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しおりを挟むしばらく時間が経った後、部屋を抜け出し校舎前へと行くと、自然に立っているだけなのにモデルのように見えてしまうりっくんの姿があった
柱にもたれながら、携帯をいじっているだけなのに絵になる
「あ、あの!お待たせしました!!!」
緊張から伝わるものなのか自分で思っていたより大きな声が出てしまい、りっくんも驚いたような表情で顔を上げた
「す、すいません、声デカすぎました…」
「いえ、大丈夫です」
りっくんは僕に近づくと、顔を覗き込んだ
突然のことに後ずさってしまう
「すいません、また距離近かったですね」
「あ、い、いえ…」
その後、りっくんと共に校舎内に移動することになり、空いている教室に入る
2人きりしかいない狭い教室
なんだかそわそわして仕方ない
教室の扉を閉めようと、りっくんへ背中を向けた時、背後から柔らかい何かに包まれる
「え???」
腰元に何かが回る感触
視線を下に下げると、そこには血管のくっきり出た腕が回されてる
そこでようやく僕はりっくんに後ろから抱きしめられているということを理解した
なんだ?!この状況!!
なんで僕は今りっくんに抱きしめられてるの?!
「あ、あの…律くん…???」
僕は胸に手を当てながら、りっくんの暴走行為を止めようと、落ち着いた声で問いかける
こういう相手が混乱状態な時には、冷静かつ落ち着いた行動を取ることがどんな時でも大切だなんてなんかの本で読んだことがある気がする
りっくんは僕の声に耳を傾けることなく、さらに力を入れて抱きしめる
なんだか、今日の僕は無視される率高くないか??
そんなこと今はどうでもいいじゃないかなんて自分にツッコミを入れつつ、りっくんの方へと振り返ろうとすると、首筋にむにっと柔らかい感触がした
僕はこの感触に覚えがある…
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