転生したら石でした!

むねじゅ

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第42話 スピネルと禁書

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アレキサンドは先程、王様から禁書を預かった。スピネルに渡すように言われたのだ。
早速、鳥を使って連絡をした。

セシル 「爺さん!窓に息子の白い鳥が来ているよ!」

スピネル 「おう!そうか!そうか!きっと禁書のことじゃ!何々ふむふむ。やったぞ!陛下が禁書を貸してくださるようじゃ!アレキサンドが預かっているから、研究所に取りに来いと書いてあるのー!早速取りに行くぞ!!!」

爺さんは興奮して、ロケットのように馬車まで走っている。俺が来てから爺さんほんと元気になったなーとしみじみ思った。
セシルは爺さんの後について走っている。
急いで馬車に乗って研究所を目指した。

アレキサンド 「父上!こちらですー!」

爺さんの息子が手を振っている。

アレキサンド 「父上!この書物を預かりました!!!」

スピンネル 「そうか!そうか!ついにあの書物が見れるのじゃな!!!早速帰って読むとしよう!!!」

爺さんは今来たばかりなのに、馬車に飛び乗って店へとUターンした。
馬車の御者※ぎょしゃに早く帰るように言いつけている。

セシル 「爺さんよかったな!禁書が読めて!」

スピネル 「何年ぶりじゃろうか?早く読みたいのー。」

物凄い速さで馬車は爺さんの店に帰ってきた。

スピネル 「爺はちょっと集中して読みたいから部屋にこもらせてもらうからのー適当てきとう休憩きゅうけいしてておくれ。何かわかったら教えるのでなー。」

爺さんは急いで一人部屋に籠った。
余程よほど、禁書に興味があるのだろう。俺のことを調べる目的もあるが、たぶん禁書自体を読みたいのだろう・・・研究者魂おそるべし!

セシルと俺はやることがないので、お茶にした。セシルは今日もお茶菓子を美味しそうにほおばっている。
暫くセシルのかわいい食欲を観察していると

スピネル 「ようへいくん!これじゃ!たぶん、これじゃ!!!この○○石じゃー!!!!!!!」

セシル 「○○石?名前わかんないの?」

スピネル 「そうなんじゃ・・・書物が名前のところだけ古くなってるのか読めないんじゃー・・・」

セシル 「それなら、しょうがないね・・・ところで名前はわからなくても、どんな石かわからなかったの?」

スピネル 「そう!それなんじゃ!人間錬金術の最後のきもなんじゃ!たぶん、ようへいくんは!人間を作るもとなんじゃー!!!」

俺が人間を作る素?なんじゃそら?どういうこと?

スピネル 「この本によると、ホムンクルスの技術で作った人間の体は、この石を入れないと、本当の人間になれずに腐ってしまうんじゃ!そこで、その人間の器に石を入れると魂が宿やどって完璧な人間になるらしい!!!」

俺はそのための石?人口的に作った人間に魂を入れるための・・・
言われてみれば心あたりがある。マリーやグリズリーに俺を飲んでもらった時はあやるる事ができた・・・これって、俺の本質は魂ってこと?
だから、生きてる人や動物のところに入っても、魂がもともとあるから、俺が邪魔になって暫くすると排出されるんだ・・・だから生きている人間や動物には長く居られないんだ・・・なんとなく少しわかった気がした。

スピネル 「ようへいくん!何か質問はあるかのー?爺も良くはわかっていないから答えられるかわからんけどのー。」

爺さんはウィジャボードを持ってきた。
俺は人間錬金術は今もやっているのかを聞いた。

スピネル 「やっておるぞ!王宮研究所じゃ!そこにも錬金術研究室があるんじゃ!王様がのー戦に市民を使うのを心苦しく思ってのー兵士を作るために研究しておるのじゃ!研究所の離れに研究室はあってのー。男が一人研究に没頭ぼっとうしておるよ。」

俺はそいつに会ってみたくなった。どんな研究なんだろー。もしかして、俺は肉体を持てるのか?と少し期待を持った。
俺は爺さんにその研究室を見たいと言った。

スピネル 「そうじゃのーあやつなら何か知っておるかも・・・しかし、危ないかもしれんぞ・・・」

俺はなんで?と聞いた。

スピネル 「マッドはのー。研究者はマッドと言うんじゃが、アレキサンドから聞く話じゃと研究のためならなんでもする奴らしく、そうとう頭がいかれておるらしい・・・ようへいくんの存在を知ってしまったら何をするかわからん・・・ちょっと恐ろしいやつなんじゃー・・・」

俺はそれでも会いたいと言った。

スピネル 「そうか・・・危険を返りみずか・・・わしは何とも言えんな・・・」

セシル 「ようへいが危ないの!!!そんなの嫌だ!」

俺はなんとかならないかと言う。

セシル 「そうだ!あたいがようへいを守る!!!この命に代えても!あたいがネックレスをしているかぎり、ようへいは大丈夫なんだ!」

俺はセシルのその言葉がありがたかった。だってそいつに会うにはセシルが必要だったから・・・
俺はありがとうの気持ちを込めて光った。しかし、セシルを危険にさらすことが心苦しかった・・・

セシル 「おう!ようへい!あたいにまかしな!!!」

スピネル 「そうか・・・二人の意思がそこまで固いのなら、アレキサンドに色々とわたりを付けてもらってマッドに会えるようにしよう。わしにはこれしか出来んからのー。」

俺は爺さんありがとうと光った。

※御者ぎょしゃ 馬車を操作する人
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