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穏やかな一日~3
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さて、お久しぶりです。
何かややこしいことになっています、上からの圧力とか、無のーーいえ、あまり真面目に仕事をしない彼等に期待するほうがおかしいのでしょうね。
アノ闇喰いのことは口外できませんし、まぁする気もありませんが。
私達の体のことも訳がわかりません、確かにあの時私は、記憶が正しいのなら腹部に致命傷を受けたはずなのですが、いくら見ても傷ひとつありませんでした。
記憶が間違っているのでしょうか、しかし皆の記憶も違うというのはおかしいです。
訳がわかりません、誰か教えてほしいです、説明責任を果たしてください……と、言っても仕方がありません。
そこで私は、たった今、心機一転するにあたって。
丁度、今朝寮にあった朝刊の折込チラシに、美容院のカット89%OFFチケットが入っていたので紙をーーいえ、髪をばっさりと切ってまいりました。
自分で言うのもなんですが、ショートの私もかなりいけてると思います。
休みは明日までなので、今日はゆっくりとした時間をすごすことにします。
街でピナ達と待ち合わせしてます、今日は気分をかえ昼食を外で食べようと朝話しをしました。
今日は少し位体力をつける為、仕方なく、--そう、仕方なくお肉(食べ放題)を食べることを満場一致で決定しました。
確かに彼女のいうとおりであった、短くしたことで活発な感じが強まったが、それでも彼女は極上の美少女である。
今日の彼女、白と薄い青のプリントシャツに黒のホットパンツ姿、ジーンズ素材の袖なしのジャケットを上から羽織っていた。
中でも彼女の髪と同じ色の蒼いソックスと、ホットパンツの間の絶対領域が自然と目に付いた。
長い髪の時、見た目は別として決して態度や言動は、おしとやかとは言えなかった。
しかし髪を切ったことにより、見た目にも健康的で活発そうな美少女となっていた。
道行く人が彼女を見るため、自然と振り返るのがわかる。
ゆっくりと歩き始めるメル、途中小腹が空いたのか、パン屋で焼きたての食パン(1斤)を買い、さらに揚げたてコロッケ10個を買ってはさみ、軽くつまみながら待ち合わせ場所へ向かう。
5分ほど歩き、噴水のある大広場に到着。
すでに先ほどの巨大なパンはおなかの中に消えていた、手と口元をハンカチで拭きながら周囲を見回し彼女達を探す。
「ねぇねぇ~~きみーーーー!!」
「彼女ってばさーーーー!!」
振り返ることもなく、裏拳1発でナンパ男どもを沈める。
やはり目を引くほどの美少女のメル、ここに到着し数分しか経過してないが、彼女の拳に沈められた男の山が出来ていた。
次第にイラついてきたメル、うんざりしてきた、そろそろ本気で切れそうであった。
今まさに、こめかみ付近に血管が浮かび上がりそうであった。
その背後に2人の男性の影が浮かび上がった、ゆっくりとメルの肩に手を伸ばす1人の男性。
「そこの元気そうな彼女~~俺達とーーーーーって、危ない俺達だ、冗談だって、落ち着けよメル」
「なんだクリス達だったの、いい加減うっとおしくて帰ろうかと思ってた所よ」
彼女の全身のバネを使った高速裏拳、それを難なく受け止めた左手をさするクリス。
「どうだクリス、私の言った通りだったろう、メルは無意識でも必ず人体の急所を狙うって」
彼の言うとおりであった、メルの裏拳は巨人のクリスの顎先を狙っていた。
「さ~てメル、遅くなってごめんね、じゃあ軽い食事を取りに行きましょうか」
