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第13話 出発と石
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そして、朝が来た。
とても気持ちの良い朝だった。
マリーは横で、もにゃもにゃ言いながらかわいい寝顔を見せている。
セシル 「おい。石、起きてるかー?」
俺は光ってみせた。
アリシア 「マリー朝よ!ごはんを食べましょう」
マリー 「もにゃー。もう朝なの?おはよー!!!」
皆で食事をしながら、アリシアがセシルに旅の足しにと干し肉や干した果物などが入った袋を渡している。
なんだか三人は知り合ったばかりなのに家族の様に見えてきた。
セシル 「じゃーそろそろ出発するか!」
アリシア 「道中気を付けてくださいね。無事をお祈りしています。」
マリー 「セシルお姉ちゃんも石さんも早く帰ってきてね!」
セシル 「おーよ!すぐに帰ってくるからな!」
俺は別れのあいさつの代わりに強めに光ってみせた。
俺とセシルは村を出て、森の中を歩き始めた。
そういえば、石の鑑定士に会いに行くと、言われただけでどこの町にいくとか聞いてなかったなー。と思っていると
セシル「そうだ。おまえさー。ポッケの中じゃなんにも見えないのか?」
俺は光った。
セシル「そうか。じゃー今手のひらだけどさー、この持ち方微妙に疲れるんだよね。だからさーここでいい?」
するとセシルは自分の胸の谷間に俺をぐいぐい半分ぐらい押し込んだ。
俺はびっくりした、まさかそんなところに置いてもらえるなんて光栄すぎるー!!!!
セシルの体はもちろん筋肉質だが、胸も豊満なのだ。
俺は無意識に光ってしまった・・・
セシル 「おっ!光ってるってことはここでいいってことだよな!そいじゃーこのスタイルでいこー!」
俺は石になって良かったと心から思い始めていたのであった・・・
セシル
「そういえばさ、どこの町に行くか話してなかったよな。これから行く町はよ、王都クリスタシアってところでよ。その鑑定士は、昔王宮で色々な石の研究をしていた人なんだ。けっこう偉い人だったらしんだけど、息子が自分の跡を継いでくれたから引退して。自分は、趣味と実益を兼ねて宝石屋をやっている変わったじいさんなんだよ。」
俺は一応あいづちのため光った。
セシル
「なんで、そんなじいさんと知り合いになったかっていうとさ、あたいもけっこう旅をしていると魔石とか必要なんだ。でもよ。あたいが女戦士だって馬鹿にしてくるやつもいてぼったくってくるやつもいるわけ、そんな中あのじいさんだけは、ちゃんと相手にしてくれたんだよ。ありがたかったよ。
なんで?って聞いたら、女だてらに体中に傷つくってがんばっているところを見たら男より偉いって言ってくれたんだ。嬉しくて泣いちまったよ。
そっから、石はじいさんのところでしか買わなくなって、常連になって、いまでは、安くしてもらっているのさ!
そのじいさんの名前はスピネルっていうんだよ。」
俺はまた光った。
そうなのかーけっこう偉い人みたいだし、王宮で研究とかしてるのか。そしたら、俺がなんの石かわかるかもしれないな!
なんか希望が出てきたぞ!
でも、もしやべー石だったらどうしよう?ちょっと怖いかも・・・
とても気持ちの良い朝だった。
マリーは横で、もにゃもにゃ言いながらかわいい寝顔を見せている。
セシル 「おい。石、起きてるかー?」
俺は光ってみせた。
アリシア 「マリー朝よ!ごはんを食べましょう」
マリー 「もにゃー。もう朝なの?おはよー!!!」
皆で食事をしながら、アリシアがセシルに旅の足しにと干し肉や干した果物などが入った袋を渡している。
なんだか三人は知り合ったばかりなのに家族の様に見えてきた。
セシル 「じゃーそろそろ出発するか!」
アリシア 「道中気を付けてくださいね。無事をお祈りしています。」
マリー 「セシルお姉ちゃんも石さんも早く帰ってきてね!」
セシル 「おーよ!すぐに帰ってくるからな!」
俺は別れのあいさつの代わりに強めに光ってみせた。
俺とセシルは村を出て、森の中を歩き始めた。
そういえば、石の鑑定士に会いに行くと、言われただけでどこの町にいくとか聞いてなかったなー。と思っていると
セシル「そうだ。おまえさー。ポッケの中じゃなんにも見えないのか?」
俺は光った。
セシル「そうか。じゃー今手のひらだけどさー、この持ち方微妙に疲れるんだよね。だからさーここでいい?」
するとセシルは自分の胸の谷間に俺をぐいぐい半分ぐらい押し込んだ。
俺はびっくりした、まさかそんなところに置いてもらえるなんて光栄すぎるー!!!!
セシルの体はもちろん筋肉質だが、胸も豊満なのだ。
俺は無意識に光ってしまった・・・
セシル 「おっ!光ってるってことはここでいいってことだよな!そいじゃーこのスタイルでいこー!」
俺は石になって良かったと心から思い始めていたのであった・・・
セシル
「そういえばさ、どこの町に行くか話してなかったよな。これから行く町はよ、王都クリスタシアってところでよ。その鑑定士は、昔王宮で色々な石の研究をしていた人なんだ。けっこう偉い人だったらしんだけど、息子が自分の跡を継いでくれたから引退して。自分は、趣味と実益を兼ねて宝石屋をやっている変わったじいさんなんだよ。」
俺は一応あいづちのため光った。
セシル
「なんで、そんなじいさんと知り合いになったかっていうとさ、あたいもけっこう旅をしていると魔石とか必要なんだ。でもよ。あたいが女戦士だって馬鹿にしてくるやつもいてぼったくってくるやつもいるわけ、そんな中あのじいさんだけは、ちゃんと相手にしてくれたんだよ。ありがたかったよ。
なんで?って聞いたら、女だてらに体中に傷つくってがんばっているところを見たら男より偉いって言ってくれたんだ。嬉しくて泣いちまったよ。
そっから、石はじいさんのところでしか買わなくなって、常連になって、いまでは、安くしてもらっているのさ!
そのじいさんの名前はスピネルっていうんだよ。」
俺はまた光った。
そうなのかーけっこう偉い人みたいだし、王宮で研究とかしてるのか。そしたら、俺がなんの石かわかるかもしれないな!
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