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第三章 転生編
一部解禁
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「食の棚の店主様、先程は大変失礼しました」
完璧な最敬礼を披露する、ローザの謝罪を許し退出してもらって、カイトの話に耳を傾けた。
ローザの弟ゼイネルがこの店へ向かうアクロを追いかけて、侵入者捕縛の罠にかかり連行された。そして父親はゼイネル本人と姉であるローザと共に、謝罪に訪れたという。
ローザを連れて来た理由が、ゼイネルの代わりにこき使って欲しいということで、渋々了承し今に至ることらしい。
後を追うのも侵入未遂も立派な違法行為の為、ローザの働きとゼイネル本人の反省度合いによって不問にするかを決めたカイト。
「なるほどね、だから緊張していたのか」
話を聞いて納得した僕は、今度はアルシオンに話を振った。
「俺とテルトは昨日、再会したよ。お互いに自分だけかと思っていたんだ。それでこちらが、父上のコンクル国王陛下になる」
「今代の国王をしている、コンクル・フォン・アルバと言います」
お互いに握手を交わし、挨拶を済ませて僕は本題へと入った。
「今回僕が降りて来たのには、理由が二つある。一つ目は、アルバ王国の建国から五百年経ち、僕が神となってから二千年が経ったこの丁度良い頃合いに、スイーツのレシピを一部解禁しようと思ってね」
シンとする室内で息を吹き返したヴァイスが、おずおずと口を開く。
「スイーツは食の棚で夜の部のみの注文としていましたが、それを解禁しレシピを登録するってことですか?俺もスイーツ作りが出来るのか……」
「ヴァイスの言う通りだけど、全て解禁ではなく一部解禁ね。難易度の低いスイーツからの予定だよ」
リゲルさんの前の席に座るコンクルさんが、キラキラした目で僕に問う。「プリンはどの難易度なのだ?」と、それはもう、子供のようにワクワクしているのが誰の目にもわかる程で、試しに聞いてみると毎週プリンを頼んでいるそうな……。
「プリンかぁ、うーん、最低レベルの銀級?」
「アース様。銀級というのは、どの程度なんですか?」
不思議そうに問うカイトに僕は、「そうだねぇ」と笑みを浮かべて語った。
最低レベル、低レベル、中レベル、高レベル、最高レベルの五段階にわけることを伝える。工程の多さや難しさを考えてわけている。要は、めんどくさくて失敗しやすいスイーツを最高レベルにしてある。
「先にスイーツの一覧をレベル別に公開してから、最低レベルの順にレシピを公開していく。その判断はカイトに任せるよ。ホントに最低レベルだからね、これが出来ないと諦めた方が良い。それと、応用のスイーツレシピもカイトに一任するけど、ヴァイスにも手伝って貰いたい。だからまぁ、頑張れ」
「これで少しずつ自宅でも食べられるんだな。早速だが、その一覧とやらを教えてくれんか」
段階別にわけたスイーツの一覧はこうだ。
《最低レベル》
銅級
パンケーキ、ワッフル、サブレ、生チョコ
銀級
プリン、マドレーヌ、果物ゼリー、マフィン
金級
フレンチトースト、クレープ、スイートポテト、ベイクドチーズケーキ
《低レベル》
銅級
アイスクリーム、パウンドケーキ、型抜きクッキー、レアチーズケーキ
銀級
ロールケーキ、ガトーショコラ、チョコタルト
金級
ドロップクッキー、ドーナツ
《中レベル》
銅級
ムース、フォンダンショコラ
銀級
シフォンケーキ、蒸しパン、焼きプリン、クレームブリュレ
金級
ブッシュドノエル、シュークリーム、果物タルト、ミルクレープ
《高レベル》
銅級
パフェ、ボンボンショコラ、モンブラン
銀級
スフレ、ラングオショコラ、スフレチーズケーキ
金級
折り込みパイ、アップルパイ、ショートケーキ
《最高レベル》
