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━1章【HAPPY ENDには程遠い】━
7 ヤキモチ妬きにキス
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****♡side・美崎
「あのさ……」
美崎が珍しく無言で家路を歩いていると、鶴城がおずおずと声をかけてくる。
──慎……?
名前で呼び合うような仲なのか?
そんな感じはしなかったが。
いや、ヤキモチ妬く権利なんてどこにもない。
そもそも自分が鶴城の好意をはね除けて来たのだから。
それに、鶴城だって嫌がっていたわけだし。
美崎は一所懸命二人の仲を心の中で否定し、落ち着こうとしていた。
そんな美崎に彼は弁明をする。
「誤解だから」
「何が?」
──何も誤解なんてしていない。
勝手に謝られても困る。
怒ってもいない。
そんな権利俺にないのだから。
「あは。興味もないか」
「だから、何が?」
珍しく自虐的な鶴城に、どう返せば正解なのかわからない。
彼はいつだって美崎の気持ちなんてお構いなしで、強引なのに。
「顔色一つ変えないなんて。さすがに、凹むわ」
「だから、何のことだよ」
立ち止まって鶴城を見上げると、鶴城は切なげに微笑む。
「俺が、誰かに下の名前で呼ばれていても美崎は平気なのか?」
「何が言いたいんだよ」
「妬いてもくれないんだ?」
──何言ってんだ、こいつは。
なんでそんな泣きそうな顔するんだよ。
俺たちは恋人なんかじゃないのに。
「妬いて欲しいのか?」
「うん」
「は?」
美崎の質問に素直にYESと答える彼。
意味が分からない。
──そんな権利なんてないのに?
美崎は鶴城の襟元を両手で掴むと引き寄せた。
無駄に高い身長だなと思いながら。
「美崎?」
驚く彼にそっと、目を閉じ口づける。
妬いてるよと、言うように。
鶴城は俺のだよと、言うように。
「美崎……」
「んんッ」
しかし、彼はそんなのが通じるほどロマンチックなヤツではなかった。
──バカ! 往来で舌絡めるなッ。
お前は外国人かッ!
おいいッ。
鶴城が調子に乗って執拗に口づけるので、美崎は軽く蹴る。
「足癖悪いなー」
「鶴城がしつこいからだろ」
「慎って呼んでよ」
「は? なんで」
スルーして美崎が歩き出すと、鶴城は慌て追いかけてくる。そして鶴城に耳元で“優也”と名前を呼ばれ、美崎は赤面するのだった。
**・**
家路に着いてしばらくすると、大崎 圭一から連絡があった。
内容は『今から少し会えないか?』というもの。今日は鶴城の家にいる旨を彼に伝えるとマンションの前まで迎えに来てくれると言う。
「ちょっと出てくる。近くの喫茶店で話そうってさ」
美崎は彼の呼び出しにかなり期待を寄せていた。きっと圭一が自分の不安もなんもかも取っ払てくれる。いや、取っ払う方法を提示してくれるはずだと。
「気をつけてな」
美崎は思っていた。もし今回の件で自分の不安がなくなることがあるなら、鶴城に自分の気持ちを伝えようと。
「行ってくる」
何故か鶴城の方が明るい表情をしている。もしかしたら鶴城もまた、圭一に期待をかけているのかもしれない。
「帰りもちゃんと送って貰えよ? 危ないから」
「わかった」
『待ってる』と言う鶴城に美崎は珍しく自分からハグをした。
鶴城は一瞬驚いた顔をしたものの嬉しそうに笑っていたのだった。
「うわ」
マンションの下、ロータリーへ向かうと高級車に乗ったモデルばりのイケメンがお出迎えしてくれた。
【大崎 圭一】である。
これで全くモテなかったのだから“噂”の力とは伊達ではない。
「久しぶり。まずは乗って」
彼はわざわざ車から降りると助手席のドアを開けてくれる。大学生でありながら社長秘書も努めているというのはどうやら嘘ではなさそうだ。美崎には圭一のスマートな無駄のない動きがそれを証明しているように見えた。
「美崎、一度鶴城にね……」
車で向かった先は近くの“ガーベラ”という喫茶店。
