205 / 305
2021’11
棺桶少女
しおりを挟む
海月大和 様作
あらすじ引用
棺桶を引きずって、幼い少女はどこへ行くのか。
行く先々で出会う人々は少女に何を残すのか。
絵本風味の小説です。
備考・短編
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
あらすじでは予想はつかないが、
誰の棺桶なのか? 何故、引きずっているのか? どこへ行くのか?
謎が多そうである。気になるのは”行く先々で出会う人々は少女に何を残すのか。”の部分。救われるのは棺桶を引きずっている少女ではなく、周りなのかもしれない。
2 物語は(どのように始まっていくのか?)
車輪のついた棺桶を引きずって歩いているところから始まっていく。当然のことながら、少女には不釣り合いな荷物(?)である。人目を惹くのだろう、好奇心丸出しのような露店の人物に話しかけられる。棺桶なのだから、当然人が入っているかこれから使用することになるか、どちらかだとは思うが人間とは好奇心からなかなか逃れられないもの。中身が気になるのは、登場人物だけでなく読者も同じだと思われる。果たして、中身は?
3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・少しづつ明かされていくのが主人公の過去なのか? それとも事実ではないのか判別し辛く、ミステリアスである。
・初めは淡々と進んでいくように感じるが、目的地に着くまでの間に色んな出来事があり、そこには優しい人もいれば親切な人、悪人などもいる。
・ラストがどうなるのか凄く気になる物語。
・山場からラストへの繋がり(流れ)が素敵である。
4 作品の感想
初めはどうなるのか全く予想がつかないが、ちょっとずつ秘密が明かされていく。ただその話が本当なのか作り話なのか分からない部分もあり、ラストに分かっていく。構成がとても巧いなと感じた。特に騎士からラストにかけては、ロマンチックですらある。こうだと明確にしているわけではないのに、謎がちゃんと明かされていくというのはとても面白いと感じた。
5 物語のその先を想像して
この物語はとても想像力を掻き立てる。その材料は物語のあちこちに散りばめられていて、読者の想像に任せるという部分も感じられるのだ。
二人はこの後仲睦まじく暮らしたのではないか? と想像する。
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。
あらすじ引用
棺桶を引きずって、幼い少女はどこへ行くのか。
行く先々で出会う人々は少女に何を残すのか。
絵本風味の小説です。
備考・短編
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
あらすじでは予想はつかないが、
誰の棺桶なのか? 何故、引きずっているのか? どこへ行くのか?
謎が多そうである。気になるのは”行く先々で出会う人々は少女に何を残すのか。”の部分。救われるのは棺桶を引きずっている少女ではなく、周りなのかもしれない。
2 物語は(どのように始まっていくのか?)
車輪のついた棺桶を引きずって歩いているところから始まっていく。当然のことながら、少女には不釣り合いな荷物(?)である。人目を惹くのだろう、好奇心丸出しのような露店の人物に話しかけられる。棺桶なのだから、当然人が入っているかこれから使用することになるか、どちらかだとは思うが人間とは好奇心からなかなか逃れられないもの。中身が気になるのは、登場人物だけでなく読者も同じだと思われる。果たして、中身は?
3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・少しづつ明かされていくのが主人公の過去なのか? それとも事実ではないのか判別し辛く、ミステリアスである。
・初めは淡々と進んでいくように感じるが、目的地に着くまでの間に色んな出来事があり、そこには優しい人もいれば親切な人、悪人などもいる。
・ラストがどうなるのか凄く気になる物語。
・山場からラストへの繋がり(流れ)が素敵である。
4 作品の感想
初めはどうなるのか全く予想がつかないが、ちょっとずつ秘密が明かされていく。ただその話が本当なのか作り話なのか分からない部分もあり、ラストに分かっていく。構成がとても巧いなと感じた。特に騎士からラストにかけては、ロマンチックですらある。こうだと明確にしているわけではないのに、謎がちゃんと明かされていくというのはとても面白いと感じた。
5 物語のその先を想像して
この物語はとても想像力を掻き立てる。その材料は物語のあちこちに散りばめられていて、読者の想像に任せるという部分も感じられるのだ。
二人はこの後仲睦まじく暮らしたのではないか? と想像する。
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる