200年後の日本は、ゾンビで溢れていました。

月見酒

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ぶらり旅

シスターは物騒です!

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 俺は彼女に近づこうとするが、

「ちょっと待って」
 一時退却した。

「(なんで、行かないのよ!)」
「(だってお祈りしてる最中に邪魔したら悪いかなって)」
 ごめんなさい!だからそんな目で見ないで!怖いよ!痛いよ!
 そらから俺たちはこれからどうしようか考えていた。

「(じゃ、弘毅。あれ、どうするの?)」
「(いや、俺に聞かれても)」
「(ならどうするのよ。このまま無視するの?)」
「(流石にそれは……)」
「(はっきりしないわね)」
「(うっ、すいません……)」
 放置するのもあれだし、だからといってお祈りの邪魔するのも失礼だしね。

「(いいから、早く声かけなさいよ!)」
「(わ、わかったよ! だから銃を向けないで!)」
 俺は脅されながらも恐る恐る近づき声をかける。

「あ、あの何してるの?」
「……………………」
 無視。いや、確かにねお祈りの邪魔をしてるのは俺だよ。でも無視は流石に酷くない?

「あの~………聞こえてますか?」
「………………さい」
「え?」
 なにか聞こえたような。そんな事を思っているとシスターはお祈りのをやめて立ち上がり、此方に振り返ると彼女は俺に銃を突きつけてきた。

「AA-12だと!」
 俺は銃の名前を叫びながら真横に飛ぶのだった。それと同時に強烈な発砲音が耳を襲う。
 ヤバい! このシスターさんめっちゃ物騒だ!
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