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第三章 転生編
黒龍VSアース達
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黒龍は取り返さなくてはならない、自身の分身である卵を見つける。
黒い稲妻模様が入った卵からは、マーキングした黒龍の魔力が残っていた。その魔力を頼りにここまでやって来て、「取り返せる!」そう思い小さき盗人達に飛びついた。
直後、
ずどおぉぉぉおん!!
と大地を割り、岩をまるで石ころのように飛び散らせた黒龍が、そこに降り立った。土埃がモクモクとこちらの視界を遮る。
次いで発せられた咆哮が、耳をつんざいた。
幸いにも咄嗟に張った結界が、咆哮を和らげてくれる。しかしそれでも頭に響き、アース達は身動きが制限されてしまった。
その一瞬の隙を黒龍が見逃すハズもなく、新たな盗人から卵を守るべくブレスが放たれる。
「タイヨウっ、こっちだ!」
キングスライムと共に何とか後退したタイヨウが、結界へと身を投げ込む。
目前へと迫る、キングスライムよりも大きな炎にアースは守りの盾を発動した。
「【ミラー・アスピダ】!」
アースの十八番とも言える、六属性鏡魔法。六属性持ちが鍛錬に鍛錬を重ねてやっと使えるミラー魔法は、六属性ならば全てを鏡に反射する光のようにお返しすることが出来る。
アスピダとは盾のことで、つまりこの魔法は自身を守る盾であり、攻撃をそのままお返しする鏡でもある。
銀色のドーム状になった守りが、黒龍の口から放たれた炎を難なく返した。黒龍は自身の放ったハズの炎が同じ速度で、その身に迫ることに驚きを隠せず、避けるという手段を逃してしまう。
「ギャオォォォォォオオ!!」
咆哮ではなく、その身を焦がす炎によるダメージで、黒龍は悲鳴を上げた。
さすが龍の攻撃と言ったところか、大きさもだが威力も凄まじい。黒龍の体に痛々しい焦げ跡が残る。
龍は体の色で属性が異なり、黒龍ならば闇属性と火属性と判断出来る。なので、自身の体を癒す光属性の回復は、ないと考えられる。
「ルシオン!トルテ!黒龍に回復はないっ」
その言葉が彼らを奮い立たせる。着地とほぼ同時に発せられた咆哮で、気力を失いかけていたのだ。彼らは大地を蹴り、風のように駆け出した。
ルシオンとトルテが紙一重で黒龍の攻撃を避けては、上級魔法で攻撃を繰り返している頃、まだ解除していないドーム状の守りの中に僕とタイヨウはいた。
「[召喚]火の大精霊タイキ!」
呼び出したのは五百年前に黒龍に関する予言をした、大精霊。
呼び出されたタイキはと言うと、アースを見てから黒龍に視線をやり、項垂れた。その顔にはハッキリと悲しみが見て取れる。
「タイキ、黒龍を落ち着かせるにはどうしたら良いと思う?話が通じるようには見えないから、呼び出したんだけど」
『あー、龍族はオレの眷属なんだけど、黒龍は…まぁ話せば良い奴なんだ。火山地帯よりも他のことに興味がいってる変わり者なんだよなぁ。落ち着いたらオレが話しかけるから、攻撃は止めてくれ』
火の大精霊タイキの言葉に頷いた僕は、黒龍に対して加減しつつ攻撃することにした。
「よしっ。じゃあ、やり過ぎない程度に攻撃しよう」
黒い稲妻模様が入った卵からは、マーキングした黒龍の魔力が残っていた。その魔力を頼りにここまでやって来て、「取り返せる!」そう思い小さき盗人達に飛びついた。
直後、
ずどおぉぉぉおん!!
と大地を割り、岩をまるで石ころのように飛び散らせた黒龍が、そこに降り立った。土埃がモクモクとこちらの視界を遮る。
次いで発せられた咆哮が、耳をつんざいた。
幸いにも咄嗟に張った結界が、咆哮を和らげてくれる。しかしそれでも頭に響き、アース達は身動きが制限されてしまった。
その一瞬の隙を黒龍が見逃すハズもなく、新たな盗人から卵を守るべくブレスが放たれる。
「タイヨウっ、こっちだ!」
キングスライムと共に何とか後退したタイヨウが、結界へと身を投げ込む。
目前へと迫る、キングスライムよりも大きな炎にアースは守りの盾を発動した。
「【ミラー・アスピダ】!」
アースの十八番とも言える、六属性鏡魔法。六属性持ちが鍛錬に鍛錬を重ねてやっと使えるミラー魔法は、六属性ならば全てを鏡に反射する光のようにお返しすることが出来る。
アスピダとは盾のことで、つまりこの魔法は自身を守る盾であり、攻撃をそのままお返しする鏡でもある。
銀色のドーム状になった守りが、黒龍の口から放たれた炎を難なく返した。黒龍は自身の放ったハズの炎が同じ速度で、その身に迫ることに驚きを隠せず、避けるという手段を逃してしまう。
「ギャオォォォォォオオ!!」
咆哮ではなく、その身を焦がす炎によるダメージで、黒龍は悲鳴を上げた。
さすが龍の攻撃と言ったところか、大きさもだが威力も凄まじい。黒龍の体に痛々しい焦げ跡が残る。
龍は体の色で属性が異なり、黒龍ならば闇属性と火属性と判断出来る。なので、自身の体を癒す光属性の回復は、ないと考えられる。
「ルシオン!トルテ!黒龍に回復はないっ」
その言葉が彼らを奮い立たせる。着地とほぼ同時に発せられた咆哮で、気力を失いかけていたのだ。彼らは大地を蹴り、風のように駆け出した。
ルシオンとトルテが紙一重で黒龍の攻撃を避けては、上級魔法で攻撃を繰り返している頃、まだ解除していないドーム状の守りの中に僕とタイヨウはいた。
「[召喚]火の大精霊タイキ!」
呼び出したのは五百年前に黒龍に関する予言をした、大精霊。
呼び出されたタイキはと言うと、アースを見てから黒龍に視線をやり、項垂れた。その顔にはハッキリと悲しみが見て取れる。
「タイキ、黒龍を落ち着かせるにはどうしたら良いと思う?話が通じるようには見えないから、呼び出したんだけど」
『あー、龍族はオレの眷属なんだけど、黒龍は…まぁ話せば良い奴なんだ。火山地帯よりも他のことに興味がいってる変わり者なんだよなぁ。落ち着いたらオレが話しかけるから、攻撃は止めてくれ』
火の大精霊タイキの言葉に頷いた僕は、黒龍に対して加減しつつ攻撃することにした。
「よしっ。じゃあ、やり過ぎない程度に攻撃しよう」
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