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────6章『絆』
■4「二人に愛されて」【R】
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****♡Side・咲夜
「お口汚れちゃったね」
と、咲夜は久隆に引き起こされ、その胸に背中をあづけるように座らされると、熱い目をした葵に口元を柔らかいタオルで拭われる。
「ふ..んッ?!」
え?
なんでなんで?!
「いい子にしてるんだよ?咲夜」
久隆の膝の上に両足を置かれ、Ⅿ字に開かれる。
つまり、葵に性器を晒すカッコにされたのであった。
怖い!
怖いよ..まさか、葵に挿れられたりしないよね?
そこは久隆だけの..。
後ろは久隆以外は、やだよぉ。
両手首を久隆に掴まれ、抵抗は不可能。
「咲夜」
名前を呼ばれ、不安そうに久隆を見上げると口づけられ、
「んんッ?!」
次の瞬間、咲夜には信じられないことが起きる。
「やぁッ..葵ッ。やだぁッ」
なんと、咲夜自身を葵が咥えていた。
「何してるのッ!..やんッ」
「見てわからない?フェラだよぉ?」
いたずらっぽくこちらを見上げてくる葵が厭らしい。
「やめッ..葵が汚れちゃ..う..んッ..はぁッ」
「美味しいよッ..サクのここ、ホントエッチぃ色だねッ」
「久隆ッ..葵をとめてぇ..あんッ」
久隆は咲夜の胸の飾りを執拗にいじくり回しながら、首筋に舌を這わせている。それどころか、
「エッチな子猫ちゃんにペロペロされて気持ちいの?咲夜」
などと言う始末。
「やぁッ..ダメぇ」
上手いわけではないのに、チロチロと這う葵の舌が可愛すぎておかしくなりそうだ。
「あむあむしないでぇッ..それダメ..ああッ」
「でも、サクのここ、気持ちいって言ってるよ?」
葵の可愛い指先が、カリの部分や裏筋をリズミカルに刺激する。
「やぁッ..はぅッ」
「咲夜、可愛い」
久隆の良い声が脳内を犯してゆく。
「エッチなサク、可愛いッ」
「だめッ..吸っちゃダメッ」
「イってもいいよ?」
「あああッ」
咲夜は強く吸い上げられ、達してしまった。
「うぅ..」
「最高ッ。サク、可愛いッ」
葵は歓喜している。
「どうする?」
ぐったりしている咲夜を横たえながら、久隆が葵に問う。
「サク先でいいよッ。なめなめしてもらうから」
「この状態じゃ、無理っぽいしね」
そう言うと、久隆は咲夜の腰を高く持上げ双丘を拡げた。
「んんッ..久隆ッ」
久隆が咲夜の蕾に舌を這わすので、甘い声が漏れた。葵は、咲夜の頭の方に移動すると胸の飾りに舌を這わせ始める。
「ああッ」
気持ちいいところを二人に責められおかしくなりそうだ。
「咲夜、もっと甘い声で啼いてごらん?そしたら指でくちゅくちゅしてあげるよ」
早く、久隆が欲しいよぉッ。
「ああんッ..はぁッ」
「いい子」
葵がジェルのボトルのキャップを開けると、久隆が手を出した。ツーカーの二人に咲夜はちょっぴりやきもちを妬く。
「あッ..」
大好きな久隆の、ジェルに濡れた指先が入り口を撫でるようにそっと咲夜の蕾に侵入してくる。
「ああッ..んんッ」
正直、久隆はセックスが上手い。多分冷静だからだ。我を忘れるくらい彼を夢中にさせてみたいと常々思っているが、大抵夢中になって我を忘れるのは咲夜の方だ。
「んんッ」
「きもちい?」
久隆の優しい声に、咲夜は溺れそうになる。
「きもちぃよお」
何度もジェルを垂らしながらほぐしてゆく久隆の指に咲夜は夢中になり、腰が揺れた。
「ねえ、挿れて。久隆がほしッ」
夢中になってゆく咲夜に、葵が上気した熱い瞳を向ける。
「挿れてあげる。だから、葵ちゃんも気持ちよくさせてあげるんだよ?」
