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春風とともに
しおりを挟む人がきらい。そんなことばっかり考えていた。
でも、そんなわたしにもこんなつまらない日々を照らし、潤いを与えてくれたたった一人の人がいた ーー 。
春風かおるある暖かな春休み。暇ばかりしていてだらだらとただ毎日が淡々と流れてゆき、そしてまた新しい学年が始まろうとしていた。新学期というステージが始まるまでの戦闘準備期間である。
またなんでもない一年がやってくるのだとぼんやりと思っていたある日、["会いたい"]と連絡があった。この"会いたい"とは、一体どういう会いたいなのだろうか、いったい急になんの用だろうか、なぜそのような展開になったのか自分でもあまり理解ができずに混乱していた。が、深く考えずにとりあえず会おうと思った。さっそくまた連絡があり、近くのひとけのない路地裏で会うことになった。
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