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第一章 波乱と契約婚の花嫁生活幕開け
心のかせ スティーブン王子Side
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侍女たちに衣装を着替えさせてもらって、湯浴みして髪の毛も洗ったらしいフランソワーズは、想像以上に可愛らしかった。髪も結い上げられており、今まで見たこともない格好をしていて、それが爆発的に可愛いかった。
思わずさっと横を向いたが、独り言で「可愛すぎる」とつぶやいてしまった。
部屋の温度が一気に上昇したように思う。彼女を見た瞬間、体が熱くなった。
第一聖女ヴィラと僕は体の関係があった。とことんお互いに好きで、挙式前に体を思わず許し合ったことがあったのだ。僕はその呪縛からずっと逃れられなかった。寝ても覚めてもヴィラの面影が色んな景色の中にちらつき、ヴィラを手放してしまった自分に腹が立ち、悔やんだ。
苦しかった。
大好きなヴィラを一度疑ったことがあったのが、結果的に彼女の信頼を僕が失ったのだ。ヴィラが僕を生涯を共に過ごすには不足の相手だと判断しても仕方がないことだった。僕の落ち度だ。あれほど好きだったからこそ嘘の情報で激怒してしまった。でも、好きなら本当に愛しているなら、よくヴィラの話を聞くべきだった。
色んな令嬢が僕に言い寄ってきたが、隣国の王妃になったヴィラに未だに夢中の僕に取っては、貴族の令嬢が擦り寄ってくる感じが迷惑にすら思えた。
僕は何かの理由を見つけては、隣国のヴィラの元を訪れていた。彼女にひたすら会いたかった。その自分を抑えることができなかった。ヴィラの結婚式にも歯を食いしばって出席した。苦しみを隠して、表面上はにこやかに振る舞えたと思う。
フランソワーズには最後までしていない。けれども、僕はなぜかいつも横にいた彼女が突然可愛くて可愛くて愛らしくて守るべき存在に思えて、仕方がない。気づけば、ジュノ公爵令嬢エリーゼに媚薬を盛られてから、一度もヴィラのことを考えていなかった。
フランソワーズがニーズベリー城で休んでいる間に僕も少し仮眠を取った。しかし、すぐに起きて、彼女の衣装に関する手配をクランセラー夫人に念押しした後に、王室御用達の宝石商を城に呼んでもらった。数ある宝石の中から彼女の瞳の色に近いエメラルドのネックレスを選んだ。そのネックレスは彼女の瞳を思い出させて、とても美しかった。
可愛すぎて、こちらがどうにかなりそうなほどのフランソワーズを前にして、僕は思い切ってそのネックレスをあげようと思った。
彼女にネックレスを見せようと接近した時、自分でも思わぬ行動を取った。
「最初の贈り物だ、愛しいフランソワーズ」
箱を開けてネックレスを見せた瞬間に、それを左手で持ったまま、右手は勝手に彼女の唇をなぞっていた。そこからはもう止まらなかった。彼女の瞳はとても美しかった。唇は可愛らしく、薔薇色の頬は明るく愛らしくて……。
僕は彼女の唇に口付けをしていた。
彼女は驚いたように目を見張り、たちまち色っぽい表情になった。瞳がトロンとして熱を帯びて、心の奥がそのまま露呈するような素の表情が現れて、僕は抱きしめたくて抱きしめたくてたまらなくなった。
「たまらないな」
思わず自分の心の声がそのまま漏れ出てしまって、自分でも驚いた。
ネックレスをつけてあげようとすると、彼女は僕の指が肌に触れた瞬間にびくりと体を振るわせて喘いだ。
その一瞬の反応が僕をますます動揺させた。抱いてしまった時の興奮を思い出してしまった。あのとてつもなく愛らしく色っぽかった姿まで脳裏に浮かんでしまって焦った。
フランソワーズを手放したくない。
もう一度彼女を抱きたい。
ずっと彼女をそばに置いておきたい。
そこからはよく分からないが、勝手に喋っていた。
「うん、とてもよく似合っている」
フランソワーズは恥いるような仕草を見せながら、微笑んでお礼を言ってくれた。
「大変、ありがたく思います」
僕はなぜそうしたのか分からないが彼女に触れたくて彼女の顎をそっと指で撫でてしまった。
あぁっんっ
フランソワーズは思わず甘い声を漏らした。これは僕がいけなかった。もう心臓がドキドキして、このまま押し倒してくて仕方がなくなってしまい、焦った。
「まずい」
また心の声が漏れ出てしまった。
「最初の贈り物は、君の瞳に合わせて選んだ。よく似合っているからこれからもつけて欲しい」
「わかりました」
なんとか誤魔化そうとしたが、彼女から離れたくない気持ちでいっぱいだった。
「そうだ、食事はまだですね?一緒に食べましょう」
僕はなんとか彼女のそばに居続けられる方法を考え出した。
「わかりました」
――食事は普通でしょう?変じゃない……でしょう?