「ん、焼肉、食べ放題、45%OFFチケット持ってきた」
人通りの多い噴水広場を抜け、目指すは焼肉食べ放題。
お昼前の街は人と誘惑に満ち溢れていた、肉を揚げる悪魔のごとき香り、食欲をそそるスパイシーな食べ物が彼女達に襲い掛かる。
それらの誘惑を振り切り、馴染みの定食屋にやってきた一同。
「おばちゃーーん、こんにちわーー、まだ席は空いてるかな」
彼女の元気な声に、店主とおぼしき風貌の50代半ばの恰幅の良い女性、店の奥から厨房と店内を仕切る暖簾を手で払いのけ顔を覗かせる。
「おやおや、あんたたちかい。この魔物のお肉大量に狩ってきてくれたんだってね、おかげで肉の新商品や食べ放題が好評でこの商店街も潤うってもんさね」
「……あっ、そうなんだよかったわね、まぁいいわとりあえず食べ放題5人ね、それで席は空いてるかしら」
アルバイトの若いウエイトレスに奥の座敷に案内される、堀コタツ式のテーブルを皆で囲む。
山のように詰まれた肉が次々と鉄板で焼かれていく。
赤々と熱された鉄板、肉汁とたれの香りが若い彼女達の食欲を刺激する。
不意に誰かに呼ばれたような気がした、周囲を見まわすと、様々な人たちが彼女達特殊科の学生に感謝の言葉をかけてきた。
「みなさん聞いてください、私はシスター、神官ですので無益な殺生は好みません。今回の実戦討伐でも非力な私は皆の援護しか出来ませんでしたの」
彼女の言葉に周囲が静まり返った。
「……あっ、いやシスターだったのかこれは申し訳ない、特殊科の生徒って聞いたので前線組かと勘違いしてたよ」
「いや、おじさん謝らなくていいですよ、こいつは確かに神官だが、こう見えても今回トップクラスのキル数(討伐数)を獲得してるんだから」
「ん、破壊神官、暴走シスターの異名は伊達じゃない」
「----ッ、あんた達ぃぃーーーー余計なこと言うんじゃないわよーーーー」
笑いが店中に響き渡り、お昼の穏やかな時間が過ぎていく。
街は今日も平和である。
何かややこしいことになっています、上からの圧力とか、無のーーいえ、あまり真面目に仕事をしない彼等に期待するほうがおかしいのでしょうね。
アノ闇喰いのことは口外できませんし、まぁする気もありませんが。
私達の体のことも訳がわかりません、確かにあの時私は、記憶が正しいのなら腹部に致命傷を受けたはずなのですが、いくら見ても傷ひとつありませんでした。
記憶が間違っているのでしょうか、しかし皆の記憶も違うというのはおかしいです。
訳がわかりません、誰か教えてほしいです、説明責任を果たしてください……と、言っても仕方がありません。
そこで私は、たった今、心機一転するにあたって。
丁度、今朝寮にあった朝刊の折込チラシに、美容院のカット89%OFFチケットが入っていたので紙をーーいえ、髪をばっさりと切ってまいりました。
自分で言うのもなんですが、ショートの私もかなりいけてると思います。
休みは明日までなので、今日はゆっくりとした時間をすごすことにします。
街でピナ達と待ち合わせしてます、今日は気分をかえ昼食を外で食べようと朝話しをしました。
今日は少し位体力をつける為、仕方なく、--そう、仕方なくお肉(食べ放題)を食べることを満場一致で決定しました。
確かに彼女のいうとおりであった、短くしたことで活発な感じが強まったが、それでも彼女は極上の美少女である。
今日の彼女、白と薄い青のプリントシャツに黒のホットパンツ姿、ジーンズ素材の袖なしのジャケットを上から羽織っていた。
中でも彼女の髪と同じ色の蒼いソックスと、ホットパンツの間の絶対領域が自然と目に付いた。
長い髪の時、見た目は別として決して態度や言動は、おしとやかとは言えなかった。