その久隆の言葉に咲夜がコクコクと頷くと、
「ああッ」
彼自身が侵入してくる、ゆっくりと奥へ。
「サクぅ、可愛いッ」
咲夜は、興奮している葵自身を咥えた。
****
「葵ちゃん、こっち向いて咲夜に顔面騎乗して」
久隆は二人の様子を見ながら葵にそう言う。
「ふえ?」
葵がきょとんとする。
「咲夜、後ろ舐めてあげるんだよ?」
「うんッ」
始終咲夜は久隆の言いなりだった。
久隆のきもちぃ
奥きもちぃのッ
咲夜は葵の腰を両手で支えると、ちろちろと舌を出して葵の奥の蕾を舐めはじめる。
「あッ..サク..きもちいッ」
葵の小さくてピンクの蕾が気持ちよさそうにピクピクし始めると、咲夜は指でプチプチと押したり唇でむにむにした。
「やぁッ..サクぅ..いたずらダメぇ..」
葵が可愛くて咲夜がちゅるッと吸うと、久隆がジェルのボトルに手を伸ばす。
「咲夜、これでくちゅくちゅしてあげて」
「うんッ」
咲夜は葵の蕾にジェルを塗り込めるとをプチゅプチゅと指を抜き差しする。
「あッ..んんッ」
「きもちぃ?」
「いいッ。変になっちゃうよぉ」
葵が仰け反り喘ぐのを見て、久隆が葵の胸の飾りに手を伸ばした。
「やぁんッ」
「久隆ッ。ダメッ」
久隆がくりくりと葵の胸の飾りを弄ってあげていると、やきもちを妬いた咲夜が怒る。
「しょうがないなぁ」
久隆が苦笑いしながら、咲夜から自分自身を引き抜くと葵に降りるように指示した。
「咲夜、挿れてあげるんだよ?」
久隆が咲夜を引っ張り起こすとニッコリ微笑んで。
もっと欲しいのにッ
なんで抜いちゃうの?
残念そうな顔をして葵に覆い被さると、久隆に葵ごとベッドの端まで引っ張られる。
「ふあ?」
ベッドの側に立った久隆から耳元で、
「ほら、早く挿れて」
と咲夜は催促された。
「うん..!?」
ええぇっ?!
「あ..やぁんッ..久隆ッ」
入ってきちゃッ..。
なにこれ、きもちいッ。
葵と繋がる咲夜に久隆は自分自身を挿入した。
「久隆ッダメぇッ」
前も後ろも繋がって、咲夜はあまりの刺激に意識が飛びそうになる。
「んんッ。サクぅきもちいッ」
葵も夢中になり腰が揺れていた。
「あああッ..もッ..やぁッ」
喘ぐ二人を久隆は満足そうに見ていたのだった。
**
「大丈夫?」
と、ぐったりベッドに突っ伏す咲夜と葵を、久隆はニコニコしながら見ていた。
「明日の花火大会楽しみだねッ」
葵が嬉しそうに言うのを、うとうとしながら咲夜は聞いている。
「咲夜、眠くなっちゃったの?」
久隆が頭を撫でてくれるのが気持ちいい。
「久隆..」
咲夜は彼に向かって手を伸ばす。
「側にいるよ。今日は三人で寝ようね」
その優しい声を聞きながら、咲夜は目を閉じた。
****
なんですぐそうなのッ。
ちょっと目を離すとすぐッ。
咲夜が起きると久隆はすでに側におらず、葵から”下に行ったよ”と教わりエントランスに向かうと彼は大里にハグされていた。
どこの国の人だよッ。
ムッとしながらエントランスまで降りると、大里が気付き久隆から離れ、
「ん?」
大里の視線を追った彼が振り返る。
「咲夜」
“おはよ”といいながら久隆は近づいて来るが、咲夜はだんまりを決め込む。
分かってるよ。
なんでもかんでも束縛したらダメだって。
でも、されるがままはダメなんじゃないの?
大里くんは久隆のことが好きなわけだし。
「咲夜?」
「むぅ」
咲夜がむぎゅッと抱きつくと“可愛い”と言って、彼が抱きしめ返してくれる。
久隆は俺のッ。
あげないんだから。
「着替えて朝御飯にしようよ、咲夜」
「寂しいから一緒に来てくれる?」
必殺、おねだり。久隆は咲夜に甘えられるのが好きだから、きっと一緒に来てくれると確信しつつそう言うと、
「可愛いなぁ、もう」
と彼は嬉しそうに笑う。
ほらね?
