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4)洗体
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僕はいつもの倍のスピードで身体を擦る。
しかし雑に洗っていると思われたくないので、同じところを何度も繰り返し洗う。
その間も僕の股間はずっと勃ちっぱなしだった。もう少女風呂が楽しみで堪らないから。
僕は足を洗う振りをして、性器も素早く洗っていたのだけど、そのとき、ふと思い至ったことがあった。お尻の穴を洗うべきかどうかだ。
しかし受付のあの女の子が僕の後ろに立っているのに、腰を浮かして、お尻の穴をタオルで擦るというのは、余りに恥ずかしい姿勢である。
それに下手をしたら、その女の子に、お尻の穴を見られてしまうかもしれないし。
いや、そんなことがあるものか。わざわざ覗きこまない限り、見えるはずもないか。
しかし別に、お尻の穴を見られるかどうかが問題ではない。
僕はこの女の子に、お尻の穴を洗うところを見られたくないのだ。
人前でお尻の穴を洗う、それは本当に恥ずかしい行為だと思う。
誰もがお尻の穴を洗うとはいえ、である。
人前で用をたすのと同じくらいの恥ずかしさではないだろうか。
例えばこの女の子が修学旅行になどに行ったとき、その夜のお風呂の時間、お尻の穴を洗ったりするのだろうか?
ふと僕はそのような疑問を覚えた。
しっかりと身体を洗いたいならば、きっと友達の目を盗んで、この女の子もお尻の穴を洗うはずだよな。
だってそうじゃないと、この夜、安眠出来ないかもいしれない。お尻の穴のむず痒さで、夜中に何度も起きてしまうかもしれない。
それともこの女の子はきっと恥ずかしがり屋だから、安眠と引き換えに、お尻の穴を倣うことはスルーする? ああ、そっちのほうが可能性は高いかもしれない。
「どうしたんですか? お客様?」
どうやら僕はその考えに囚われて、すっかり手が止まっていたようだ。女の子が僕にそう言ってきた。
「えっ? いえ、別に、何でもありませんよ」
僕は慌てて言い返す。
「あの、お背中、私が擦りましょうか?」
「えっ? 別に大丈夫ですよ」
「いえ、私にやらせて下さい」
女の子は断固とした口調でそう言ってきた。彼女の口調はあまりに強かったので、仕方なく彼女にタオルを渡した。
「じゃあ、お願いしようかな・・・」
「すいません、お客様、気がきかなくて」
「え?」
僕は彼女の言葉に首を傾げる。気がきかないって、何のことだ?
「まだ私、この仕事に慣れていないんで」
僕はしばらく考え、ピンと来た。
どうやらこの子は勘違いしているようだ。僕が身体を洗う手を止めていたのは、この女の子が背中を洗いましょうかと願い出るのを待っていたからだって。
確かに背中は洗いにくい。お尻の穴とはまた違った理由で。単純に手が届きにくいからね。
でもそれは本当にひどい勘違いである。そんなことで機嫌を損ねるなんて、とんでもなく器の小さな人間ではないか。
僕は決してそんな人間じゃない。むしろ何でも自分でやるほうである。
「いえ、実は修学旅行とかで、女の子ってどこまで身体を洗うのかなって思ったんです」
僕は自分の人間性を弁解するために、さっき考えていたことの上っ面だけを話すことにした。
「どこまで身体を洗うって?」
女の子は僕の背中をこすりながら、僕の耳元でそう尋ねてきた。
身体を洗うときに力を込める必要があるのだろう、このとき彼女の鼻息が、僕の首辺りをくすぐった。
「いえ、人前で身体を洗うって、けっこう恥ずかしいことじゃないですか。だから修学旅行とか、友達がたくさんいるときとか、思う存分、身体を洗えないんじゃないかなって思いまして」
「えっ、そ、そうですよね」
僕がそう言った途端、彼女の背中を擦る手が弱まり出した。
思わず振り向くと、彼女はやけにモジモジとした表情で俯いていた。
「いえ、そうやって疑問を持つのは当然ですよね・・・。お、お客様、それは、こ、股間のことですよね?」
「え?」
こ、股間だって?