「ええ、是非」
そうフランソワーズが答えてくれたので、僕はほっとしてフランソワーズの手を握った。
その時、フランソワーズはまるで僕が彼女の体を愛撫した時のように体を震わせた。全身がわなないたように思った。その衝撃が手から僕に伝わり、僕はフランソワーズの瞳を見つめた。
――今の反応は何……?あぁ、ダメだってば。彼女を抱いた時のことを思い出してしまう。僕が平常心でいられなくなる。
――彼女は明らかにあれが初めてだった……。そうか、彼女は僕に触れられたことで、男性に初めてされたことに、いたく動揺したのか……。僕が触れるたびに彼女もあのことを思わず思い出すとか?
――そうだとすると、なんと純情な……愛らしい心の人なんだろう。
――フランソワーズはいつも冷静に時に凛々しく、時に潔く、時に勇ましく、聖女の役目を果たして僕を守ってくれていた。その奥にこんな純情で可愛らしい性格が隠れていたなんて……。僕しか知らない彼女の本当の姿……。
グッときてしまった。ハッとしてフランソワーズの顔を見てしまった。彼女はさりげなさを装って微笑んでくれている。
――でも、僕は分かってしまった。彼女は本当に心底可愛らしい人だ。僕のことを好きではないというのを、なんとかこちらに振り向かせたい。
――彼女の心をこちらに振り向かせたい。
僕は彼女の手を取って、食事の間に連れていきながら、どうやってフランソワーズの心を射止めることができるのかを考え始めた。
――待てよ?すごいことではないか?
――ヴィラのことを何も考えていない時間を更新している。
――これは……僕はフランソワーズに恋をしたということではないか?
あんなに苦しかったのに。
もがいてももがいても出口がない沼のようだったのに。
世界が輝いて見える。第二聖女のフランソワーズは僕のそばにずっとついていてくれたのに、僕は何も気づいていなかった。世界はこんなに素晴らしく色鮮やかに僕の周りにあったのだ。
僕は、呼吸もできないほどの苦しみから解放された。
僕の恋には常に厳しい試練がつきまとう。
それは僕が王子だからであり、王位継承権第一位が担う重責に耐えられるのかの資質を問われるものに恋が含まれるからだ。王国の未来を担う者として正しい行動ができるのか、恋を含めて試練が押し寄せて、より大きなものに審判される。
第一聖女ヴィラとの間に起きたことは、問われた資質に対して僕が正しく振る舞えなかったことが原因だ。
フランソワーズとの恋はまだ僕の片想いだ。でも、今度こそ自分をしっかり持って惑わされないよう、間違えないようにしよう。
ニーズベリー城の居並ぶ従者や侍女たちが僕がフランソワーズの手を取って歩く姿に、嬉しそうな笑みを浮かべて静かに微笑んでくれた。
彼らが僕の新しい相手を受け入れてくれて本当に嬉しく思った。
これから襲われる試練はまだ知らない。だが、覚悟はできているつもりだ。
思わずさっと横を向いたが、独り言で「可愛すぎる」とつぶやいてしまった。
部屋の温度が一気に上昇したように思う。彼女を見た瞬間、体が熱くなった。
第一聖女ヴィラと僕は体の関係があった。とことんお互いに好きで、挙式前に体を思わず許し合ったことがあったのだ。僕はその呪縛からずっと逃れられなかった。寝ても覚めてもヴィラの面影が色んな景色の中にちらつき、ヴィラを手放してしまった自分に腹が立ち、悔やんだ。
苦しかった。
大好きなヴィラを一度疑ったことがあったのが、結果的に彼女の信頼を僕が失ったのだ。ヴィラが僕を生涯を共に過ごすには不足の相手だと判断しても仕方がないことだった。僕の落ち度だ。あれほど好きだったからこそ嘘の情報で激怒してしまった。でも、好きなら本当に愛しているなら、よくヴィラの話を聞くべきだった。
色んな令嬢が僕に言い寄ってきたが、隣国の王妃になったヴィラに未だに夢中の僕に取っては、貴族の令嬢が擦り寄ってくる感じが迷惑にすら思えた。
僕は何かの理由を見つけては、隣国のヴィラの元を訪れていた。彼女にひたすら会いたかった。その自分を抑えることができなかった。ヴィラの結婚式にも歯を食いしばって出席した。苦しみを隠して、表面上はにこやかに振る舞えたと思う。
フランソワーズには最後までしていない。けれども、僕はなぜかいつも横にいた彼女が突然可愛くて可愛くて愛らしくて守るべき存在に思えて、仕方がない。気づけば、ジュノ公爵令嬢エリーゼに媚薬を盛られてから、一度もヴィラのことを考えていなかった。
フランソワーズがニーズベリー城で休んでいる間に僕も少し仮眠を取った。しかし、すぐに起きて、彼女の衣装に関する手配をクランセラー夫人に念押しした後に、王室御用達の宝石商を城に呼んでもらった。数ある宝石の中から彼女の瞳の色に近いエメラルドのネックレスを選んだ。そのネックレスは彼女の瞳を思い出させて、とても美しかった。
可愛すぎて、こちらがどうにかなりそうなほどのフランソワーズを前にして、僕は思い切ってそのネックレスをあげようと思った。
