会いたいが情、見たいが病

雪華

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◆最終幕 依依恋恋◆

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 そこからは夢中で互いに何度も角度を変え、貪るようなキスをした。それでもまだまだ足りなくて、陸は隙間を埋めるように清虎にしがみつく。呼吸するのも忘れ、頭がクラクラしてどうにかなりそうだった。
 気付くといつの間にかベッドに仰向けに転がっていて、陸の上に清虎がのしかかってくる。

 唇を離した清虎は、陸の髪に指を差し入れ、愛おしそうに何度も撫でた。
――なんて綺麗なんだろう。
 あまりにも端麗な清虎に、思わず息を呑む。それでもその双眸は、獲物を狙うように爛々と鋭く輝いていた。清虎はその名の通り、身の内に猛獣を飼っている。
 清虎は陸の耳朶にガブリと噛みつき、首筋に舌を這わせ、再び唇を重ねて歯列をなぞった。苦しそうな表情で、陸の頬に触れる。

「陸……シてもええ? 昨日の傷が辛いなら我慢するけど」

 切羽詰まった清虎の声からは、ほんの少し理性と色欲の葛藤が伺えた。それでも陸がもし「辛い」と言えば、本当に止めてくれると信じられる。
 陸は微笑みながら、清虎の頬を両手で包んだ。

「傷はもう平気だってば。俺を抱いて。清虎と一つになりたい」

 清虎は一瞬呼吸を止め、切なそうに眉を下げた。

「陸、あんまり煽らんとってや。俺、加減できひんようになってまう」
「加減なんてしないでよ」

 陸は両腕を伸ばし、清虎を自分の方へ引き寄せる。

「……ほな、覚悟しぃや」

 耳元で清虎に囁かれ、ゾクッと興奮で体が震えた。
 清虎は陸の着ていたシャツを握り締め、グイッとたくし上げた。明りの元で素肌を暴かれ、陸は身じろぎしてしまう。その体を押さえつけ、清虎が陸の胸に吸い付いた。
 まだ快感よりもくすぐったさの方が勝っているが、じわじわともどかしい感覚が腰のあたりに昇って来くる。

「っ……ふっ」

 先端を舌先で転がされると、意図せず声が漏れた。その反応を見て、清虎が甘噛みしながら反対側の胸を強く摘まむ。

「あッ」
「気持ち良うなってきた?」
「わかん、ない。けど、何か、おかしくなりそう」
「そんなら、もっとおかしくなったらええよ」

 少しずつ二人の息が荒くなっていく。
 清虎は胸への刺激を続けながら、器用に陸の服を脱がせていった。成すがままの陸は、小刻みに体を震わせながら喘ぐ。清虎の手は陸の太ももを撫で回し、既に硬くなっていた陰茎を握り込んだ。今まで焦らされていた分、相当敏感になっていたらしい。陸の腰が大きく跳ね上がる。

「ああッ。ま、待って清虎。すぐ出ちゃうかも」
「んー? ほな、うんと気持ち良うしたる」

 ニィっと口角を上げた清虎が、鈴口から溢れた雫を人差し指で絡めとり、そのまま後孔へ挿し入れた。濡れた指はすんなりと陸の中へ進入していく。

「や……アッ。あああッ」
「陸のええトコ見つけた。いっぱい擦ったるな」

 グリグリと弱いところを内側から押され、あっという間に快感に支配されていった。それでもまだ中の刺激だけでは達せず、陸の腰は愉楽を求め、ねだるように揺れてしまう。

「清虎、イキたい。イカせて……っ」
「そんなら自分でしごいてみ。ホラ、こないに張り詰めて苦しそうやんなぁ」
「自分でなんて、そんな」
「別に、ムリにせんでもええよ。もうしばらくしたら、中でイケるんちゃう」

 屹立した竿にふうっと息を吹きかけられ、陸の体がビクビク震えた。

「や、ぁあっ。意地悪言わないで。も、今すぐイキたいのに……っ」
「俺はこっち弄ったるから、自分で頑張りや」
「んんっ!」

 蕾のようにピンと立った胸の尖りを舐め上げられ、陸の背がしなる。
 自分でも触れたことのない部分ばかりを攻められて、未知の快感に飲み込まれていく。それでも、まだ足りない。
――あと少しなのに。
 淫欲には逆らえず、陸は恐る恐る手を伸ばし、自身の陰茎に触れた。

「うッ。あぁあ!」

 予想以上の鋭い刺激に、涙がじわりと滲む。自慰を見られているという羞恥もあるが、次から次に押し寄せる愉悦の波に抗えない。陸は夢中で手を上下に動かし、ひたすら快楽を貪った。

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