転生したら石でした!

むねじゅ

文字の大きさ
5 / 58

第05話 夕食と石(仮)

しおりを挟む
そして夕食になる…

マリーが困った顔でご飯を食べながら喋る。
「皆、帰ってくるのが遅いねっもう夜になっちゃうよ?もぐもぐ」

マリーの姉 「そうね…今日中に帰ってくるハズだったのにどうしたのかしら?」

マリーがふんふんと怒った感じで喋る。
「悪い奴と戦ってるのかなぁ!・・・もぐもぐ」

マリーの姉 「そんな縁起でもない事言わないの!」

マリー 「えーでも悪い奴がいるから村のみんなで、町まで買い出しに行く事になったんでしょ?」
「悪い奴なんて倒しちゃえばいいのに~すんごい強い人いるんでしょ?」

マリーの姉 「相手は、盗賊なのよ?何人か護衛を雇った商人でも、この村に来なくなってしまったのに…」
「村で雇った護衛の方はすごく強い人らしいけど女性で一人だけなのよ?」

マリー 「もっといっぱい強い人味方にすればいいのに、それで、やっつけちゃえばいいのに」

マリーの姉 「いっぱい雇う資金この村には無いわよ、
「本当なら護衛なんて一人だって雇う事が出来ないハズなのに、
今、護衛してくれてる人は親切で安くやってくれているのよ?」

マリー 「でもすごい強い人ならやっつけてくれるよ!」

マリーの姉 「一人で皆を守れるなんて無理よ…」
「もし勝てたとしても誰かは大怪我、もしかしたら死んでしまうかもしれないのよ?」

マリー 「え…そんなのやだよ…」

マリーの姉 「そうね…だから盗賊に遭わないようお願いしましょ…」
そう言うと、マリーの姉さんは、両手を握ってお祈りした。
マリーも同じくお祈りを始めた。

ふむふむ…この話からして、
村と町の途中に盗賊がいると…
で、商人が村に来られないから村人が数人で町に買い出しに出かけているって事か?
盗賊ねぇ…

マリーの姉が俺を見つめながら喋る。
「そういえば!この石、ご飯作ってる時、光ったかも!本当だったね!ごめんね。」

マリーが目をまんまるにして答える。
「ほんとに!でしょー!綺麗だったでしょ!?」

マリーの姉 「あ…でも、後ろ向いていたからちゃんとは見ていないの…だけど光ったと思う。」

マリー 「そうなんだ…でもお姉ちゃんが信じてくれてよかった!」
マリーが急に俺をなで始めた。
「石さんひかれー石さんひかれー」

マリーの姉 「えっ何しているの?」

マリー 「んー光らないかなぁっておもって~ひかれ~ひかれ~」

えぇ!ちょっと、ちょっと、自分の意思で光れないんですけど…
でも、まぁやってみるか!戦闘力を上げる感じで…
「コホン…はぁあぁあああぁああああああああ!!!」

…どうだ?
姉妹が物凄いビックリしている事に気がつく。
マリーの姉 「きっ…綺麗…」
マリー 「やったぁ!なでると光る!」

うおっ成功したっ、気合い入れると光るのか、冗談でやったのに…汗
だが、これって意思疎通に利用出来そうだな。
返答にYESなら光るみたいな。

マリーの姉が興奮気味で言った。
「もしかしてこれは魔石じゃないかしら!?」
マリー 「魔石?」

マリーの姉 「村の人に預けて町の鑑定士さんに見てもらいましょう!」
「こんなすごい石、売れば村の護衛を何人か雇えるかも!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...