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第33話 ルビーと石
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アレキサンド 「それでは、このルビーの件を陛下に報告してきます。その上で謁見できるか返事がくると思いますので、皆様は一旦、父上の店で待機して頂けますか?」
スピネル 「そうじゃなー。いつ沙汰がでるか、わからんしのー。分かったらまた知らせを飛ばしておくれ。」
アレキサンド 「わかりました!鳥で知らせます。玄関までお送りしますね。」
俺たちは王宮研究所を後にした。
自分が無毒だというこがわかったし、ルビーも大金になるようだ!本当にここに来て良かったと思った。
スピネル 「今から一旦店に帰るとしよう。たぶん返事も時間がかかるじゃろうから、お前さんたち、わしの店に暫く居ったらいい。」
セシル 「えっ!いいのー!!!毎日ごちそうー!!!ラッキー!サンキュー爺さん!」
セシルは馬車の中でうまいものが食べられるとはしゃいでいる。
俺は陛下に会えるまでにどのくらい時間がかかるんだろうか?と考えていた。だって王様だぜ!大丈夫かな?でも爺さんも昔、働いていたというしなんとかなるか!
俺たちは爺さんの店に戻ってきた。
スピネル 「ふぃー。疲れたのー。お茶でも飲むかのー。」
さっそくセシルが犬がしっぽを振って喜ぶように、お茶菓子に期待しているようだ。
セシル 「今日はどんな菓子かな?」
スピネル 「ふぉふぉふぉ!待っておれ!今持ってこさせるからのー。」
俺たちはお茶をし、窓を見つめながら息子さんの返事を待っていた。
夕方にさしかかる前に、きれいな白い鳥がくちばしでコンコンと窓ガラスを叩いた。スピネルは窓を開け鳥の足から手紙を受け取った。
スピネル
「以外に返事が早かったのー。なになに、ふむふむ!明日!陛下に謁見できるようじゃよ!ルビーが余程気に入ったと思われるのー。よかったのーようへいくん!ルビーの褒美に書物を見せて頂かなければのー!爺の腕の見せ所じゃなー!!!腕がなるわい!そうじゃ!セシルよ!明日はドレスを着ていかなければならないぞ!陛下に失礼があってはならないからのー。」
セシル 「えーっ。でも、当り前かー。どうしよ!あたいドレスなんて持ってないよー!!!」
スピネル 「大丈夫じゃ!ドレスは爺が用意するで!セシルは何色が好きかのー?」
セシル 「じゃー!燃えるような赤!!!」
スピネル 「おーいいのー!すごく似合いそうじゃ!今持って来させよう!」
スピネルは何やらゴニョゴニョと執事に指示している。
すると数分後、赤いドレスを何着も持った服屋の女店主がやって来た。セシルはその女店主と客間に籠ってセシルのドレスを選んでいるようだ。
スピネル 「陛下にお会いするんじゃ!セシルを究極のお嬢様のようにせねばのー。」
爺さんやけに張り切っている。そりゃそうか、王様に会うんだから張り切るよね。
スピネル
「あー。陛下にお会いする時、ようへいくんがセシルの胸に剥き出しで入れられているわけにはいかんなー。そうじゃ!時間がないが、わしがのようへいくん収納ネックレスを作ろう!大丈夫じゃ!取ったり、外したりできるようにするからのー。これで、ようへいくんもセシルから落っこちてしまうこともなくなりそうじゃ!ふぉふぉふぉ。」
爺さんは俺を持ち、工房の部屋に行く。セシルにはドア越しに、俺と工房にいるからのーと話しかけた。
セシルはわかったー!と返事があり何やら忙しそうだった。
スピネル 「わしも簡単な彫金はできるんじゃよ!どんな金属がいいかのー?セシルの肌に合う金属はー・・・やっぱ金かのー。」
爺さんは金属の置いてある棚を探っている。