この可憐な唇が今、股間と発音したのか?
ああ、これまた勘違いである。僕はお尻の穴を念頭に置いていたわけだから。
まあ、しかし遠からずであるが。
「た、確かにそれを人前で洗うのは恥ずかしいですよね? でもお客様、そこはしっかり洗って下さい」
女の子は一瞬、恥ずかしそうに俯いたが、何かを決断したように、キリッとした顔を僕に向けてきた。
「やっぱりそこは人間の身体の中で最も汚い部分だと思うんです。あっ、もちろんお客様の股間がどうとかってわけじゃありませんよ。これは人類共通のお話です。・・・それでこれからお客様には真っ裸で少女風呂に入って貰うわけで、やっぱりそのときお客様の股間のほうも、少女たちに触れてしまうと思うんです。だからそこが汚いままだとか、変な匂いがするとかだと、少女たちも驚いちゃうと思うんで」
「・・・は、はい、しっかり洗います」
僕は諭されるように言った。
「確かに私は恥ずかしくて、修学旅行のとき、そこは洗いません。でもお客様は洗って下さい」
「わかりました!」
「あの、私がお客様のを洗いましょうか?」
「いえ、自分で洗いますよ!」
勿体ないことは事実だ。しかし彼女ははっきりと言ったのだ。少女たちと股間が触れ合うっこともあるって。
だったらこの女の子に洗ってもらうまでもない。
それに僕はもう我慢出来ない状態にまで来ていた。この女の子にごしごしとタオルで股間をこすられたら、簡単にイってしまうかもしれない。
「自分でしっかり洗うんで、タオルを返して下さい」
僕はそう言いながら、お尻の穴も豪快に洗うことにした。
そしてもちろん、性器は特に念入りに洗ってやった。
これならとても快適に入浴出来そうだ。
しかし雑に洗っていると思われたくないので、同じところを何度も繰り返し洗う。
その間も僕の股間はずっと勃ちっぱなしだった。もう少女風呂が楽しみで堪らないから。
僕は足を洗う振りをして、性器も素早く洗っていたのだけど、そのとき、ふと思い至ったことがあった。お尻の穴を洗うべきかどうかだ。
しかし受付のあの女の子が僕の後ろに立っているのに、腰を浮かして、お尻の穴をタオルで擦るというのは、余りに恥ずかしい姿勢である。
それに下手をしたら、その女の子に、お尻の穴を見られてしまうかもしれないし。
いや、そんなことがあるものか。わざわざ覗きこまない限り、見えるはずもないか。
しかし別に、お尻の穴を見られるかどうかが問題ではない。
僕はこの女の子に、お尻の穴を洗うところを見られたくないのだ。
人前でお尻の穴を洗う、それは本当に恥ずかしい行為だと思う。
誰もがお尻の穴を洗うとはいえ、である。
人前で用をたすのと同じくらいの恥ずかしさではないだろうか。
例えばこの女の子が修学旅行になどに行ったとき、その夜のお風呂の時間、お尻の穴を洗ったりするのだろうか?
ふと僕はそのような疑問を覚えた。
しっかりと身体を洗いたいならば、きっと友達の目を盗んで、この女の子もお尻の穴を洗うはずだよな。
だってそうじゃないと、この夜、安眠出来ないかもいしれない。お尻の穴のむず痒さで、夜中に何度も起きてしまうかもしれない。
それともこの女の子はきっと恥ずかしがり屋だから、安眠と引き換えに、お尻の穴を倣うことはスルーする? ああ、そっちのほうが可能性は高いかもしれない。
「どうしたんですか? お客様?」
どうやら僕はその考えに囚われて、すっかり手が止まっていたようだ。女の子が僕にそう言ってきた。
「えっ? いえ、別に、何でもありませんよ」
僕は慌てて言い返す。
「あの、お背中、私が擦りましょうか?」
「えっ? 別に大丈夫ですよ」
「いえ、私にやらせて下さい」
女の子は断固とした口調でそう言ってきた。彼女の口調はあまりに強かったので、仕方なく彼女にタオルを渡した。
「じゃあ、お願いしようかな・・・」
「すいません、お客様、気がきかなくて」
「え?」
僕は彼女の言葉に首を傾げる。気がきかないって、何のことだ?
