【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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家に帰ると、なんともいえない疲労感と喪失感が襲ってくる。
自分の部屋に行くために階段を登るも全身から力が抜けていくような感覚がする。

きっと雅也からの大量の連絡が来ているかもしれない。

今はそれも見たくなくて携帯の電源を消して、暗くなった部屋の隅にあったブランケットを頭の上に被って床に寝転がる。
何も考えたくなくて目を閉じる。

次の日、学校に行くと雅也には連絡を返さなかったことと、途中で帰ったことに対して耳にタコが出来そうなほど文句を言われた。

初めは心配されていたけど、僕が帰ったことに特に理由はないというと、まるで怒り狂うスパルタ上司のように机をバンバンと叩きながら言うため、周りの女子が迷惑そうにすると納得いかない表情をしつつすぐにやめた。


「もうお前のために一生合コンなんて開いてやんないからな！」

「うん、どうせ僕みたいなやつに恋人なんてできないだろうしそれでいいよ」

「それはそれでなんかムカつくな
もう少し粘れよ！」

「なんていえばいいのさ」

「せっかく可愛い子紹介してやったのに
あの後、河田くんも焦った感じですぐに帰ったんだからな！あの地獄の空気最悪だったよ！！」

「え？河田くんも？」

「そうだよ！お前、知り合いなら僕は帰るから、合コンが終わるまであの場にいてくださいとか責任持って言っておけよな！」


雅也はまた怒りがぶり返してきたのか、僕に殴りかかりそうな勢いで怒ってくる。