少女風呂シーズン2

アッシュ出版

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11)特別な縁

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 何だって? ゆかりちゃん! 
 君は自分の言っていることを理解しているのかい? それはつまり、僕のあれがさ、君の中に入るってことだよ? 

 僕は驚きのあまり、本当に凄まじい表情になっていたと思う。だってゆかりちゃんは僕に胸を触られるのも恥ずかしがっていたんだ。

 それなのにやるの? 

 僕は信じられない展開にただ呆然とする。

 「わかったわ。そんなに言うなら、あんたがやれば」

 しかしエリカちゃんが言う。
 別に誰がやろうが自分は関係ない。とにかくやっているところが見たい。そんな感じの態度だ。

 「や、やるわよ」

 ゆかりちゃんが強がるような態度でそう言った。「やるって言ったら、やるんだから!」

 しかしここまで来て、躊躇し始めているようだった。ようやく今になって、これからどんなことが待ち構えているのか実感し始めたのかもしれない。

 ああ、今から彼女に、どんなことが待ち構えているというのか! 
 それは僕とゆかりちゃんが一つになるということ。
 ゆかりちゃんの小さくて、狭い割れ目が、僕のあれによって押し広げらる。
 これまでに一度たりとも開けられたことがなかった扉が開き、誰も通らなかった通路に踏み入れられる。
 ゆかりちゃんのぬるぬるの体液と、僕の体液が混ざり合い、擦れ合ってしまうこと。
 もし僕が彼女の体の中で射精しようものならば、彼女の卵子は、僕の数百億の精子に襲われてしまう。
 その結果、赤ちゃんが生まれてしまうことだってある。

 それはとてもいけないことだ。
 こんなこと、やめておこうよ、ゆかりちゃん。

 僕が紳士ならそう言っていることであろう。
 しかしあり得ない。このチャンスを逃すのは不可能だ。

 しかもゆかりちゃんが、相手をしてくれるのである。
 こんなに可愛くて若い女の子が。僕のために身体を捧げてくれるなんて。ちょっとありえないこと、信じられないことです。

 ああ、ゆかりちゃん! 
 だけど僕と君とは、もしかしたら何か特別な縁で結ばれているのかもしれないね。
 思えば、今日の夕暮れ、駅前で君と出会ったのが全ての始まりだったのだ。あれは運命だったんだね。

 「じゃあ、さっさとお尻を突き出しなさいよ、ゆかりちゃん」

 エリカちゃんが命令口調で言った。

 「わかってるわよ」

 ひなちゃんを優しく押し退けて、そのスペースに入り込み、ゆかりちゃんはゆっくりと後ろを向いて、僕のほうにお尻を突き出した。

 ゆかりちゃんの白いお尻が目の前にある。「どうぞ、お入れ下さい」まるでそんなことを、お尻が言ってきているかのよう。
 僕はわなわな震えながら、それを見下ろす。

 「どうぞ、お客さん」

 エリカちゃんも言った。

 もうお風呂場の空気は一変していた。みんながこっちを見ている。
 僕の左手を握っていた女の子もその手を離している。当然、エリカちゃんのあそこに入っていた僕の指も、その穴から出している。

 「ほ、本当にいいの?」

 「良いも悪いもありません。ゆかりちゃんが入れて欲しいって言ってるんですよ!」

 エリカちゃんが僕をせっつく。

 「早く」

 誰かが言った。

 「早く早く」

 また違う女の子もそう言う。

 「さっさと入れて下さい」

 遠くからも声が聞こえる。

 「見たい、見たい」

 「やっているところが見たい」

 「しかも、あの真面目なゆかりちゃんが」

 そんな言葉も聞こえてくる。

 ほ、本当にいいんだね? 
 もう今更、後に引けないよ。

 ゆかりちゃんはこっちを向かない。僕から見えるのは彼女の細い背中だけ。
 だから彼女が何を考えているのか読み取れない。わずかに浮き上がった背骨には何の感情も現れてはいなかった。

 さっさと私の中に入れて! 
 そんなことを思っている気配は皆無だ。多分、ゆかりちゃんは怖がっている。自分が言ったことを後悔している。それは確実だと思う。

 それは僕もわかっていた。だけど、もう後には引けないみたいだよ、ゆかりちゃん。
 みんながやれって言ってるし。
 それに僕も君に入れたい。
 君を困らせたいんだ! 
 だから入れるね。