彼は腕を解くと、咲夜の手を掴む。
「大里。先に食堂行ってて」
と久隆は言って、大里に対し玄関正面から向かって左に指を向ける。玄関正面から向かって、エントランスを真っ直ぐ進むと大食堂。立食パーティーなどに使われる広いところがある。左手奥には、お洒落でカフェテリアのようなヴッド調の従業員食堂が。四人席や壁に作られたカウンター席など合わせて二十数席分ほどの広さで休憩にも使われている居心地のよい空間だ。朝はビュッフェ方式で、料理長の南を始めとした三人の料理人が腕を振るってくれる。
大崎邸では非番日や、仕事の終わった後などはお酒も飲み放題なので敷地内に作られた宿舎に住む従業員がほとんど。宿舎に遊びにいったことがあるが、これまたアンティーク調の素敵な洋館である。ファミリーと銘打つ以上、とても従業員を大切にしていることが窺えた。何故、大崎社長がここまでするのか疑問に感じたこともあり、その理由とは”少しでも長くファミリーでいて欲しいから”である。それもこれも全ては久隆のためなのだ。咲夜と葵がここに一緒に住みたいと言った時も、大崎社長は手放しで喜んでくれ保護者への交渉をしてくれたのだ。
「葵ちゃん、おはよ」
咲夜たちは階段の途中で葵とすれ違う。
「大里が先に行ってるから」
と久隆が声をかけると、
「はぁい。後でね!」
と出かける準備が整っている葵は鼻唄を歌いながら階段を降りていく。
「デザート。デザート」
とルンルンである。
「今日は、予定がいっぱいだね。図書館の後はお買い物で、夜は花火大会。お昼どこにしようかな?」
と、久隆。
「楽しみだねッ」
咲夜は久隆にベッタリ出来るのが嬉しくてニコニコしながら彼の後に続いて部屋に入ったのだった。
「お口汚れちゃったね」
と、咲夜は久隆に引き起こされ、その胸に背中をあづけるように座らされると、熱い目をした葵に口元を柔らかいタオルで拭われる。
「ふ..んッ?!」
え?
なんでなんで?!
「いい子にしてるんだよ?咲夜」
久隆の膝の上に両足を置かれ、Ⅿ字に開かれる。
つまり、葵に性器を晒すカッコにされたのであった。
怖い!
怖いよ..まさか、葵に挿れられたりしないよね?
そこは久隆だけの..。
後ろは久隆以外は、やだよぉ。
両手首を久隆に掴まれ、抵抗は不可能。
「咲夜」
名前を呼ばれ、不安そうに久隆を見上げると口づけられ、
「んんッ?!」
次の瞬間、咲夜には信じられないことが起きる。
「やぁッ..葵ッ。やだぁッ」
なんと、咲夜自身を葵が咥えていた。
「何してるのッ!..やんッ」
「見てわからない?フェラだよぉ?」
いたずらっぽくこちらを見上げてくる葵が厭らしい。
「やめッ..葵が汚れちゃ..う..んッ..はぁッ」
「美味しいよッ..サクのここ、ホントエッチぃ色だねッ」
「久隆ッ..葵をとめてぇ..あんッ」
久隆は咲夜の胸の飾りを執拗にいじくり回しながら、首筋に舌を這わせている。それどころか、
「エッチな子猫ちゃんにペロペロされて気持ちいの?咲夜」
などと言う始末。
「やぁッ..ダメぇ」
上手いわけではないのに、チロチロと這う葵の舌が可愛すぎておかしくなりそうだ。
「あむあむしないでぇッ..それダメ..ああッ」
「でも、サクのここ、気持ちいって言ってるよ?」
葵の可愛い指先が、カリの部分や裏筋をリズミカルに刺激する。
「やぁッ..はぅッ」
「咲夜、可愛い」
久隆の良い声が脳内を犯してゆく。
「エッチなサク、可愛いッ」
「だめッ..吸っちゃダメッ」
