異世界でのんびり暮らしたい!?

日向墨虎

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第一章 幼少期

閑話:ルカとエリア

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 ルカが私の召喚獣になって、我が家で一緒に暮らすようになった。
 モフモフが超嬉しいけど、聖獣で召喚獣のルカを、ペットと同じように育てていいんだろうか?
 
 少し悩んで、ルカを育てるために、使用人の人達、中でも獣人さん達に協力をお願いした。

 女性の中では、猫科の獣人族がエリアしかいない。
 更に、彼女は私の侍女なので、ルカに接する機会も多いから、必然的にルカのお世話係になっていた。

 獣人族の幼体は、一歳までは獣姿のままで、その後おおよそ一年かけて二足歩行の姿に変わっていくのだそうだ。
 獣人の人達にすれば、ルカの姿は一歳未満の赤ちゃんなんだって。
 でも、ルカは獣人族ではないからね。精神年齢は獣人族の五歳~七歳と同じくらいの成長度合らしい。
  
 エリアは、子虎のルカに猫獣人の子供と同じように接している。
 普段はとても可愛がるし、褒めるときはもの凄く褒める。でも、悪いことをすれば、きちんと叱ってくれている。
 ここら辺は、前世の子育てと一緒なんだね。

 言葉は通じないが、ちゃんと話しかけている。
 それにルカが『ガウ』とか『ワフッ』とか答えている。
 念話ができるわけでもないのに、会話が成り立っているように見える。
 その光景は、ルカが言葉を理解しているとわかっていても、やっぱり不思議だなぁと思う。

 ルカは、ゆらゆらと目の前で揺れる獣人さん達の尻尾が好きだ。

 独身の虎獣人の騎士さんは、ルカに尻尾にジャレつかれて、どう接すればいいのか迷いながらも、優しくあしらっているみたい。
 彼らにすれば、赤ちゃんと接するのと同じ感じなのだろうから、予行練習になっているのかもね…。

 ルカは、揺れる尻尾の中でも、エリアの尻尾が特にお気に入りだ。
 ユラユラ揺れていると、じーっと見ていて、跳びかかろうとする。

 ベッドメイクの時や散歩の時も、いつでもどこでも気になって仕方がないようだ。
 じゃれて前脚でクイクイと触ろうと、片脚を伸ばしている。
 ルカのはアレだ。子猫が蝶々やバッタを相手にしている時の様子に似ている。

 頑張っているが、エリアにいつも軽くあしらわれている。

 フフフ。私と一緒だ。私もまだエリアのモフモフには成功していない。
 ちきしょ…。絶対ルカより先にモフモフしてやるんだ!




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