戦人学園

ゆうむ

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忘れていたモノ~3

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 同じ頃。

 メル達はアテネを気遣い、丁度保健室を出た所であった。

 

「--って、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー思い出した、あの子は無事なの、どうなったのよ」

「それってあの時、ガード先生が救いだした血まみれの生徒のことかしら」

「うむ、私が抱きとめた時、ほんのわずかだったけど息はしていたが……あの傷ではもう……」

 毛玉ーーいや、モー君の発言で空気が重くなる。

 つい今の今まで、明るかった空気が変わってしまった。




 深海深く落ちていくような雰囲気に包まれる。

 身動きが出来ないほどの圧力、いやプレッシャーが彼女達に襲い掛かっていた。




「ん、その子なら奥でQ先生達が……」

「ほっ、本当なのナナ、無事なのね、生きてるのね」

「いっ、いや、わからないけどクローニング作業はしてたみたい」

 クローニングとは、個人の細胞、遺伝子情報を元に失った体を復元する技術。

 以前にも話したように、ほとんどの傷は魔法で治療が可能(傷をふさぐのみ)

 不慮の事故、大魔法の直撃で指などを失った場合、魔法では復元できないので自身の復元体をつくり移植する最新の技術(腕、足までなら可能だが、体本体や頭は不可能)

 ただし完全ではなく、移植しても多少の違和感や馴染むまで少し時間はかかる。

 

「じゃあ、いきましょうよ、もう治療もすんでるはずよ、Q先生達なら平気よ大丈夫よ」

「うん、そうよね優秀な研究者だしね」

「ん……暴走しなけければだけど」

「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」


 そのナナの一言で、差し掛かっていた希望の光が突然消えた気がした。

 いま、彼女達は脳内はフル回転状態であった、すると嫌な予感が次第に大きくなりつつある。 


「「「「「----!!」」」」」

 彼女らは忘れていた(つい先ほど保健室を出るとき彼女自身言っていたのだが、それすら忘れるほど大変な一日だったのであろう)保健室の隣の治療室の別名のことを。

 

 そう治療室ではなく・学・園・研・究・室・と。

 さらに言えば、裏の呼び名はマッドサイエンティストの棲家と差ばれ恐れられている場所である。 
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