「イってもいいよ?」
「あああッ」
咲夜は強く吸い上げられ、達してしまった。
「うぅ..」
「最高ッ。サク、可愛いッ」
葵は歓喜している。
「どうする?」
ぐったりしている咲夜を横たえながら、久隆が葵に問う。
「サク先でいいよッ。なめなめしてもらうから」
「この状態じゃ、無理っぽいしね」
そう言うと、久隆は咲夜の腰を高く持上げ双丘を拡げた。
「んんッ..久隆ッ」
久隆が咲夜の蕾に舌を這わすので、甘い声が漏れた。葵は、咲夜の頭の方に移動すると胸の飾りに舌を這わせ始める。
「ああッ」
気持ちいいところを二人に責められおかしくなりそうだ。
「咲夜、もっと甘い声で啼いてごらん?そしたら指でくちゅくちゅしてあげるよ」
早く、久隆が欲しいよぉッ。
「ああんッ..はぁッ」
「いい子」
葵がジェルのボトルのキャップを開けると、久隆が手を出した。ツーカーの二人に咲夜はちょっぴりやきもちを妬く。
「あッ..」
大好きな久隆の、ジェルに濡れた指先が入り口を撫でるようにそっと咲夜の蕾に侵入してくる。
「ああッ..んんッ」
正直、久隆はセックスが上手い。多分冷静だからだ。我を忘れるくらい彼を夢中にさせてみたいと常々思っているが、大抵夢中になって我を忘れるのは咲夜の方だ。
「んんッ」
「きもちい?」
久隆の優しい声に、咲夜は溺れそうになる。
「きもちぃよお」
何度もジェルを垂らしながらほぐしてゆく久隆の指に咲夜は夢中になり、腰が揺れた。
「ねえ、挿れて。久隆がほしッ」
夢中になってゆく咲夜に、葵が上気した熱い瞳を向ける。
「挿れてあげる。だから、葵ちゃんも気持ちよくさせてあげるんだよ?」
その久隆の言葉に咲夜がコクコクと頷くと、
「ああッ」
彼自身が侵入してくる、ゆっくりと奥へ。
「サクぅ、可愛いッ」
咲夜は、興奮している葵自身を咥えた。
****
「葵ちゃん、こっち向いて咲夜に顔面騎乗して」
久隆は二人の様子を見ながら葵にそう言う。
「ふえ?」
葵がきょとんとする。
「咲夜、後ろ舐めてあげるんだよ?」
「うんッ」
始終咲夜は久隆の言いなりだった。
久隆のきもちぃ
奥きもちぃのッ
咲夜は葵の腰を両手で支えると、ちろちろと舌を出して葵の奥の蕾を舐めはじめる。
「あッ..サク..きもちいッ」
葵の小さくてピンクの蕾が気持ちよさそうにピクピクし始めると、咲夜は指でプチプチと押したり唇でむにむにした。
「やぁッ..サクぅ..いたずらダメぇ..」
葵が可愛くて咲夜がちゅるッと吸うと、久隆がジェルのボトルに手を伸ばす。
「咲夜、これでくちゅくちゅしてあげて」
「うんッ」
咲夜は葵の蕾にジェルを塗り込めるとをプチゅプチゅと指を抜き差しする。
「あッ..んんッ」
「きもちぃ?」
「いいッ。変になっちゃうよぉ」
葵が仰け反り喘ぐのを見て、久隆が葵の胸の飾りに手を伸ばした。
「やぁんッ」
「久隆ッ。ダメッ」
久隆がくりくりと葵の胸の飾りを弄ってあげていると、やきもちを妬いた咲夜が怒る。
「しょうがないなぁ」
久隆が苦笑いしながら、咲夜から自分自身を引き抜くと葵に降りるように指示した。
「咲夜、挿れてあげるんだよ?」
久隆が咲夜を引っ張り起こすとニッコリ微笑んで。
もっと欲しいのにッ
なんで抜いちゃうの?
残念そうな顔をして葵に覆い被さると、久隆に葵ごとベッドの端まで引っ張られる。
「ふあ?」
ベッドの側に立った久隆から耳元で、
「ほら、早く挿れて」
と咲夜は催促された。
「うん..!?」
ええぇっ?!