落ち着いた雰囲気のお洒落な喫茶店で、ログハウスのような外観に蔦の葉が這わせてある。内観はアンティークな作りで天井が高く、天井にゆるりとファンが回っていた。優しい黄色の光を放つ間接照明はチューリップのような形をしており、壁に掛けられたポスターもレトロな配色でお洒落である。
「どうして片倉くんに惹かれたのか聞いてみた方がいいと思うよ」
圭一は美崎の話を一通り聞くとそう言う。
「美崎は自分が“鶴城の理想とは正反対”だと思っている。不安は全てそこから産まれていると思うんだ」
圭一の言葉を受け、確かにそうだと美崎も思った。
「少なくとも俺は、鶴城が外見で片倉くんを好きになったとは思えない」
とはいえ、あんなに可愛い子はそうそういないと思い美崎は不安になるのだった。
鶴城のかつての片思いの相手、【片倉葵】には黒い噂がある。
片倉の父は老舗の旅館なども経営する会社の社長である。しかし経営が悪化し、一人息子の葵はその容姿から財力のある人物から”慰みモノ”としての縁談が耐えないと聞いたことがあった。
時は同性婚可能な時代。その落とし穴といっても過言ではないだろう。
「なあ、美崎」
「はい」
「一つだけ確かなことが言えるとしたら。鶴城が自分の手で幸せにしたいのは、片倉くんではなく美崎だよ」
圭一の言葉に美崎はハッとする。
「大崎先輩、俺……ちゃんと鶴城と話してみます」
彼の言葉に納得した美崎は前に進みたいと思った。
「ああ、頑張れ」
──自信を持てるだろうか?
まだ、怖い。
白石のこともある。
「でももしまた挫けそうになったら話、聞いてくれますか?」
「もちろんだよ」
圭一は優しく微笑む。普段はクールな彼だが、何故か美崎には優しく接してくれる。そんな彼は美崎以上にいろんなものを抱えている人だった。だが、大変だという姿は一度も見たことは無い。いつでもどっしりと構え、何でも無いことのように振舞う。それでいて正義感に溢れた彼はいつでも人気者だった。度々ストーカーに合っていたほどに。
美崎は圭一にマンションの前まで送ってもらい、礼を言って別れる。
圭一もまたある決心をしていたことを知らずに。
美崎は彼に胸の内を明かしたことで、少しだけ勇気がでたような気がしていた。
**・**
「おかえり」
再び鶴城のマンションへ向かうと、世界で一番愛しい男は期待に満ちた目で美崎を迎え入れた。
「ただいま」
それに対して美崎は不安と緊張で些か固い表情になってしまう。先ほどの勇気は鶴城を目の前にすると、途端にしぼんでしまっていた。
「優也」
靴を脱ぎ玄関に上がると名前を呼ばれ、美崎は顔をあげたが。
その拍子に鶴城と目が合い真っ赤になる。
──下の名前を呼ばれただけなのに。
なんでたったそれだけのことがこんなに嬉しくて恥ずかしいのだろう?
「下の名前で呼ばれるのは嫌?」
鶴城の手が肩に置かれたと思ったら指先が首筋を伝う。美崎は心臓が高鳴るのを感じていた。
「嫌……じゃない」
「話、どうだった?」
「鶴城に聞きたい……ことがある」
分かったというように鶴城は美崎の肩を抱くとリビングへ。
「なんでも聞いて」
ソファーに並んで座ると彼は言う。何も隠すことは無いと受けとれるし、質問の先に未来を感じているとも思えた。美崎は助言通り、自分の自信のなさの原因と向き合うことを選択する。
「鶴城が片倉に惚れたきっかけってなんだった?」
鶴城はその質問に酷く驚いた顔をする。
そして初めて美崎が彼と恋人になるのを拒む理由を鶴城が理解したように感じた。
「優也は俺が見た目で片倉を好きになったとか思ってるんだ?」
「それは、まあ」
「俺は、片倉の社交的で一途で健気なところが好きだった。いや、尊敬に近いかもしれない」
「尊敬?」
美崎はじっと鶴城の瞳を見つめた。
「誰とでもすぐに仲良くなれるんだよ、片倉は。相手の心を開かせるのが上手いのかな。裏表なく真っ直ぐで、凄いなって思った」
『納得してくれた?』と問われ返答に困る。
「俺のどこが好き?」
それは自信のない自分を打破するための質問だった。
「あのさ……」
美崎が珍しく無言で家路を歩いていると、鶴城がおずおずと声をかけてくる。
──慎……?
