戦人学園

ゆうむ

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穏やかな一日~1

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 ーー暗い、真っ暗だった。

 気づいたらここにいた。

(アレッ? 何で私ここにいるんだろう、ーーって身体が動かせない) 

 段々と視界が戻る、目の前には、積み重なる山のように大きい魔物の数々。

 しかもこんな巨大で不気味な魔物は見たことはない、中には龍のような姿の魔物までいる。




 終わった、すべてではないが被害を最小に出来た。

(う~~ん、何だろう身体が勝手に動いてる、あぁ、なるほどこれは夢ね、でもなんでこんな戦いの跡のような夢を……そうか、昨日の初めての実戦のせいね)

「さぁみんな、これで救われたよ、アレに怯える日々は終わった」

 私? いや、この身体の持ち主は心から喜んでいた。

(心がとても温かい、すごく良い人のようね、まるで私みたい)

 そして喜びを分かち合うため、皆に振り返えろうとした。

「あぁ、アンタはよくやってくれた。流石最……の〇〇だ、ご苦労さん、おやすみ〇〇〇、永遠にな」

「----ッ!!」  




 突然、背中に激痛が走る。

 振り返ると、そこには各々武器を持ち、狂気に満ちた目をした兵隊達の姿。

 鎧や剣の金属音が耳に響いてくる。

 むせ返るような鉄のにおい、血のにおいが周囲に充満してくる。

 ゆっくりと自分の胸を見る、そこには槍が、まるで大地から無数に竹が生えるようであった。

 

 浴びせられる罵倒、狂ったように発せられる言葉、死ね、死ね、死んでしまえーーと。

 何故このようなことに、自分は皆の為に戦ったのにどうして。

 頭に響くのは死ね、死んでしまえという罵声の声。次第に声が大きくなる、耳を塞いでも塞ぎきれないほどの音量になっていた。

 しばらくすると、最早どうでもよくなり、流れる血により、赤く染まりつつある視界を閉じ両の手で耳をふさぐ。

 痛い、痛い、しばらくするともう痛みは感じなくなっていた。

 違う、この痛みより別の痛みの方が強かったから、肉体的ではない、心が痛かった。

 体の痛みなど、この痛みに比べれば……ちっぽけでとても些細なものに感じた。

 真っ暗の闇、漆黒の闇にしずむ心、もう止まらない、最早止められない。

 体が小さくなるようだ、痛みはないが次第に何かが奪われていくのがわかった。

「もう、いやだ、……もう誰も信じることが出来ない、……駄目、駄目だ信じるんだ、もうあのーーひ……げ……」

(頭が、身体が引き裂かせるよう……くっ、この人物の心が壊れていくのがわかる、だ、誰か助けてあげて……)

 私自身、夢だと思えないほどの痛みを感じていた、これは本当に夢なのか、こんな理不尽なことが本当に……
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