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2021’5
転生して二度目の人生とチート級の魔力を手に入れたけど、もう魔王退治はこりごりです!
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猫犬狼狐 様作
【あらすじ引用】
魔王によって完全敗北した勇者のパーティーの一人。魔法使いのシルヴィ。
彼女は最後に魔王によって殺されたが、ふと目を覚ますと赤子になっていた!?
二度目の人生と、チートな魔力を手にした魔法使いシルヴィは、再び魔王と対峙するた――
「あ、魔王退治はもうこりごりなので、魔王退治はしないです」
シルヴィは魔王退治を諦め二度目の人生は平和に暮らそうと試みるのだった。
【物語は】
主人公が仲間を殺され、勝つ見込みもないのに、主人公が魔王に挑むところから始まる。言うまでもなく、敗北。死の間際、彼女にちょっとした異変が起きるが、助かることはなくそのまま命を終えてしまう。
その後何故か、死んだと思ったら転生してたのである。その上、生まれ変わった主人公は一般的な魔力値200に対し、50しかなかったのだった。
【舞台・世界観】
同じ世界のおおよそ1000年後に転生し、二度目の人生を歩んで行くという物語。あえて舞台を重ねていると思われる部分がある。
この世界では、魔力に関しては200が平均らしい。主人公は死ぬ間際の状態が影響したのか、転生後は50ほどしかなかった。この数値を見る限りは、かなり低いと思われる。親に気遣われ、魔法について教わることのなかった主人公。しかし、6歳の誕生日にとうとう自身の主張を通し、魔法の世界へと足を踏み入れることとなる。
そこで初めて知る自分の魔力値は、異常値を示していた。ここで主人公が、過去の記憶を引き継いでいることが活きてくる。子供では判断し辛いであろう”誤魔化す、隠す”という行動に出るのだ。
通常子供というのは、大人に認められたい生き物。なのでもし、子供の精神で描かれていたのであれば力を誇示するだろう。
このことから、もしこの物語で主人公の精神年齢が年相応だったならどうなっていただろう。多分世界が滅びるのではないだろうか。
この仮定からも、とても考えられた設定だと感じた。
前世の記憶を持っているということに、必然性を持たせた作品である。
【登場人物・物語の魅力】
仲間を殺され、自らも命を奪われた主人公。転生をし復讐を果たすかと思いきや、そうはならないというのが面白いポイントだと思う。
にもかかわらず、チート級の魔力を手に入れてしまう。ではここで、どうするべきなのか。もう、それはひた隠すほかない。主人公も予想通り、自分の能力を隠そうとするのである。
家族にとても魅力を感じる物語でもある。わき役だと思われるが、両親は主人公を溺愛しているように感じた。この両親がいたからこそ、主人公は幸せを感じたり、平穏な生活を望んだのではないだろうかとも想像する。もちろん、それが一番の理由ではないかも知れないが。
学校に通うようになり、その平穏が崩されそうになる事件が起きる。この戦いに関しては、凝られている。頭脳戦でもあり、鮮やかだ。
ここで、主人公は自分の秘密を知る者を味方(ライバル)につけるのだ。秘密は一人で抱えるのは辛い。この出会いは、主人公に良い未来を齎すのではないかと思う。この先の展開は、とても神がかっている。
つまり、何故舞台が1000年後で以前自分が暮らしていた土地なのか。この設定が活きてくるのだ。主人公は、自分の死後のことについては知らない。しかし、読者には謎が解明されるという、通常では逆のことが起きていて面白い。そして、その事に悶々とする主人公の様子。この物語にはほのぼの要素や笑い要素も含まれている。とても馴染みやすい、親しみやすい物語だと感じた。
【物語の見どころ】
構成も舞台も見どころの一つだと思われる。
特に1000年後で土地が一緒というところに意味や繋がり、必然性を持たせているところが、興味深い。そこで1000年前とは別の道を歩き始めるのだ。
だが、その道はある意味険しい。強すぎるのも大変なんだなと思ってしまう。
主人公は学校にて一戦交えることになる。このことがきっかけで、彼女とは友人のようなライバル関係へ。ここからの展開はとても面白い。主人公の前世の時代でのことが段々明かされていく。時代によっておこる相違。隠さなければならないこと、解きたい謎。謎の部分が少しづつ明かされていくのも面白い。話しの中で分かって来る、目の秘密。この物語には、まだかされていない秘密があるのではないかと、ワクワクしてしまう。(P11まで読了)
あなたもお手に取られてみませんか?
