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しおりを挟むもう一度、その感触を感じたと思うと、続けて2度も3度も感じた
その首筋にりっくんの柔らかい髪の毛があたり、余計にくすぐったく感じる
困惑から身動きが取れず固まってしまった僕はその場に立ち尽くすも、りっくんはそれに構わず、僕の首筋に何度も口づけをした
「ひぃっ…」
ようやく僕の細い声帯から出てきた声に、暴走行為が一度静止された
一度行動を止めたものの、しばらく静止して固まった僕の様子を見ると、りっくんは普段と違う笑みを浮かべた
怪しげというのか、挑発的なというのか…口を薄くあけて舌なめずりをし、唇の隙間から鋭い八重歯がチラリと見えた
こんな野生的なりっくんの顔を初めて見た
いつも天使みたいに優しい笑みを浮かべていたのに
ライオンに狙いを定められた草食動物のような気持ちになってくる
草食動物と違うところといえば、その目に捉えられて逃げられないということか
りっくんは止まるどころか、僕の手首を掴み、壁に僕の両手首を押しつけた
ニヤッと笑った後、僕の首筋にまた顔を埋めた
強引な行動に反して、首筋に当たる唇はふわっとしていて柔らかい
首筋から顔を上げたと思うと、今度は僕の耳元に顔を寄せた
「可愛いね」
あまりの声の色気に体を震わせそうになった
「あ、あの律君っ!!」
「ん?どうしたの??」
壁に押さえつけていた片手の手首だけ離すと、頭を撫でられる
その分、隙間の空いた体の距離を詰められて足の間にはいつのまにか長い足が差し込まれていた
完全に包囲状態
強引な行動に反していつも通りの優しい口調で声をかけてくるから、だんだん頭が混乱してきてしまう
どっちが本当のりっくんなんだ
「こ、こここまる!!!」
「ん?何が??」
「何がって…んっ」
話している途中にも関わらず、りっくんは僕の頬にキスをした
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