「まだ私、この仕事に慣れていないんで」
僕はしばらく考え、ピンと来た。
どうやらこの子は勘違いしているようだ。僕が身体を洗う手を止めていたのは、この女の子が背中を洗いましょうかと願い出るのを待っていたからだって。
確かに背中は洗いにくい。お尻の穴とはまた違った理由で。単純に手が届きにくいからね。
でもそれは本当にひどい勘違いである。そんなことで機嫌を損ねるなんて、とんでもなく器の小さな人間ではないか。
僕は決してそんな人間じゃない。むしろ何でも自分でやるほうである。
「いえ、実は修学旅行とかで、女の子ってどこまで身体を洗うのかなって思ったんです」
僕は自分の人間性を弁解するために、さっき考えていたことの上っ面だけを話すことにした。
「どこまで身体を洗うって?」
女の子は僕の背中をこすりながら、僕の耳元でそう尋ねてきた。
身体を洗うときに力を込める必要があるのだろう、このとき彼女の鼻息が、僕の首辺りをくすぐった。
「いえ、人前で身体を洗うって、けっこう恥ずかしいことじゃないですか。だから修学旅行とか、友達がたくさんいるときとか、思う存分、身体を洗えないんじゃないかなって思いまして」
「えっ、そ、そうですよね」
僕がそう言った途端、彼女の背中を擦る手が弱まり出した。
思わず振り向くと、彼女はやけにモジモジとした表情で俯いていた。
「いえ、そうやって疑問を持つのは当然ですよね・・・。お、お客様、それは、こ、股間のことですよね?」
「え?」
こ、股間だって?
この可憐な唇が今、股間と発音したのか?
ああ、これまた勘違いである。僕はお尻の穴を念頭に置いていたわけだから。
まあ、しかし遠からずであるが。
「た、確かにそれを人前で洗うのは恥ずかしいですよね? でもお客様、そこはしっかり洗って下さい」
女の子は一瞬、恥ずかしそうに俯いたが、何かを決断したように、キリッとした顔を僕に向けてきた。
「やっぱりそこは人間の身体の中で最も汚い部分だと思うんです。あっ、もちろんお客様の股間がどうとかってわけじゃありませんよ。これは人類共通のお話です。・・・それでこれからお客様には真っ裸で少女風呂に入って貰うわけで、やっぱりそのときお客様の股間のほうも、少女たちに触れてしまうと思うんです。だからそこが汚いままだとか、変な匂いがするとかだと、少女たちも驚いちゃうと思うんで」
「・・・は、はい、しっかり洗います」
僕は諭されるように言った。
「確かに私は恥ずかしくて、修学旅行のとき、そこは洗いません。でもお客様は洗って下さい」
「わかりました!」
「あの、私がお客様のを洗いましょうか?」
「いえ、自分で洗いますよ!」
勿体ないことは事実だ。しかし彼女ははっきりと言ったのだ。少女たちと股間が触れ合うっこともあるって。
だったらこの女の子に洗ってもらうまでもない。
それに僕はもう我慢出来ない状態にまで来ていた。この女の子にごしごしとタオルで股間をこすられたら、簡単にイってしまうかもしれない。
「自分でしっかり洗うんで、タオルを返して下さい」
僕はそう言いながら、お尻の穴も豪快に洗うことにした。
そしてもちろん、性器は特に念入りに洗ってやった。
これならとても快適に入浴出来そうだ。
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