【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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「だ、だだから！！」

「ん？早く何が困るのかおしえて」

耳元で囁くのをとりあえずやめてほしい
耳の中に通り抜ける、りっくんの息に体がぴくりと震えてしまう
吐息の熱が耳の穴から体に向かって熱を移動させていく


「や…めてください…」


「かっわいい～
ねえ、彼氏ってさ俺じゃダメ？
俺好きな子には尽くすよ？」


膝を少し屈めて、僕と視線を合わせると、指先で僕の鼻頭をちょんと指で触れた
さっきまでされてた行為のせいで鼻頭に少し汗をかいていたため、汚いものを触らせてしまったいう罪悪感がほんの少し湧いてくる


「どこみてんの？」


りっくんは僕の腰と太ももあたりに腕を回すと、今度はそのまま軽々と抱き上げた


「うわあっ！！！」


女の子とは程遠い野太い声が出てきてしまう
近くにあった教卓に乗せられ、僕の頬に手を当てたかと思うと、ゆっくりと顔を近づけてくる

このまま僕だとバラさない限り、りっくんに襲われてしまうかもしれない


僕はりっくんの頬に両手を伸ばし、手のひらでギュッと頬を押し潰した


すると、りっくんの目は熱を帯びた目から少し覚めたような気がした
さっきまで獲物を捕らえた獣のような顔をしていたのに、拗ねた子供のような表情に変わる


その様子に僕は少し安心して、手のひらでもう一度ギュッとりっくんの頬を押し潰した


「……いきなり女の子にそんなことしたらダメでしょ？？」


顔を赤くしながらこんなことを言っていて、自分が気持ち悪いとも思えてくる
けど、同性からしてみてもさっきまでのりっくんの行動はあまりにも強引だ

いくらりっくんのような美形だろうと、突然襲い掛かるなんてダメに決まっている

「好きなのにダメなの？？」


教卓に乗せられ、プランプランと垂れ下がっていた僕の足の間にりっくんの身体が入りこみ、腰元に腕が回る
2人の隙間がなくなるんではないかと思うくらいの至近距離まで近づいた


「だから！そういうところが！！」


僕が次の言葉を発する前に、目の前の整った顔が近づいてきて、僕の唇とりっくんの唇が重なった