しかし髪を切ったことにより、見た目にも健康的で活発そうな美少女となっていた。
道行く人が彼女を見るため、自然と振り返るのがわかる。
ゆっくりと歩き始めるメル、途中小腹が空いたのか、パン屋で焼きたての食パン(1斤)を買い、さらに揚げたてコロッケ10個を買ってはさみ、軽くつまみながら待ち合わせ場所へ向かう。
5分ほど歩き、噴水のある大広場に到着。
すでに先ほどの巨大なパンはおなかの中に消えていた、手と口元をハンカチで拭きながら周囲を見回し彼女達を探す。
「ねぇねぇ~~きみーーーー!!」
「彼女ってばさーーーー!!」
振り返ることもなく、裏拳1発でナンパ男どもを沈める。
やはり目を引くほどの美少女のメル、ここに到着し数分しか経過してないが、彼女の拳に沈められた男の山が出来ていた。
次第にイラついてきたメル、うんざりしてきた、そろそろ本気で切れそうであった。
今まさに、こめかみ付近に血管が浮かび上がりそうであった。
その背後に2人の男性の影が浮かび上がった、ゆっくりとメルの肩に手を伸ばす1人の男性。
「そこの元気そうな彼女~~俺達とーーーーーって、危ない俺達だ、冗談だって、落ち着けよメル」
「なんだクリス達だったの、いい加減うっとおしくて帰ろうかと思ってた所よ」
彼女の全身のバネを使った高速裏拳、それを難なく受け止めた左手をさするクリス。
「どうだクリス、私の言った通りだったろう、メルは無意識でも必ず人体の急所を狙うって」
彼の言うとおりであった、メルの裏拳は巨人のクリスの顎先を狙っていた。
「さ~てメル、遅くなってごめんね、じゃあ軽い食事を取りに行きましょうか」
「ん、焼肉、食べ放題、45%OFFチケット持ってきた」
人通りの多い噴水広場を抜け、目指すは焼肉食べ放題。
お昼前の街は人と誘惑に満ち溢れていた、肉を揚げる悪魔のごとき香り、食欲をそそるスパイシーな食べ物が彼女達に襲い掛かる。
それらの誘惑を振り切り、馴染みの定食屋にやってきた一同。
「おばちゃーーん、こんにちわーー、まだ席は空いてるかな」
彼女の元気な声に、店主とおぼしき風貌の50代半ばの恰幅の良い女性、店の奥から厨房と店内を仕切る暖簾を手で払いのけ顔を覗かせる。
「おやおや、あんたたちかい。この魔物のお肉大量に狩ってきてくれたんだってね、おかげで肉の新商品や食べ放題が好評でこの商店街も潤うってもんさね」
「……あっ、そうなんだよかったわね、まぁいいわとりあえず食べ放題5人ね、それで席は空いてるかしら」
アルバイトの若いウエイトレスに奥の座敷に案内される、堀コタツ式のテーブルを皆で囲む。
山のように詰まれた肉が次々と鉄板で焼かれていく。
赤々と熱された鉄板、肉汁とたれの香りが若い彼女達の食欲を刺激する。
不意に誰かに呼ばれたような気がした、周囲を見まわすと、様々な人たちが彼女達特殊科の学生に感謝の言葉をかけてきた。
「みなさん聞いてください、私はシスター、神官ですので無益な殺生は好みません。今回の実戦討伐でも非力な私は皆の援護しか出来ませんでしたの」
彼女の言葉に周囲が静まり返った。
「……あっ、いやシスターだったのかこれは申し訳ない、特殊科の生徒って聞いたので前線組かと勘違いしてたよ」
「いや、おじさん謝らなくていいですよ、こいつは確かに神官だが、こう見えても今回トップクラスのキル数(討伐数)を獲得してるんだから」
「ん、破壊神官、暴走シスターの異名は伊達じゃない」
「----ッ、あんた達ぃぃーーーー余計なこと言うんじゃないわよーーーー」
笑いが店中に響き渡り、お昼の穏やかな時間が過ぎていく。
街は今日も平和である。
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