彼女にネックレスを見せようと接近した時、自分でも思わぬ行動を取った。
「最初の贈り物だ、愛しいフランソワーズ」
箱を開けてネックレスを見せた瞬間に、それを左手で持ったまま、右手は勝手に彼女の唇をなぞっていた。そこからはもう止まらなかった。彼女の瞳はとても美しかった。唇は可愛らしく、薔薇色の頬は明るく愛らしくて……。
僕は彼女の唇に口付けをしていた。
彼女は驚いたように目を見張り、たちまち色っぽい表情になった。瞳がトロンとして熱を帯びて、心の奥がそのまま露呈するような素の表情が現れて、僕は抱きしめたくて抱きしめたくてたまらなくなった。
「たまらないな」
思わず自分の心の声がそのまま漏れ出てしまって、自分でも驚いた。
ネックレスをつけてあげようとすると、彼女は僕の指が肌に触れた瞬間にびくりと体を振るわせて喘いだ。
その一瞬の反応が僕をますます動揺させた。抱いてしまった時の興奮を思い出してしまった。あのとてつもなく愛らしく色っぽかった姿まで脳裏に浮かんでしまって焦った。
フランソワーズを手放したくない。
もう一度彼女を抱きたい。
ずっと彼女をそばに置いておきたい。
そこからはよく分からないが、勝手に喋っていた。
「うん、とてもよく似合っている」
フランソワーズは恥いるような仕草を見せながら、微笑んでお礼を言ってくれた。
「大変、ありがたく思います」
僕はなぜそうしたのか分からないが彼女に触れたくて彼女の顎をそっと指で撫でてしまった。
あぁっんっ
フランソワーズは思わず甘い声を漏らした。これは僕がいけなかった。もう心臓がドキドキして、このまま押し倒してくて仕方がなくなってしまい、焦った。
「まずい」
また心の声が漏れ出てしまった。
「最初の贈り物は、君の瞳に合わせて選んだ。よく似合っているからこれからもつけて欲しい」
「わかりました」
なんとか誤魔化そうとしたが、彼女から離れたくない気持ちでいっぱいだった。
「そうだ、食事はまだですね?一緒に食べましょう」
僕はなんとか彼女のそばに居続けられる方法を考え出した。
「わかりました」
――食事は普通でしょう?変じゃない……でしょう?
「ええ、是非」
そうフランソワーズが答えてくれたので、僕はほっとしてフランソワーズの手を握った。
その時、フランソワーズはまるで僕が彼女の体を愛撫した時のように体を震わせた。全身がわなないたように思った。その衝撃が手から僕に伝わり、僕はフランソワーズの瞳を見つめた。
――今の反応は何……?あぁ、ダメだってば。彼女を抱いた時のことを思い出してしまう。僕が平常心でいられなくなる。
――彼女は明らかにあれが初めてだった……。そうか、彼女は僕に触れられたことで、男性に初めてされたことに、いたく動揺したのか……。僕が触れるたびに彼女もあのことを思わず思い出すとか?
――そうだとすると、なんと純情な……愛らしい心の人なんだろう。
――フランソワーズはいつも冷静に時に凛々しく、時に潔く、時に勇ましく、聖女の役目を果たして僕を守ってくれていた。その奥にこんな純情で可愛らしい性格が隠れていたなんて……。僕しか知らない彼女の本当の姿……。
グッときてしまった。ハッとしてフランソワーズの顔を見てしまった。彼女はさりげなさを装って微笑んでくれている。
――でも、僕は分かってしまった。彼女は本当に心底可愛らしい人だ。僕のことを好きではないというのを、なんとかこちらに振り向かせたい。
――彼女の心をこちらに振り向かせたい。
僕は彼女の手を取って、食事の間に連れていきながら、どうやってフランソワーズの心を射止めることができるのかを考え始めた。
――待てよ?すごいことではないか?
――ヴィラのことを何も考えていない時間を更新している。
――これは……僕はフランソワーズに恋をしたということではないか?
あんなに苦しかったのに。
もがいてももがいても出口がない沼のようだったのに。
世界が輝いて見える。第二聖女のフランソワーズは僕のそばにずっとついていてくれたのに、僕は何も気づいていなかった。世界はこんなに素晴らしく色鮮やかに僕の周りにあったのだ。
僕は、呼吸もできないほどの苦しみから解放された。
僕の恋には常に厳しい試練がつきまとう。
それは僕が王子だからであり、王位継承権第一位が担う重責に耐えられるのかの資質を問われるものに恋が含まれるからだ。王国の未来を担う者として正しい行動ができるのか、恋を含めて試練が押し寄せて、より大きなものに審判される。
第一聖女ヴィラとの間に起きたことは、問われた資質に対して僕が正しく振る舞えなかったことが原因だ。
フランソワーズとの恋はまだ僕の片想いだ。でも、今度こそ自分をしっかり持って惑わされないよう、間違えないようにしよう。
ニーズベリー城の居並ぶ従者や侍女たちが僕がフランソワーズの手を取って歩く姿に、嬉しそうな笑みを浮かべて静かに微笑んでくれた。
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