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第三章 転生編
二つ目の理由
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先週の話し合いの後、イラストつきでレシピを書き商業ギルドに登録を済ませた僕達は、店に戻ることに。
戻ってすぐヴァイスが、練習に取り掛かった為、付き合うことになった。
一方商業ギルドは、突然のレシピ登録に大慌て。登録時の検証と試食を職員に募れば全員参加。ギルドマスターまでもが参加を希望してしまい、商業ギルドは一週間のお休みとなった。
無事に公開となっても、買い手が出るわ出るわで、てんてこ舞い。「食の棚のスイーツレシピが一部公開!」という話が広まり、レシピを写した用紙がなくなるという事態まで発生してしまう。
「異常ですね」
買い物帰りのカイトの呟きは、通り過ぎる購入者の喜びの声にかき消された。
店に戻ると、ローザが開店前の準備をしていた。が、カイトが帰宅したのに気づき声をかけて来る。
「カイトさん、これが終われば開店します。それで、あの、アース様は……」
「アース様なら、冒険者ギルドですね」
ホッと息吐くローザを見て、カイトは思う。あの話は本当なんだろうか、と。
レシピを公開するという話が落ち着いて、アースが話し始めたのは二つ目の理由だった。
「魔物を従わせられる、テイムというスキルを持った十五歳過ぎの少年が、いずれアルバ王国に来るだろう。その時は、仲間の魔物を攻撃しないで欲しい。本人が魔物で悪さをしたなら反撃は仕方ないけど」
魔物を従わせるスキルなど聞いたこともなかった為、一同は唖然としていた。が、神であるアースが嘘を言うとは思えず、信じることにしたのだ。
そして彼は今、冒険者ギルドでギルドマスターと話し合いをしている。何やら重要なことで今の内に知りたいらしい。
「アース様が長寿だということは、わかりましたけど見た目が幼いので、言葉使いが不安で……」
困ってますと全身で表現する姿に、つい苦笑が漏れてしまう。
「あー!カイトさん今、笑いましたね?」
頬をぷくっと膨らませてこちらを指差すローザは、自分の立場を忘れてるのではないかと思う程自由になって来ている。それだけ馴染むのが早いということか。アクロと良い関係が築けるのでは?と思ったのはカイトだけの秘密。
「アース様、聞きたいこととは?」
「ダンジョンについて何だけど、どんな感じに対応してるのかなって」
ギルドマスターのリゲルさんに聞くと、引き出しから三枚の紙を持って来て、一枚の地図を広げて座った。
広げられたそれは、アルバ王国がある大陸の地図でよく描けており、とてもわかりやすい。
販売はしておらず、リゲルさんの私物らしい。
「付近の村から王国に続く道が南にあり、道の両隣に森が広がっています。この森がアルバ大森林です。王国から南西の森には魔物が住み着いているだけですが、南東の森は魔物だけでなくダンジョンが存在します」
「南東の森か。こっちは行ったことがあるけど、まさかそこにダンジョンがあるとは…内部はわかる?」
二枚目の地図が広げられる。
こちらは、ダンジョンの階層ごとの地図でリゲルさんが調べた範囲で書いた物。
いや、リゲルさん凄いな。ヒマなのかな……?
「時間はあるので」
ギルドマスターという役職はヒマらしい。
戻ってすぐヴァイスが、練習に取り掛かった為、付き合うことになった。
一方商業ギルドは、突然のレシピ登録に大慌て。登録時の検証と試食を職員に募れば全員参加。ギルドマスターまでもが参加を希望してしまい、商業ギルドは一週間のお休みとなった。
無事に公開となっても、買い手が出るわ出るわで、てんてこ舞い。「食の棚のスイーツレシピが一部公開!」という話が広まり、レシピを写した用紙がなくなるという事態まで発生してしまう。
「異常ですね」
買い物帰りのカイトの呟きは、通り過ぎる購入者の喜びの声にかき消された。
店に戻ると、ローザが開店前の準備をしていた。が、カイトが帰宅したのに気づき声をかけて来る。
「カイトさん、これが終われば開店します。それで、あの、アース様は……」
「アース様なら、冒険者ギルドですね」
ホッと息吐くローザを見て、カイトは思う。あの話は本当なんだろうか、と。
レシピを公開するという話が落ち着いて、アースが話し始めたのは二つ目の理由だった。
「魔物を従わせられる、テイムというスキルを持った十五歳過ぎの少年が、いずれアルバ王国に来るだろう。その時は、仲間の魔物を攻撃しないで欲しい。本人が魔物で悪さをしたなら反撃は仕方ないけど」
魔物を従わせるスキルなど聞いたこともなかった為、一同は唖然としていた。が、神であるアースが嘘を言うとは思えず、信じることにしたのだ。
そして彼は今、冒険者ギルドでギルドマスターと話し合いをしている。何やら重要なことで今の内に知りたいらしい。
「アース様が長寿だということは、わかりましたけど見た目が幼いので、言葉使いが不安で……」
困ってますと全身で表現する姿に、つい苦笑が漏れてしまう。
「あー!カイトさん今、笑いましたね?」
頬をぷくっと膨らませてこちらを指差すローザは、自分の立場を忘れてるのではないかと思う程自由になって来ている。それだけ馴染むのが早いということか。アクロと良い関係が築けるのでは?と思ったのはカイトだけの秘密。
「アース様、聞きたいこととは?」
「ダンジョンについて何だけど、どんな感じに対応してるのかなって」
ギルドマスターのリゲルさんに聞くと、引き出しから三枚の紙を持って来て、一枚の地図を広げて座った。
広げられたそれは、アルバ王国がある大陸の地図でよく描けており、とてもわかりやすい。
販売はしておらず、リゲルさんの私物らしい。
「付近の村から王国に続く道が南にあり、道の両隣に森が広がっています。この森がアルバ大森林です。王国から南西の森には魔物が住み着いているだけですが、南東の森は魔物だけでなくダンジョンが存在します」
「南東の森か。こっちは行ったことがあるけど、まさかそこにダンジョンがあるとは…内部はわかる?」
二枚目の地図が広げられる。
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ギルドマスターという役職はヒマらしい。
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