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しおりを挟む「いや、本当に可愛いです…
美人です…」
「あの……
そんな見られたら恥ずかしい…」
「ですよね!すいません…
あの千夏さん
もう一個質問してもいいすか?」
春也は申し訳なさそうな顔をして指を一本僕の前に立てる
「なんですか?」
「千夏さんの学年は?」
学年くらいなら教えても大丈夫か…
「えっと…私の学年は3年生です…」
「じゃあ俺の一学年上ですね
正直こんな綺麗な先輩見たことないです
先輩というか…こんな美人というか…」
「ありがとうございます
そういえば名前って…?」
知ってるけどいきなり名前呼んだら絶対怪しまれそうだし聞いておこう
「内春也っていいます」
「内くんですね」
「呼び捨てで大丈夫ですよ
あと敬語も使わないでください」
「じゃあ……お互い敬語抜きで話しませんか?」
「え?いいんですか?」
「うん」
春也は嬉しそうな顔をした
クレープ食べてる間もずっと話しててなんだかいつも通りくらいに気がほぐれてきた
一つ気になる点といえばちょくちょく春也がよく顔を見つめてくること、バレそうで怖い
けど今のところ全く気付く様子ないし
女子視点だと、なんだかいつもと反応が違う春也を見てるとちょっと面白いと思ってしまう
「千夏さん」
横から肩をトントンと叩かれて春也の方を見る
「ん?」
「ここについてる」
「ん?どこ?」
「ここ」
春也は自分の顔を指差して伝えてくるけどよくわからない
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