「あ..やぁんッ..久隆ッ」
入ってきちゃッ..。
なにこれ、きもちいッ。
葵と繋がる咲夜に久隆は自分自身を挿入した。
「久隆ッダメぇッ」
前も後ろも繋がって、咲夜はあまりの刺激に意識が飛びそうになる。
「んんッ。サクぅきもちいッ」
葵も夢中になり腰が揺れていた。
「あああッ..もッ..やぁッ」
喘ぐ二人を久隆は満足そうに見ていたのだった。
**
「大丈夫?」
と、ぐったりベッドに突っ伏す咲夜と葵を、久隆はニコニコしながら見ていた。
「明日の花火大会楽しみだねッ」
葵が嬉しそうに言うのを、うとうとしながら咲夜は聞いている。
「咲夜、眠くなっちゃったの?」
久隆が頭を撫でてくれるのが気持ちいい。
「久隆..」
咲夜は彼に向かって手を伸ばす。
「側にいるよ。今日は三人で寝ようね」
その優しい声を聞きながら、咲夜は目を閉じた。
****
なんですぐそうなのッ。
ちょっと目を離すとすぐッ。
咲夜が起きると久隆はすでに側におらず、葵から”下に行ったよ”と教わりエントランスに向かうと彼は大里にハグされていた。
どこの国の人だよッ。
ムッとしながらエントランスまで降りると、大里が気付き久隆から離れ、
「ん?」
大里の視線を追った彼が振り返る。
「咲夜」
“おはよ”といいながら久隆は近づいて来るが、咲夜はだんまりを決め込む。
分かってるよ。
なんでもかんでも束縛したらダメだって。
でも、されるがままはダメなんじゃないの?
大里くんは久隆のことが好きなわけだし。
「咲夜?」
「むぅ」
咲夜がむぎゅッと抱きつくと“可愛い”と言って、彼が抱きしめ返してくれる。
久隆は俺のッ。
あげないんだから。
「着替えて朝御飯にしようよ、咲夜」
「寂しいから一緒に来てくれる?」
必殺、おねだり。久隆は咲夜に甘えられるのが好きだから、きっと一緒に来てくれると確信しつつそう言うと、
「可愛いなぁ、もう」
と彼は嬉しそうに笑う。
ほらね?
彼は腕を解くと、咲夜の手を掴む。
「大里。先に食堂行ってて」
と久隆は言って、大里に対し玄関正面から向かって左に指を向ける。玄関正面から向かって、エントランスを真っ直ぐ進むと大食堂。立食パーティーなどに使われる広いところがある。左手奥には、お洒落でカフェテリアのようなヴッド調の従業員食堂が。四人席や壁に作られたカウンター席など合わせて二十数席分ほどの広さで休憩にも使われている居心地のよい空間だ。朝はビュッフェ方式で、料理長の南を始めとした三人の料理人が腕を振るってくれる。
大崎邸では非番日や、仕事の終わった後などはお酒も飲み放題なので敷地内に作られた宿舎に住む従業員がほとんど。宿舎に遊びにいったことがあるが、これまたアンティーク調の素敵な洋館である。ファミリーと銘打つ以上、とても従業員を大切にしていることが窺えた。何故、大崎社長がここまでするのか疑問に感じたこともあり、その理由とは”少しでも長くファミリーでいて欲しいから”である。それもこれも全ては久隆のためなのだ。咲夜と葵がここに一緒に住みたいと言った時も、大崎社長は手放しで喜んでくれ保護者への交渉をしてくれたのだ。
「葵ちゃん、おはよ」
咲夜たちは階段の途中で葵とすれ違う。
「大里が先に行ってるから」
と久隆が声をかけると、
「はぁい。後でね!」
と出かける準備が整っている葵は鼻唄を歌いながら階段を降りていく。
「デザート。デザート」
とルンルンである。
「今日は、予定がいっぱいだね。図書館の後はお買い物で、夜は花火大会。お昼どこにしようかな?」
と、久隆。
「楽しみだねッ」
咲夜は久隆にベッタリ出来るのが嬉しくてニコニコしながら彼の後に続いて部屋に入ったのだった。
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