 僕は両手でゆかりちゃんの腰に掴んだ。そしてゆかりちゃんの割れ目に狙いを定めて、自分の下半身をぐっと前に突き出した。
 どこだろうか、あの穴は? 僕は自分の下半身を指のように使って、そのありかを探る。

 ここだ! ゆかりちゃんの背中がぴくんと反応した。
 僕のあれがゆかりちゃんの穴に触れたからだ。

 本当にそこは濡れているようだった。その感触を僕のあれが感じる。
 ゆかりちゃんは僕の隣にいるだけで、感じていたのかもしれない。実はこの子は、かなりスケベな子だったようだ。

 もしかしたら彼女が僕を避けて離れていったのは、僕が嫌いだったわけではなかったのかもしれない。
 彼女は、僕のことを男として意識しまくっていたに違いない。
 エッチなことを考えてしまう自分が恥ずかして、そんな自分から逃げたような感じなのだ。

 「ああん」

 ゆかりちゃんが艶かしい声を上げる。僕のあれがそこに触れるたびに、彼女は気持ち良さそうに身を捩る。
 彼女は僕の挿入行為を受け入れ始めたのだ。ゆかりちゃんは女になり始めた。少女風呂の女の子というよりも、性欲を持った一人の女子に。「ああん」といおう喘ぎ声は、早く入れてくれと僕を急かしているかのよう。

 入れるよ、ゆかりちゃん! 

 しかし穴はきつく、先っぽすら入らなくて、僕のあれはすぐに外に弾き出された。

 きっと処女なんだろう。いや、絶対にそうだ。
 かなり濡れているようだけど、簡単に入りそうにない。僕は何度か試みるが、ゆかりちゃんの青白い硬さに負けてしまう。

 「い、痛い」

 ゆかりちゃんもそんな声を上げ出していた。

 「駄目だ。入らないよ」

 僕も情けない声を上げる。それと同時にあんなにカチカチだったあれも萎えそうになってきた。
 僕は焦りまくって、興奮してきた気分も下がり気味になってきたのである。
 それに何だか、ゆかりちゃんに痛いと言われるたびに、彼女を傷つけているような気にもなった。

 やっぱり、やめておこうか。
 きっとこんなことはしちゃいけないって、神様も言っているんだ。

 しかしゆかりちゃんの背中は美しかった。黒い髪がその背中に掛かっていて、横顔も可愛い。
 僕は腰を握っていた手を、彼女のおっぱいに移動させる。そしてそれを鷲掴みにする。

 さっきまで触りたくても触れなかった、ゆかりちゃんのおっぱい。それに僕はようやく触れた。
 ゆかりちゃんのおっぱいはとても柔らかくて、僕の手の中でぷにゅぷにゅ言っている。僕はそれを激しく揉み続ける。
 すると萎えていたあれは、すぐに元気になってきた。

 「思い切り入れちゃって下さい」

 それと同時にエリカちゃんが僕の背中をグイッと押した。その力はかなりのものだった。
 さっきまでつっかえていたものが外れたかのようで、僕のあれはゆかりちゃんの中に完全挿入された。

 「ああ!」

 ゆかりちゃんが声を上げる。
 それは悲鳴に近い声だったのかもしれない。気持ち良さよりも、痛みのそれ。

 しかしこっちは最高に気持ち良い。
 ゆかりちゃんの穴の感触をみっちりと感じる。
 遂に入れることが出来たっていう達成感でいっぱいだ。普通にやっても気持ち良いのに、相手はゆかりちゃんなのだ。

 僕はすぐにイッてしまった。ゆかりちゃんの中に生で出しちゃったのだ。

 しかし僕は抜かない。
 すぐに硬くなるのがわかっているからだ。これで終わってしまうのは勿体ない。
 それに女の子たちの手前もある。こんなに簡単に終わってしまったなんて思われたくない。
 そして実際、射精の数十秒後に、僕はもう固くなり始めた。
 僕はまたゆっくりと腰を動かし始める。

 「入ってるの?」

 「ゆかりちゃん、すごい!」

 あっちこっちから、女の子たちの感嘆の声がする。
 やがて、キツキツだったゆかりちゃんの穴でも、僕の腰はスムーズに前後運動出来るようになってきた。
 僕のあれがゆかりちゃんの穴にフィットし始めたのか、それとも僕の出した液体が中で潤滑油の役割を果たしているのか、いずれにしろ僕は凄いピストン運動を開始する。

 二回目の快楽の波もやってきた。
 僕はまたもや、ゆかりちゃんの中に出す。
 ゆかりちゃんはああん、ああんと喘ぎ続けている。
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