そうだ!爺さんに俺の持っている金で作ってもらおう!俺はテーブルに人間の拳大の金を出した。
スピネル 「おお!金じゃな!ようへいくんが出してくれたのかの?おぬしはなんでも持っておるのー。ふぉふぉふぉ。ありがたく使わせてもらうとするかのー。」
そう言って爺さんは職人のような顔になり、削ったり叩いたりバーナーで熱したりしてネックレスを作っていった。ものすごい手早さで俺を図りつつ、試しにはめたりしながら作っていった。
それは見事な作りと装飾だった。セシルが普段から着けられる様にシンプルだけれど美しく、かつ防具を着けた時にも似合うようにデザインが施されていた。
セシルの鎖骨の下から胸の谷間までの空間が守られるようなデザインだ。俺の置かれる場所の裏は穴が空いていて、俺が直接肌に密着するように出来ていた。
セシルの胸の谷間にいられないのは寂しいが、このネックレスの中にいるほうがセシルも美しく見えるだろうし、なんだかセシルの守り宝石になった気分になれそうだ。
スピネル 「どうじゃ!居心地は悪くないかのー?こうやって、付けたり外したりできるんじゃ!」
俺はOK!の意味を込めて光った。
スピネル 「おーいいかのー!よかった。よかった。さっそくこれを着けてドレスを選んでもらわんとなー。」
爺さんは急いでセシルの居る客間に戻った。
スピネル 「おーい!セシルやー!このネックレスの似合うドレスにするんじゃー!!!」
セシル 「えーわるいよー。そんな贅沢なものまでさー。って!ようへいがネックレスになってる!!!スゲー!しかもカッコイイし!防具にもなりそー!!!」
スピネル 「気に入ってもらえたかのー?うれしいのー。これでようへいくんを失くすことなく生活できるぞ。」
セシル 「ありがとー!!!気にいったよー!ちゃんとようへいと触れられる!爺さんありがとう!!!」
スピネル 「いいんじゃ!いいんじゃ!金はようへいくんが出してくれたものじゃ。ようへいくんにもお礼を言っておくれ。」
セシル 「本当かよー!ようへいありがとう!!!ようへいはなんでも持っているんだなー!!!」
セシルはうれしそうに笑った。俺はいいえ、どういたしましての。意味を込めて光ろうと思ったが、女店主がいるので止めた。
セシルは爺さんにネックレスを着けてもらっている。さきほどからドレス選びに苦戦しているようだったが、ネックレスをしたらすぐにドレスが決まったようだ。
セシルは頭の上からつま先まで、誰も女戦士だとわからない深窓の令嬢となった。赤いドレスと赤いヒールに俺というネックレスに羽の付いた帽子だ!完璧すぎる!
スピネル 「おーおー!似合っておるぞ!!!セシル!どこぞの令嬢じゃ!!!ふぉふぉふぉ!」
セシル 「恥ずかしいから、からかわないでくれよー!!!自分でも鏡で見て誰?って感じなんだからよー。」
やっと明日の服装が決まって服屋の女店主が帰ったので、三人になったところで俺はセシルきれいだよ!の意味を込めて光った。
スピネル 「そうじゃなー。いつ沙汰がでるか、わからんしのー。分かったらまた知らせを飛ばしておくれ。」
アレキサンド 「わかりました!鳥で知らせます。玄関までお送りしますね。」
俺たちは王宮研究所を後にした。
自分が無毒だというこがわかったし、ルビーも大金になるようだ!本当にここに来て良かったと思った。
スピネル 「今から一旦店に帰るとしよう。たぶん返事も時間がかかるじゃろうから、お前さんたち、わしの店に暫く居ったらいい。」
セシル 「えっ!いいのー!!!毎日ごちそうー!!!ラッキー!サンキュー爺さん!」
セシルは馬車の中でうまいものが食べられるとはしゃいでいる。
俺は陛下に会えるまでにどのくらい時間がかかるんだろうか?と考えていた。だって王様だぜ!大丈夫かな?でも爺さんも昔、働いていたというしなんとかなるか!
