり、ムツミのハーフパンツの前は盛り上がり、その下にあるものが頭をもたげていることを示していた。
「……ごめんなさい」
目を伏せるムツミ。
「構わないよ。自然な反応だ」
うなずいた男が、腕の中にいるミトの唇を指でなぞりながら言う。
「このままじゃ、ツラいだろう。310番、君がココでスッキリさせてあげなさい」
「……っ」
身を固くするミト。ミトのなかに突き刺さったままの玩具をほんの少し揺らす男。
「うまくできたら、これじゃなくて本物をあげよう」
「……」
別に男のものが欲しいわけではない。
けれども男のサディスティックな欲望を満たさなければ、何も終わらない。
ミトは目を上げてムツミを見上げた。
「ミト……」
ミトは重たく震える身体を何とか起き上がらせた。
なかに埋め込まれたままの玩具が、その動きで擦れて、快感を生む。
目を伏せて、それに耐える。
ミトはムツミの頰に唇を寄せ、ムツミの頰を汚す己のものを舐め取った。
それから身をかがめ、ムツミのハーフパンツを下着ごと引き下ろす。
すっかり勃ちあがっているムツミの象徴。
「……よく覚えておいて」
ミトはそう言って、ムツミの象徴にそっと唇を寄せた。
ムツミが息を飲む気配がした。
先端を口に含み、舌で愛撫する。
口を開けて奥まで誘い込み、舌を絡めながら吸い上げるようにして唇でしごく。
ピチャピチャと立つ水音。
「っ……ああっ……ふっ」
ムツミの嬌声。
「ううっ……ミトっ、ああぅ……ミト……」
ムツミが、すがるようにミトの髪をつかむ。
ミトは、ムツミのものをさらに強く吸い上げた。
「っう、あっ……あああっ」
ムツミの白濁がミトの口の中に吐き出される。
「口を開けて……それを見せなさい」
ミトは男に言われたとおり、口で受け止めたムツミのものを男に見せた。
「いっぱい出せたようだね」
褒めるようにムツミの頭をなでる男。
「310番も、よくできたようだね」
男がミトにタオルを渡してくる。ミトは口のなかにあるものを、タオルのなかに吐き出した。
「ミト……ごめん」
「大丈夫」
ミトが口元を拭き終えると、男はミトをベットの上に仰向けに寝かせた。
「さあ、上手くできたから本物をあげようね」
ミトのなかから玩具を抜く男。
それさえも刺激になり、ミトは短く声を上げる。
「623番はよく見ておくんだよ」
ミトの膝裏に手を掛け、ミトの脚をもちあげながら割り開く男。
露わになったミトの蕾に、男の陰茎が迫る。
「……ぁああっ」
ムツミの目の前で、ミトの蕾が犯されていく。
恥ずかしさ、それから狭い肉筒を擦り上げられ、満たされていく快感。
ミトが悲痛な悲鳴を上げる。
「気持ちよさそうだね。なかもうねうねとしていて、最高だよ」
手つきだけは優しく、ミトの髪を撫でる男。
やがて男は本格的に腰を使い、ミトを犯しはじめた。
「ああっ……ああ、うっ……はっ……ぅうん」
ミトの嬌声が高くなっていく。
「あっ……だめ、イク。イキま……す」
ビクビクと身体を跳ねさせ、ミトの中心から白濁が飛び散る。
しかし男の動きは止まらない。
「あああっ! だめっ……イって……、まだ、イッて……」
悲鳴を上げるミト。
ムツミの視線に晒されながら、ミトは男が満足をするまで、ひたすらに揺さぶられ、声を上げ続けた。
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月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
朔の生きる道
ほたる
BL
ヤンキーくんは排泄障害より
主人公は瀬咲 朔。
おなじみの排泄障害や腸疾患にプラスして、四肢障害やてんかん等の疾病を患っている。
特別支援学校 中等部で共に学ぶユニークな仲間たちとの青春と医療ケアのお話。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
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