名前で呼び合うような仲なのか?
そんな感じはしなかったが。
いや、ヤキモチ妬く権利なんてどこにもない。
そもそも自分が鶴城の好意をはね除けて来たのだから。
それに、鶴城だって嫌がっていたわけだし。
美崎は一所懸命二人の仲を心の中で否定し、落ち着こうとしていた。
そんな美崎に彼は弁明をする。
「誤解だから」
「何が?」
──何も誤解なんてしていない。
勝手に謝られても困る。
怒ってもいない。
そんな権利俺にないのだから。
「あは。興味もないか」
「だから、何が?」
珍しく自虐的な鶴城に、どう返せば正解なのかわからない。
彼はいつだって美崎の気持ちなんてお構いなしで、強引なのに。
「顔色一つ変えないなんて。さすがに、凹むわ」
「だから、何のことだよ」
立ち止まって鶴城を見上げると、鶴城は切なげに微笑む。
「俺が、誰かに下の名前で呼ばれていても美崎は平気なのか?」
「何が言いたいんだよ」
「妬いてもくれないんだ?」
──何言ってんだ、こいつは。
なんでそんな泣きそうな顔するんだよ。
俺たちは恋人なんかじゃないのに。
「妬いて欲しいのか?」
「うん」
「は?」
美崎の質問に素直にYESと答える彼。
意味が分からない。
──そんな権利なんてないのに?
美崎は鶴城の襟元を両手で掴むと引き寄せた。
無駄に高い身長だなと思いながら。
「美崎?」
驚く彼にそっと、目を閉じ口づける。
妬いてるよと、言うように。
鶴城は俺のだよと、言うように。
「美崎……」
「んんッ」
しかし、彼はそんなのが通じるほどロマンチックなヤツではなかった。
──バカ! 往来で舌絡めるなッ。
お前は外国人かッ!
おいいッ。
鶴城が調子に乗って執拗に口づけるので、美崎は軽く蹴る。
「足癖悪いなー」
「鶴城がしつこいからだろ」
「慎って呼んでよ」
「は? なんで」
スルーして美崎が歩き出すと、鶴城は慌て追いかけてくる。そして鶴城に耳元で“優也”と名前を呼ばれ、美崎は赤面するのだった。
**・**
家路に着いてしばらくすると、大崎 圭一から連絡があった。
内容は『今から少し会えないか?』というもの。今日は鶴城の家にいる旨を彼に伝えるとマンションの前まで迎えに来てくれると言う。
「ちょっと出てくる。近くの喫茶店で話そうってさ」
美崎は彼の呼び出しにかなり期待を寄せていた。きっと圭一が自分の不安もなんもかも取っ払てくれる。いや、取っ払う方法を提示してくれるはずだと。
「気をつけてな」
美崎は思っていた。もし今回の件で自分の不安がなくなることがあるなら、鶴城に自分の気持ちを伝えようと。
「行ってくる」
何故か鶴城の方が明るい表情をしている。もしかしたら鶴城もまた、圭一に期待をかけているのかもしれない。
「帰りもちゃんと送って貰えよ? 危ないから」
「わかった」
『待ってる』と言う鶴城に美崎は珍しく自分からハグをした。
鶴城は一瞬驚いた顔をしたものの嬉しそうに笑っていたのだった。
「うわ」
マンションの下、ロータリーへ向かうと高級車に乗ったモデルばりのイケメンがお出迎えしてくれた。
【大崎 圭一】である。
これで全くモテなかったのだから“噂”の力とは伊達ではない。
「久しぶり。まずは乗って」
彼はわざわざ車から降りると助手席のドアを開けてくれる。大学生でありながら社長秘書も努めているというのはどうやら嘘ではなさそうだ。美崎には圭一のスマートな無駄のない動きがそれを証明しているように見えた。
「美崎、一度鶴城にね……」
車で向かった先は近くの“ガーベラ”という喫茶店。
落ち着いた雰囲気のお洒落な喫茶店で、ログハウスのような外観に蔦の葉が這わせてある。内観はアンティークな作りで天井が高く、天井にゆるりとファンが回っていた。優しい黄色の光を放つ間接照明はチューリップのような形をしており、壁に掛けられたポスターもレトロな配色でお洒落である。