白銀級
ミルフィーユ、サントノーレ
白金級
タルトタタン、ムースケーキ、マカロン
完璧な最敬礼を披露する、ローザの謝罪を許し退出してもらって、カイトの話に耳を傾けた。
ローザの弟ゼイネルがこの店へ向かうアクロを追いかけて、侵入者捕縛の罠にかかり連行された。そして父親はゼイネル本人と姉であるローザと共に、謝罪に訪れたという。
ローザを連れて来た理由が、ゼイネルの代わりにこき使って欲しいということで、渋々了承し今に至ることらしい。
後を追うのも侵入未遂も立派な違法行為の為、ローザの働きとゼイネル本人の反省度合いによって不問にするかを決めたカイト。
「なるほどね、だから緊張していたのか」
話を聞いて納得した僕は、今度はアルシオンに話を振った。
「俺とテルトは昨日、再会したよ。お互いに自分だけかと思っていたんだ。それでこちらが、父上のコンクル国王陛下になる」
「今代の国王をしている、コンクル・フォン・アルバと言います」
お互いに握手を交わし、挨拶を済ませて僕は本題へと入った。
「今回僕が降りて来たのには、理由が二つある。一つ目は、アルバ王国の建国から五百年経ち、僕が神となってから二千年が経ったこの丁度良い頃合いに、スイーツのレシピを一部解禁しようと思ってね」
シンとする室内で息を吹き返したヴァイスが、おずおずと口を開く。
「スイーツは食の棚で夜の部のみの注文としていましたが、それを解禁しレシピを登録するってことですか?俺もスイーツ作りが出来るのか……」
「ヴァイスの言う通りだけど、全て解禁ではなく一部解禁ね。難易度の低いスイーツからの予定だよ」
リゲルさんの前の席に座るコンクルさんが、キラキラした目で僕に問う。「プリンはどの難易度なのだ?」と、それはもう、子供のようにワクワクしているのが誰の目にもわかる程で、試しに聞いてみると毎週プリンを頼んでいるそうな……。
「プリンかぁ、うーん、最低レベルの銀級?」
「アース様。銀級というのは、どの程度なんですか?」
不思議そうに問うカイトに僕は、「そうだねぇ」と笑みを浮かべて語った。
最低レベル、低レベル、中レベル、高レベル、最高レベルの五段階にわけることを伝える。工程の多さや難しさを考えてわけている。要は、めんどくさくて失敗しやすいスイーツを最高レベルにしてある。
「先にスイーツの一覧をレベル別に公開してから、最低レベルの順にレシピを公開していく。その判断はカイトに任せるよ。ホントに最低レベルだからね、これが出来ないと諦めた方が良い。それと、応用のスイーツレシピもカイトに一任するけど、ヴァイスにも手伝って貰いたい。だからまぁ、頑張れ」
「これで少しずつ自宅でも食べられるんだな。早速だが、その一覧とやらを教えてくれんか」
段階別にわけたスイーツの一覧はこうだ。
《最低レベル》
銅級
パンケーキ、ワッフル、サブレ、生チョコ
銀級
プリン、マドレーヌ、果物ゼリー、マフィン
金級
フレンチトースト、クレープ、スイートポテト、ベイクドチーズケーキ
《低レベル》
銅級
アイスクリーム、パウンドケーキ、型抜きクッキー、レアチーズケーキ
銀級
ロールケーキ、ガトーショコラ、チョコタルト
金級
ドロップクッキー、ドーナツ
《中レベル》
銅級
ムース、フォンダンショコラ
銀級
シフォンケーキ、蒸しパン、焼きプリン、クレームブリュレ
金級
ブッシュドノエル、シュークリーム、果物タルト、ミルクレープ
《高レベル》
銅級
パフェ、ボンボンショコラ、モンブラン
銀級
スフレ、ラングオショコラ、スフレチーズケーキ
金級
折り込みパイ、アップルパイ、ショートケーキ
《最高レベル》
白銀級
ミルフィーユ、サントノーレ
白金級
タルトタタン、ムースケーキ、マカロン
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