主人公は転生して二度目の人生を、穏やかに過ごすことは出来るのだろうか?ぜひ、その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。
【あらすじ引用】
魔王によって完全敗北した勇者のパーティーの一人。魔法使いのシルヴィ。
彼女は最後に魔王によって殺されたが、ふと目を覚ますと赤子になっていた!?
二度目の人生と、チートな魔力を手にした魔法使いシルヴィは、再び魔王と対峙するた――
「あ、魔王退治はもうこりごりなので、魔王退治はしないです」
シルヴィは魔王退治を諦め二度目の人生は平和に暮らそうと試みるのだった。
【物語は】
主人公が仲間を殺され、勝つ見込みもないのに、主人公が魔王に挑むところから始まる。言うまでもなく、敗北。死の間際、彼女にちょっとした異変が起きるが、助かることはなくそのまま命を終えてしまう。
その後何故か、死んだと思ったら転生してたのである。その上、生まれ変わった主人公は一般的な魔力値200に対し、50しかなかったのだった。
【舞台・世界観】
同じ世界のおおよそ1000年後に転生し、二度目の人生を歩んで行くという物語。あえて舞台を重ねていると思われる部分がある。
この世界では、魔力に関しては200が平均らしい。主人公は死ぬ間際の状態が影響したのか、転生後は50ほどしかなかった。この数値を見る限りは、かなり低いと思われる。親に気遣われ、魔法について教わることのなかった主人公。しかし、6歳の誕生日にとうとう自身の主張を通し、魔法の世界へと足を踏み入れることとなる。
そこで初めて知る自分の魔力値は、異常値を示していた。ここで主人公が、過去の記憶を引き継いでいることが活きてくる。子供では判断し辛いであろう”誤魔化す、隠す”という行動に出るのだ。
通常子供というのは、大人に認められたい生き物。なのでもし、子供の精神で描かれていたのであれば力を誇示するだろう。
このことから、もしこの物語で主人公の精神年齢が年相応だったならどうなっていただろう。多分世界が滅びるのではないだろうか。
この仮定からも、とても考えられた設定だと感じた。
前世の記憶を持っているということに、必然性を持たせた作品である。
【登場人物・物語の魅力】
仲間を殺され、自らも命を奪われた主人公。転生をし復讐を果たすかと思いきや、そうはならないというのが面白いポイントだと思う。
にもかかわらず、チート級の魔力を手に入れてしまう。ではここで、どうするべきなのか。もう、それはひた隠すほかない。主人公も予想通り、自分の能力を隠そうとするのである。
家族にとても魅力を感じる物語でもある。わき役だと思われるが、両親は主人公を溺愛しているように感じた。この両親がいたからこそ、主人公は幸せを感じたり、平穏な生活を望んだのではないだろうかとも想像する。もちろん、それが一番の理由ではないかも知れないが。
学校に通うようになり、その平穏が崩されそうになる事件が起きる。この戦いに関しては、凝られている。頭脳戦でもあり、鮮やかだ。
ここで、主人公は自分の秘密を知る者を味方(ライバル)につけるのだ。秘密は一人で抱えるのは辛い。この出会いは、主人公に良い未来を齎すのではないかと思う。この先の展開は、とても神がかっている。
つまり、何故舞台が1000年後で以前自分が暮らしていた土地なのか。この設定が活きてくるのだ。主人公は、自分の死後のことについては知らない。しかし、読者には謎が解明されるという、通常では逆のことが起きていて面白い。そして、その事に悶々とする主人公の様子。この物語にはほのぼの要素や笑い要素も含まれている。とても馴染みやすい、親しみやすい物語だと感じた。
【物語の見どころ】
構成も舞台も見どころの一つだと思われる。
特に1000年後で土地が一緒というところに意味や繋がり、必然性を持たせているところが、興味深い。そこで1000年前とは別の道を歩き始めるのだ。
だが、その道はある意味険しい。強すぎるのも大変なんだなと思ってしまう。
主人公は学校にて一戦交えることになる。このことがきっかけで、彼女とは友人のようなライバル関係へ。ここからの展開はとても面白い。主人公の前世の時代でのことが段々明かされていく。時代によっておこる相違。隠さなければならないこと、解きたい謎。謎の部分が少しづつ明かされていくのも面白い。話しの中で分かって来る、目の秘密。この物語には、まだかされていない秘密があるのではないかと、ワクワクしてしまう。(P11まで読了)
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