「どうして片倉くんに惹かれたのか聞いてみた方がいいと思うよ」
圭一は美崎の話を一通り聞くとそう言う。
「美崎は自分が“鶴城の理想とは正反対”だと思っている。不安は全てそこから産まれていると思うんだ」
圭一の言葉を受け、確かにそうだと美崎も思った。
「少なくとも俺は、鶴城が外見で片倉くんを好きになったとは思えない」
とはいえ、あんなに可愛い子はそうそういないと思い美崎は不安になるのだった。
鶴城のかつての片思いの相手、【片倉葵】には黒い噂がある。
片倉の父は老舗の旅館なども経営する会社の社長である。しかし経営が悪化し、一人息子の葵はその容姿から財力のある人物から”慰みモノ”としての縁談が耐えないと聞いたことがあった。
時は同性婚可能な時代。その落とし穴といっても過言ではないだろう。
「なあ、美崎」
「はい」
「一つだけ確かなことが言えるとしたら。鶴城が自分の手で幸せにしたいのは、片倉くんではなく美崎だよ」
圭一の言葉に美崎はハッとする。
「大崎先輩、俺……ちゃんと鶴城と話してみます」
彼の言葉に納得した美崎は前に進みたいと思った。
「ああ、頑張れ」
──自信を持てるだろうか?
まだ、怖い。
白石のこともある。
「でももしまた挫けそうになったら話、聞いてくれますか?」
「もちろんだよ」
圭一は優しく微笑む。普段はクールな彼だが、何故か美崎には優しく接してくれる。そんな彼は美崎以上にいろんなものを抱えている人だった。だが、大変だという姿は一度も見たことは無い。いつでもどっしりと構え、何でも無いことのように振舞う。それでいて正義感に溢れた彼はいつでも人気者だった。度々ストーカーに合っていたほどに。
美崎は圭一にマンションの前まで送ってもらい、礼を言って別れる。
圭一もまたある決心をしていたことを知らずに。
美崎は彼に胸の内を明かしたことで、少しだけ勇気がでたような気がしていた。
**・**
「おかえり」
再び鶴城のマンションへ向かうと、世界で一番愛しい男は期待に満ちた目で美崎を迎え入れた。
「ただいま」
それに対して美崎は不安と緊張で些か固い表情になってしまう。先ほどの勇気は鶴城を目の前にすると、途端にしぼんでしまっていた。
「優也」
靴を脱ぎ玄関に上がると名前を呼ばれ、美崎は顔をあげたが。
その拍子に鶴城と目が合い真っ赤になる。
──下の名前を呼ばれただけなのに。
なんでたったそれだけのことがこんなに嬉しくて恥ずかしいのだろう?
「下の名前で呼ばれるのは嫌?」
鶴城の手が肩に置かれたと思ったら指先が首筋を伝う。美崎は心臓が高鳴るのを感じていた。
「嫌……じゃない」
「話、どうだった?」
「鶴城に聞きたい……ことがある」
分かったというように鶴城は美崎の肩を抱くとリビングへ。
「なんでも聞いて」
ソファーに並んで座ると彼は言う。何も隠すことは無いと受けとれるし、質問の先に未来を感じているとも思えた。美崎は助言通り、自分の自信のなさの原因と向き合うことを選択する。
「鶴城が片倉に惚れたきっかけってなんだった?」
鶴城はその質問に酷く驚いた顔をする。
そして初めて美崎が彼と恋人になるのを拒む理由を鶴城が理解したように感じた。
「優也は俺が見た目で片倉を好きになったとか思ってるんだ?」
「それは、まあ」
「俺は、片倉の社交的で一途で健気なところが好きだった。いや、尊敬に近いかもしれない」
「尊敬?」
美崎はじっと鶴城の瞳を見つめた。
「誰とでもすぐに仲良くなれるんだよ、片倉は。相手の心を開かせるのが上手いのかな。裏表なく真っ直ぐで、凄いなって思った」
『納得してくれた?』と問われ返答に困る。
「俺のどこが好き?」
それは自信のない自分を打破するための質問だった。
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