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第二夜(2)※

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 頬を赤らめた王太子閣下はそのまま私を組み敷き、私の中に入ってきた。私の胸を揉み、胸の先を口に含みながら、私を気持ちよくさせて「可愛い、キャロル」と言いながら私を愛撫し続けた。可愛いと言われながらさまざまな体勢になって恥入る私を、いとおしんでくださった。耐えられず甘い嬌声が漏れ出てしまい、私の声は枯れてしまいそうだ。

 あぁっん…あぁっん…あぁっん…っ

 霧雨の中で虹のかかった昼間が終わり、満月の夜、こうして私は王太子閣下と二日目の夜を濃密に過ごした。

 やんっ……んっ……ぁんっ……っあン

 私たちが恥ずかしがりながらも続けている甘い営みを、窓からふんわりとのぞく黄金色の満月だけが静かに見ていた。

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