俺たちは爺さんの店に戻ってきた。
スピネル 「ふぃー。疲れたのー。お茶でも飲むかのー。」
さっそくセシルが犬がしっぽを振って喜ぶように、お茶菓子に期待しているようだ。
セシル 「今日はどんな菓子かな?」
スピネル 「ふぉふぉふぉ!待っておれ!今持ってこさせるからのー。」
俺たちはお茶をし、窓を見つめながら息子さんの返事を待っていた。
夕方にさしかかる前に、きれいな白い鳥がくちばしでコンコンと窓ガラスを叩いた。スピネルは窓を開け鳥の足から手紙を受け取った。
スピネル
「以外に返事が早かったのー。なになに、ふむふむ!明日!陛下に謁見できるようじゃよ!ルビーが余程気に入ったと思われるのー。よかったのーようへいくん!ルビーの褒美に書物を見せて頂かなければのー!爺の腕の見せ所じゃなー!!!腕がなるわい!そうじゃ!セシルよ!明日はドレスを着ていかなければならないぞ!陛下に失礼があってはならないからのー。」
セシル 「えーっ。でも、当り前かー。どうしよ!あたいドレスなんて持ってないよー!!!」
スピネル 「大丈夫じゃ!ドレスは爺が用意するで!セシルは何色が好きかのー?」
セシル 「じゃー!燃えるような赤!!!」
スピネル 「おーいいのー!すごく似合いそうじゃ!今持って来させよう!」
スピネルは何やらゴニョゴニョと執事に指示している。
すると数分後、赤いドレスを何着も持った服屋の女店主がやって来た。セシルはその女店主と客間に籠ってセシルのドレスを選んでいるようだ。
スピネル 「陛下にお会いするんじゃ!セシルを究極のお嬢様のようにせねばのー。」
爺さんやけに張り切っている。そりゃそうか、王様に会うんだから張り切るよね。
スピネル
「あー。陛下にお会いする時、ようへいくんがセシルの胸に剥き出しで入れられているわけにはいかんなー。そうじゃ!時間がないが、わしがのようへいくん収納ネックレスを作ろう!大丈夫じゃ!取ったり、外したりできるようにするからのー。これで、ようへいくんもセシルから落っこちてしまうこともなくなりそうじゃ!ふぉふぉふぉ。」
爺さんは俺を持ち、工房の部屋に行く。セシルにはドア越しに、俺と工房にいるからのーと話しかけた。
セシルはわかったー!と返事があり何やら忙しそうだった。
スピネル 「わしも簡単な彫金はできるんじゃよ!どんな金属がいいかのー?セシルの肌に合う金属はー・・・やっぱ金かのー。」
爺さんは金属の置いてある棚を探っている。
そうだ!爺さんに俺の持っている金で作ってもらおう!俺はテーブルに人間の拳大の金を出した。
スピネル 「おお!金じゃな!ようへいくんが出してくれたのかの?おぬしはなんでも持っておるのー。ふぉふぉふぉ。ありがたく使わせてもらうとするかのー。」
そう言って爺さんは職人のような顔になり、削ったり叩いたりバーナーで熱したりしてネックレスを作っていった。ものすごい手早さで俺を図りつつ、試しにはめたりしながら作っていった。
それは見事な作りと装飾だった。セシルが普段から着けられる様にシンプルだけれど美しく、かつ防具を着けた時にも似合うようにデザインが施されていた。
セシルの鎖骨の下から胸の谷間までの空間が守られるようなデザインだ。俺の置かれる場所の裏は穴が空いていて、俺が直接肌に密着するように出来ていた。
セシルの胸の谷間にいられないのは寂しいが、このネックレスの中にいるほうがセシルも美しく見えるだろうし、なんだかセシルの守り宝石になった気分になれそうだ。
スピネル 「どうじゃ!居心地は悪くないかのー?こうやって、付けたり外したりできるんじゃ!」
俺はOK!の意味を込めて光った。
スピネル 「おーいいかのー!よかった。よかった。さっそくこれを着けてドレスを選んでもらわんとなー。」
爺さんは急いでセシルの居る客間に戻った。
スピネル 「おーい!セシルやー!このネックレスの似合うドレスにするんじゃー!!!」
セシル 「えーわるいよー。そんな贅沢なものまでさー。って!ようへいがネックレスになってる!!!スゲー!しかもカッコイイし!防具にもなりそー!!!」
スピネル 「気に入ってもらえたかのー?うれしいのー。これでようへいくんを失くすことなく生活できるぞ。」
セシル 「ありがとー!!!気にいったよー!ちゃんとようへいと触れられる!爺さんありがとう!!!」
スピネル 「いいんじゃ!いいんじゃ!金はようへいくんが出してくれたものじゃ。ようへいくんにもお礼を言っておくれ。」
セシル 「本当かよー!ようへいありがとう!!!ようへいはなんでも持っているんだなー!!!」
セシルはうれしそうに笑った。俺はいいえ、どういたしましての。意味を込めて光ろうと思ったが、女店主がいるので止めた。
セシルは爺さんにネックレスを着けてもらっている。さきほどからドレス選びに苦戦しているようだったが、ネックレスをしたらすぐにドレスが決まったようだ。
セシルは頭の上からつま先まで、誰も女戦士だとわからない深窓の令嬢となった。赤いドレスと赤いヒールに俺というネックレスに羽の付いた帽子だ!完璧すぎる!
スピネル 「おーおー!似合っておるぞ!!!セシル!どこぞの令嬢じゃ!!!ふぉふぉふぉ!」
セシル 「恥ずかしいから、からかわないでくれよー!!!自分でも鏡で見て誰?って感じなんだからよー。」
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