不幸な小人

kumaさん

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寂しい

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山の家に帰ってからは少しだけ保育園に行った
みんなの顔なんて覚えてなかったけど楽しかった
ある日私は保育園で嫌がらせを受けて泣いていた
それをパパに話した

「あーちゃんが物とってないのに取ったところ見たって言われて、リンちゃんに怒られて、先生にも怒られた」
「はぁ!?お前なんで泣いてんねん」
「言い返す力もないんか」
「弱っちいなぁー」
「ごめんなさい…」

その次の日にパパは保育園え怒鳴り込んだ
ものすごく怒ってた
先生達が震えていた
私がパパに言ったから先生達に迷惑かけちゃった
どうしょう、どうしょう…
私は黙りながら心の中で先生達に謝った
私が言わなければ先生達はパパに怒鳴られることはなかったのだから私が悪い…
すると先生が近ずいてきた

「あんずちゃん、ごめんね」
「え…」
「先生達がちゃんとしていなかったからあんずちゃんを傷つけちゃったね」
「え…大丈夫だよ」
「おい!あんず、大丈夫じゃないやろ」
「え…ごめんなさい」
「すぐに謝るな!うっと惜しいねん」
「誰のせいでこうなってる思ってんねん」
「お父さん、すみません、私達が悪かったのであんずちゃんを叱るのはやめてください」
「他人が口出しすんなや呆けが」
「…すみません」

こんなやり取りが続き話は終わった…。

帰ると…ご飯がなかった
私が悪い子だからご飯なしと言われた
そっか、仕方ないよね、悪い子だもん…
私の反応が気に入らなかったのかパパは夜も寝るなと私に言った

「寝たらどうなるか分かってるやろな?」
「んじゃおやすみー」

パパは寝た…私は起き続けた
朝、パパが起きてくるまで言われたことを守った
朝になった

「はぁ!?お前起きてたん」
「うん」
「はぁ!?冗談で言ったのになに真に受けてんねん阿呆ちゃうか」
「冗談も通じひん奴とわなー笑」
「ごめんなさい」

今思えば、お前が起きとけ言ったんやろが!
阿呆はお前じゃ!
ってすごく思う…けどこの時の私は思う事も言うことも無い。

段々パパはすぐに怒るようになった
部屋から追い出されて暗い部屋でぬいぐるみと話したり、猫と話したり、ハムスターと話したり、亀と話したり、沢山話す友達がいたから寂しくなかった
けど、その姿をパパが見た

「お前頭おかしいんじゃね?」
「明日精神病連れて行ったるわ」
「1人で話してるなんてあー怖い怖い」

そっか…変なんだ
1人なんだ

急に悲しくなった、寂しくなった
確かに、返事してくれない
お話してくれない…今まで聞こえていた声は自分なんだって気づいた
それからはパパの前では話さないようにした
パパの足音、咳払い、話し声が聞こえるとすぐに黙ってパパに会うと謝った
許してくれるのは1日後が多かった。

私が反抗しない事をいいように思ったパパは
ペットたちの掃除や世話を私一人がするように命じた
その頃、家にいたペットは
犬5、猫6、亀5、ハムスター10、蛇10、うさぎ2、フクロウ4、トカゲ5、カエル3
全部パパが買ってきた動物達…多い
この量を私一人で…でも、パパの言うことは絶対
やらなければいけない
その時の私は小学1年生になったばかりの頃
学校から帰ってきてペット達に餌をあげて週に2回掃除をしたりお風呂に入れたり
そんな生活が嫌になった、大好きな動物達だったのに嫌いになった…
帰りたくない、もっと友達と遊びたい、もっと寝たい
パパに会いたくない
そう思うようになった、大好きな場所が私のせいで大嫌いになった
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